カテゴリ:テレビドラマの部屋
ドラマ「アイシテル~海容」第1回、少年が少年を殺害するという、あまりにも重いドラマです。
「海容」とは海のような広い心で相手を許すことだそうですが、自分の子どもを殺されたら、 無限の宇宙ほど広い心があっても許すことなどできず、決して救われることはないと思う。 もちろん、犯人の方も、どうつぐなっても真につぐなうことは永遠に不可能だと思う。 たとえ犯人が子供であっても…という前提だとドラマは始まらないな、と思いながら見ました。 被害者の家族も加害者の親も、事件の後もどうにかして生きなければいけないのだけど。 加害者の親というのは、ほんとに複雑でつらすぎる立場なのに、夫山本太郎さんは、 「産まなきゃよかった」なんて言い出して、妻稲森いずみさんの力にはまったくならない、 全然だめな父親であることが早くも判明して、稲森さんはひとりで立ち向かうしかないんですね。 それにしても、この警察の捜査、刑事たちの加害者への対応って、ありなんでしょうか。 犯人の少年を、夜の塾帰りに保護して、ひとりで警察に連れて行き、夜は長椅子に寝かせる。 少年の家にはたった二人の刑事で訪問し、証拠品の服を母親に発見させ、その後さわらせ放題。 両親をそのまま一晩家にいさせたままで、翌朝母親が一人、バスに乗って警察署を訪れる。 重大な事件の犯人、しかも子供へ対応するのに、警察ってこんなにうかつなのかな 事件の捜査が主題のサスペンスじゃないから、まあ、いいんだけど。 絶対に救われないところにも何かの救いが見出されなければ、ドラマにならないだろうから、 どうにかこうにか納得できる結末が、最後の最後に用意されているのだろうか? 見はじめたら最後まで見るしかないドラマのようですね。 「Forgiving」アイシテル~海容~オリジナル・サウンドトラック/S.E.N.S.[CD] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009年04月16日 12時43分02秒
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