今日も何かあたらしいこと

ず～っと予告編をやっていたNHKのスペシャルドラマ「坂の上の雲」がようやく始まりました。

レトロな色合いの画面、長いナレーションと、一昔前のドラマのようなゆったりした演出に、

ちょっと眠くなったけど、これからだんだん面白くなってくるのを期待してます。


貧しい育ちで故郷を離れ、勉学に励んで軍人となる阿部寛、本木雅弘さん兄弟と、

この二人にどうからんでくるのか、まだよくわからない香川照之さんの正岡子規。

貧しい生まれでも、一生懸命に勉強して立身出世したい、という目標がもてた時代。

格差社会というなら、当時の方がもっとひどくて悲惨だったわけですが、

日本を一人前の国にしたい、なんて、今の若い人には絶対にない発想を持っていたんですね。


そういえば最近「世界で２位だとだめなんですか」って言った政治家もいたっけか。

資源もない、国土もせまい日本ならば、せめて科学技術の分野で立国をめざさないとね。


このドラマの主人公は、日清・日露の戦争で活躍し、日本を勝利に導いていく。

この時代、軍人として手柄をあげ出世することは何よりの誉れだったわけですが、

いまの時代では否定されているその美徳を、いったいどうとらえ描いていくのか、

見ていきたいと思います。



図解「坂の上の雲」のすべてがわかる本