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カテゴリ:DJミキサーコラム
前回の続きです。もう一度回路を見直して、それぞれのDJミキサーでの
エフェクトのかかり方の違いをみてみましょう。 Pioneer DJM-707 SEND→エフェクター→RETURNへ音声信号の道が丸ごと切り替わる。 DJM-707の場合、CH1のSENDボタンを押すとCH1に入力された音に丸ごとエフェクトがかかった音が出力されます。 Vestax PMC-05proIII メインの音声信号の道に、SEND→エフェクター→RETURNを通った音声信号が加わる。 PMC-05proIIIの場合、CH1のSENDボタンを押すとCH1の原音とエフェクトがかかった音が混ざって出力されます。 それぞれのDJミキサーでエフェクトをかけて、聞え方の違いはこのようになります。 ●フィルター(KORG KP2のプリセット00番を使用)をかける DJM-707の場合↓こちらをクリックしてください http://www.rakuten.ne.jp/gold/dj/pdj_blog/707_fx2.MP3 PMC-05proIIIの場合↓こちらをクリックしてください http://www.rakuten.ne.jp/gold/dj/pdj_blog/05pro_fx2.MP3 原音が混ざっているので、フィルターの効果が薄いですね。 ●リバーブ(KORG KP2のプリセット39番を使用)をかける DJM-707の場合↓こちらをクリックしてください http://www.rakuten.ne.jp/gold/dj/pdj_blog/707_fx1.MP3 リバーブがかかった音だけなので音の輪郭がぼやけ遠くから聞えます。 PMC-05proIIIの場合↓こちらをクリックしてください http://www.rakuten.ne.jp/gold/dj/pdj_blog/05pro_fx1.MP3 原音が混ざっているので音の輪郭がしっかりしていて、リバーブ音(残響音)も聞える どうでしょうか、違いがわかりましたか? どちらのタイプが悪いというわけではありませんので、このような違いがあるということがお分かりになれば、機材選びのときに役立つのではないでしょうか。 実はDJM-707でも原音も混ぜた状態でエフェクトをかけることもできます。 エフェクターの仕様にもよりますが、ほとんどのエフェクターには、原音とエフェクト音をどれだけ混ぜるかをコントロールするツマミがついています。 Pioneer EFX-500 KORG KP2 どちらのエフェクターもツマミを一番左側にするとエフェクトON状態でもエフェクトはかからず原音のまま。 右に回すほどエフェクト成分が増えていき、一番右にしたときエフェクト音のみとなります。 このことから、DJM-707タイプのSEND RETURN回路の方が幅広いエフェクトに対応してますね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年10月30日 19時05分17秒
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