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1月8日。
昼から出席した自由が丘での会議のため、開演時間の4時・・に川越駅に着く。急いでチェックインし会場へ向かった。外から建物を目に焼きつけ、会場に入る。オープニングに小池コータローという弾き語りの方が出演されたそうだ。脱サラして、閉館されていた古い小屋、鶴川座を「鶴川座創奏」として再生させた、座長こと酒井さんの挨拶もあったそう。私がやっと、小屋の扉を開けた時には鈴木亜紀さんが『クラゲの二人』という曲をピアノの弾き語りで歌い始めるところだった。黒のノースリーブのトップス、胸に赤いコサージュ、朱赤のスカートというスタイル。先に来ていた友人が確保してくれていた席は、ステージが何の障害も無く見渡せる大パノラマ!感謝。 ハシケン ・扉 ・星と巡る日 ・くっついてたい ・ワイド節 ・感謝 ・美しい島 withヤンシー ヤンシー ・新曲 ・ON THE SUNNYSIDE OF STREET ・新曲 ・新曲 ・ルート・ビアー・ラグ(BILLY JOEL) ・EASTERN&WESTERN withリクオ 自分の曲で一番はやい曲、として演奏された、ビリー・ジョエルの「ルート・ビアー・ラグ」は圧巻!というかこれを小学生の時に弾きたいと思ったけれど挫折したとか言っていた・・がこんな曲弾ける小学生がいたらすごすぎる、ありえない。(笑)やわらかい彼独特の音。声。でもクレフィンのメンバーでは一番手が大きい。10オクターヴが届くそうだ。 20分ほどの休憩を挟んで後半はステージ真ん中にマイクスタンドが2本立てられている。思わずニヤニヤしてしまう。 藤井一彦【THE GROOVERS】 ・ロザリー ・ミスター・デザイア ・最後の煙草に火を点ける ・MOON RIVER ・奇跡のバラード withリクオ ・SWEET JANE(Lou Reed) with山口洋 『ロザリー』〜『最後の・・』までアコースティック・ギターで。10月11月と続けてみたライブと違ってネイキッド・ヴァージョンっていう感じ。(白いシャツは同じだったけれど。)普通に後ろポケットに突っ込まれてた財布がちょっとだけ気になる。(笑)ギターをGretsch Country Club‘70sに持ち替えて「映画のテーマ曲で一番美しい曲」と紹介された『MOON RIVER』。曲のはじまりこそ優雅な感じだったが、ギターから見て・・・このままで終わるはず無いよね・・・と思ってたら、ギュイーーーーーンといきなり唸りだすGretsch!突き刺さるような彼独特の訳詩で日本語で歌う。頭が痺れる。 ここで、リクオさんがステージに呼ばれ、10数年ぶりに再会したことを話す。「久しぶりに三人(山口洋、リクオ、藤井一彦)がそろったたら、みんな柄悪くなってた」とリクオさん。三人で一緒に撮った写真をそれぞれのHPに載せる約束をしたともコメント。 場が和んだ後にセッション曲が紹介される。『奇跡のバラッド』。一彦さんのギターの音にすぐ寄り添うように入ってきたピアノの音に私の中の何かが決壊した。はき捨てるようなけれども美しい音色のギターと、R&Rな、そして繊細なピアノの音。鶴川座の空間が宇宙みたいに感じる。時間も右も左も上も下も無い無限の空間。どれほど美しい響きだったか! そして余韻に浸るまもなく、一彦さんの誘導で「ヒロシー!」と客席からコールされて山口さん登場。お約束のように「ヒロシです・・・」と挨拶。笑いながらも私は二人がステージに立っている姿に軽くめまいするほど圧倒されていた。この二人でやったのはルー・リードのカヴァー『SWEET JANE』。この歌の歌詞も一彦さんの訳詩による独特なもの。一彦さんの独特の熱いギターアクションに、山口さんが「相変わらず熱いな〜。一生そのままで行ってね。」と茶化す。さらに一彦さんのそのギターの迫力に、後ずさりするというリアクションを披露。それにしても・・たとえ咎められても、このライブを映像にとって世界中に配信したいと思った。こんなすごいライブがあるんだと! 山口洋【HEATWAVE】 ・OLD MAN with藤井一彦 ・HAPPINESS ・歌を紡ぐとき ・君を連れて行く with藤井一彦、リクオ ・満月の夕 withリクオ そのまま、一彦さんと『OLD MAN』を演奏。‘97年のアルバム「TOKYO CITY MAN」で共演した曲。「覚えてる?」と確認する山口さんに一彦さんはギターで答える。続いて『HAPPINESS』『歌を紡ぐとき』は独りで。 そしてステージに再度一彦さんとそしてリクオさんが呼ばれる。今日初めてステージで3人が並んだ!3人でやる曲は何?何?と気になってトークを覚えてない。この3人が色んなミュージシャンと繋がってきた光景を思い出す。もうそれだけで私には豊かな景色に見える。山口さんがさりげなくタイトルを言った。 『君を連れて行く』。元春の曲だーーー!!気絶しなくて良かったと思う。(笑)相当アクの強い、3人がこの曲を一緒に奏でた音は綺麗な円環を描き出していた。これは音楽シーンの中で間違いなく大事件!私にとって正に至福の時間。 リクオ ・サヨナラCOLOR(SUPER BUTTER DOG) ・Mick's Blessing withヤンシー ・ピアノライダー withヤンシー ・ミラクルマン withヤンシー ・ソウル withヤンシー、ハシケン ・パラダイス withアフロ橘 鶴川座に捧げる歌として、演奏し始めたメロディーは「サヨナラCOLOR」(SUPER BUTTER DOG)。「いきなり反則やん・・」弾いてる姿がゆらゆらしてくる。「ちょっと雰囲気変えよかー」(・・確信犯!)とヤンシーとの『ピアノライダー』『ミラクルマン』。3人〜5人組のクレフィンだけでなく、この二人組み?のミニクレフィンももうおなじみ。それでも演奏している二人の間に「幻のようにkyOnさんが浮かんでくるよね、それもジェスチャーつきで!」と隣の友人と笑いあう。一番をハシケンさんが2番をリクオさんが歌った『ソウル』はリクオさんの曲の中でも絶品。『パラダイス』ではゴスペルグループのアフロ橘(総勢10名?)がコーラスを添える。 アンコール ・Like A Rolling Stone(Bob Dylan) Vo.藤井一彦、山口洋、リクオ ・光 Vo.リクオ&出演者全員 アンコールは、座長の酒井さんのリクエストでTHE GROOVERSの『Like A Rolling Stone』。そしてラストは今日の出演者全員によるリクオさんの『光』。 綺麗な打ち上げ花火のようだった。 この箱としての鶴川座はなくなってしまうが、このイベント【roots】は場所を変えて、まだまだ転がっていくそうだ。具体的なニュースは2月頃に聞けるそう。こんな素敵なつながりと空間を創ってくださった鶴川座SOSOのスタッフに感謝!そして準備と日常の家事で忙しかったであろう女将さんの手作りのおでんはホントに優しい味で美味しかった。 築100年以上の歴史を持つという小屋の壁に吸いこまれた音、跳ね返った音、このステージに立った人の、観た人の―響きあった想い。長い時間の中で染み込んできた空間には計算された音響とは違う響きが空気が、そこに確かに感じられた。 女将さんの話によると昨年の秋のイベントの時も、お客さんの割合に関西からの人が多かったそう。私も会場で京都の知り合いに会った。いつか関西でもこんな素敵なイベントがあったらいいのにと想う。 これが映像として記録されていたら、いつか公開してほしい。 川越しに向かう電車では綺麗な夕日が眩しくて、翌朝の電車からは綺麗な朝日が輝いていた。甘い記憶は誘惑の手を伸ばしてくるけれど、私もひとつの区切りと新しい始まりの日にしようかな、と頼りない決心をしてみる。 今日もライブが行われている、鶴川座。この小屋のラストライブとなる三宅伸治さんのライブまで無事終えることができ、新しい航海が順調に進みますように! 1月9日記。
Last updated
Feb 7, 2007 11:48:22 PM
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