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うちから近いのに、今まで全く知らなかった、阿倍野ヒューマンドキュメンタリー映画祭。
今年で5回目だそうだ。今日はその最終日だった。 2週間程前に、この映画祭のイベントの一つである、子ども映画講座「ドキュメンタリーごっこ」に参加しないかというお誘いを受け、子ども(小学生)が参加することになった。お弁当もちで3日間通い、ドキュメンタリー映画をつくるという講座だ。 家から近いので、「行ってらっしゃ~い」で済むと思っていたのだけれど(笑)、参加する息子が数日前に、足に怪我をしたので自転車で送迎することになった。 当日、会場に行ってみてかなり大掛かりなイベントだと知る。 映画上映が3日間行われ、最終日には、最優秀賞が選ばれる。そしてその最終日にゲストとして友部正人氏のライブがあると書かれてあるポスターの告知を見てしまった(笑) 午前中に編集した子ども制作の映画を、11時に見に行った。受付も案内も子ども達がしていてほほえましい。ちゃんとスタッフの腕章もつけている。町の人たちに、子どもがカメラを廻し、インタビューをしていた。子どもの目線の映像は、その角度がまず新鮮だった。子どもが日常見ている世界はこんな角度だったのだなあと改めて気づかされた。指導して下さったのはもちろん本職のカメラマンと監督さん。さすがにPCでの編集作業は大人がほぼやっているのを見ていたようだ。質問内容も面白い。「小さくなったら何になりたいですか?」とか(笑)インタビューのはずなのに、最初から特定の答えを無理やり引き出そうとするTVなどとは違い、「話を聞く」というドキュメンタリー映画の根幹を、スタッフの方は子ども達に伝えたかったそうだ。子ども向けのこの講座は今回が初めての試みだったそうで、参加人数は定員20人に対し11名と思ったより少なめ。貴重な体験をさせていただいた。 上映会が終わって、11人の子ども達は修了証書をいただいた。 家に帰ると上の子が友達を連れてプールから帰ってきた。お昼からは小学校で地域の祭りに参加するから家には帰らないそうだ。私は、何気に家の中に増殖している子ども達(笑)のお昼ご飯を作って、また区民センターに戻った。 子どもがインタヴューをした中に、映画監督の一人がいた。インタヴューを聞いていて、その人の映画を見たいと思ったらちょうどお昼から上映だと知る。 その映画のタイトルは、『花の夢』。この映画については改めて書きたいと思う。とにかく感動したし、私にとってとても意味のある作品だった。 映画上映の後、監督とプロデューサーの方々のトークがあり、そしてライブが始まった。 ライブはいつ以来だろう。友部氏の15周年記念ライブを東京に観に行って以来だ。’87年のこと。つい最近NHKでのライブの放映があって、それが凄く素敵で、また観に行きたいと思っていた。 セットリスト(順番違うかも) M1 誰も僕の絵は描けないだろう M2 はじめ僕はひとりだった M3 愛について M4 (今度君にいつ会える・・という詞) M5 夕日は昇る M6 遠来 M7 Speak Japanese,American M8 no media(朗読) M9 運転(朗読) M10 老人の時間若者の時間 やぱり惹きこまれる音楽だ。声もギターの音色も、透き通って、刺さる。 ライブ終演後、入賞の発表があり、その後、最後にこのイベントに携わった全スタッフの名前がエンドロールで流される予定が、編集が間に合わないとアナウンスがある。せっかくなので出来上がるまでロビーで待つことに。なんというゆるさ(笑) そのおかげで、ロビーで友部さんとお話ができた。 10分ほどで「できました!」とロビーに声が響く。 なんと友部さんもエンドロールを最後までご覧になっていた。 映画講座に参加した子ども達も、卒業生となっていて、全員の名前が流れた。 本人に見せてあげたかったなあ。 こんな身近に良いイベントがあったなんて!今年から行政から独立したそうだけど、これはこれからも楽しそうだと思った。来年も継続されることを願う。 帰り道、空に浮かんだ月をみて、リクオさんの日記(先日のマーサでのライブの)にも引用されていた池田晶子さんの言葉をふと思い出した。 「なるほど人は食わねば生きてゆけないが、これをするのでなければ生きていても意味がない。そのような覚悟にのみ、その人の神は宿るのだという逆説を、あまりにも人は理解しない。」池田晶子著「人間自身ー考えることに終りなく」より これをするのでなければ生きていても意味がない。 私にとってそれは何だろう。
Last updated
Aug 27, 2007 01:21:14 AM
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