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+++コーヒー飲んで、ひと息ついて+++

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出産シーン 長女編


私の出産日記<予定日2005年8月13日>

8月11日

AM9:30 【検診】
これが最後の検診になろうとは、先生ですら考えていなかった。
「指一本分くらい子宮口が開いてはいるけど、まあ、予定日は過ぎるねぇ」と言われ、家に帰る。

PM8:30 【おしるし!!??】
トイレで少量の出血を確認。え??おしるしかしら??
と思ったものの、先生はまだまだって言ってたし、内診があった日は出血したりするって言うし、軽く流して母さんとチューハイをいただく

PM10:30 【破水!!???】
自室で横になってテレビを見ていたら、タラーっとお尻に水が伝った感じ・・・
「え?えっ??」とトイレへ
便座に座るとジャーっと透明の何かが出る。
「は、破水ですか?オシッコですかっ!!?」 慌てふためく。
なんだなんだ?なんなんだーー??でもこれは破水だろうぞ、、、
少しドキドキしながら母さんに報告。
韓国ドラマに釘付けだった母さんも「ホイ、来たか!」とばかりに少しあせる。
私はなぜかまたトイレへ。 多少動揺している。便座に座った瞬間や、少し体勢を変えたり、力を入れたりするたびにジャーっジャーっと水が出る。
間違いない、ついに来やがったな・・・ワクワク半分ドキドキ半分・・・・

PM10:40 【連絡】
病院へ連絡 「入院の準備をしてきてください」と。
つぎは、、、、タクシーで行こうかと思ったけど、「痛くもなんともないし、もしかしてまだ産まれそうにないからってすぐ帰る事になるかもしれないし、車で行こう!」と軽く提案してみたら母さん、軽くOK (と言うのも、父は祖父の介護で祖父の家で寝ているし、母は車の免許がないので運転は私がすることになる)
出発の準備もできて、さぁいざ出陣!! ・・・っと、、、
何の反応もなく妙に静かな母を見に行くと、案の定韓国ドラマを名残惜しそうに見ている・・・
んもう~、経験者はさすがに余裕だなぁ~!

PM11:00 【病院到着】
体重、血圧測定、入院の説明などが終わると、内診のため分娩室へ。ドキドキ☆
初めて入る、分娩室!
羊水かどうかを調べる試験紙を使い、調べる。
羊水に反応して青くなると言う。私はまだらに青くなる程度。
「え???オシッコだったんですかっ!?」

反応が出た以上羊水ではあることに間違いないんだけど、どうやら赤ちゃんが蹴ったか引っかいたか、どこか上の方が破れたんだろうって。
子宮口もまだ指一本分くらいの開き。
とりあえず今晩は入院して、変化がなければ帰宅することになるでしょうと。

8月12日
AM0:00 【痛み、来る】
本当にお産が始まると体力勝負だからしっかり寝てしっかり食べれるものを食べてね!と看護士さん。
ちょっとドキドキしてきたぞぉ~。
陣痛室は畳スペースを選んだので、母さんも一緒に寝てくれると言う。
早速寝ようと、電気を消す。
と、お腹がシクシク痛む。ありゃ?こりゃ陣痛か?気のせいか??
まあいい、寝よう。

0:30 かすかな痛み。ヤッパリ来てる。あぁぁ、ドキドキするよ~。
隣で母さん、得意の地鳴りいびき
結局、たま~に来る小さな痛みと緊張と、何よりモノスゴイいびきで寝られなかった・・・。

AM4:00 【陣痛始まる】
痛み自体はまだ大したことはないものの、来る間隔が10分以内になってきた。
時間をメモし始める

AM8:00 【朝食】
朝ごはん、元気に食べる
痛みは4・5分おきになっているものの、まだ不規則で痛み方も"んっ"と息を止めると耐えれる程度。
友達とおちゃらけメールの交換もできる。

PM12:00 【昼食】
痛い・・・
間隔は変わらないが、痛みが強くなってきた。
途中内診があったが、まだ指2本分開いているかどうかだと言われ、ヘコむ・・・
昼食が運ばれてくるが、痛くて食べられない。
次の痛みがくるのが怖くなってきた。
座ってみたり、横になってみたり色々体勢を変えてみる。
いよいよ出産が始まっているんだ、という実感。今日中にはならない可能性が高いといわれ、重いため息・・・
うそぉ~早く終わってくれー、早く出てきてくれー(><)

PM1:00 【ダンナ到着】
山口より、お産場所の広島へ、ダンナ君仕事を休んで到着
昨日バイクのレースで遊んで、体中筋肉痛でボロボロだと
私を励ますどころじゃない・・・
親戚が何人か面会に来てくれるが、対応に余裕がなくなる。
さすって欲しいやら、押して欲しいやら、放っておいて欲しいやら、何がなんだかわけが分からん~(TT)
でもまだ痛みの持続時間は30~40秒。
はぁぁ~、もっと強烈になっていくのね。。。

PM2:00 【遅い進行】
内診。開きはまだ3~4センチといわれ相当ガックシ・・・
もう全開に近いんだろうと期待したのがバカだった・・・
イタイイタイ。
赤ちゃんは一体今頃何をされているのでしょう??
寝ちゃいません???
まだまだ出る気がないというならウンコと一緒にトイレで出してやるぞ、コノヤロー!
そして「ウン子」という名前にでもしてやるぞ、ちくしょー、早く出て来ーい

PM3:00 【痛・辛・狂!】
14:30頃からきっちり2分おきに相当な痛みが来る。
もう横になることも座ることも出来ず、立って机にもたれて陣痛に耐える。
痛い!!(><)
その上、これぞ本気の破水!っというバッシャーーっと水が出る感じ。
それからというもの痛みが急に何倍にも増して次から次へと襲ってくる
もうだめぇ~死ぬ~~~
よし、看護士さんを呼ぼう!
破水したっぽいし、2分おきだし、激痛だし、全開してるっぽいし(母の勘)
よし、、、う、ご、け、な、い・・・
ナースコール、、、遠い・・・
おいおいそこで大爆睡しているダンナァ~、起きてナースコール押してくだせぇ~~おねげぇしやすだーー!
「もう産んでしまっても知らんぞ!」というくらい必死に力を入れて叫ぶ。
「おーーーーぃ!」
起きた彼は、寝ぼけながらもコールボタンに着手。
はぁ~、これで安心・・・もう産めるぞ・・・
看護士さん、到着。「どうしましたか~?」
『痛みがハンパないんです!しかもさっきバッシャーってすごい水が出た感じがあって、2分間隔だし、もういいと思いますーーー!』
「う~~ん、1時間前に3・4センチだったけぇね、、もう少しかかると思うよぉ~」

ガビーーーーーーーーン!!

うそでしょぉーーーー!?
こんなに痛いのに!!?こ、殺す気ですかぁ???
そんな事言うなら、セデスでもノーシンでもコカインでもマリファナでも何でもいいから持ってきてチョーーーだーーいっ!(><)
そこへダンナ君がアクエリアスを買ってきてくれる。
それより大汗でびっしゃになった着物を着替えましょうと、幻覚で鬼に見えていた看護士さんは優しく言い、ヨロヨロの私を分娩室へ連れて行ってくれた。
隣の分娩室へ行く間にも、モチロン痛みは容赦なくやってきて、思わずしゃがみ崩れて転げまわりそうになる私を両脇から支えてくれる看護士さん。
そう、まるで「捕らえられた宇宙人」バリの私・・・

びっくりするほどの大汗をかきながらも寒くてしょうがない私。
「辛いけど、頑張ってね!水分しっかり摂って!出産の時はすごい力が要るけぇね、もう少しの辛抱。ここでバテてちゃいけんよー!」と。
ヤッパリ鬼だ・・・
もうバテてます・・・限界・・・

PM4:00 【急展開】
看護士さんがまた機械を付けに来る。(赤ちゃんの心音とお腹の張りを調べるもの)
これがもう辛いのだ・・・
横にならないといけない。頻繁に来る痛みでじっとなんてしていられないし=
え~ん、え~ん。もう生きているのか死んでいるのかもわからないモウロウとした状態。

ところが、看護士さんが機械を付けてすぐにまた部屋に来てたまたま主治医の先生が上がってくるので(総合病院だったもんで)ちょっと診てもらおう!と。急いで機械を外す。
この先生の内診、痛いんだよぉ~(TOT)もういやだよぉ~、怖いよ~。
またヨレヨレしながら移動、分娩室へ上がる。死ぬ、、、痛い・・・

手を突っ込み一回しした後、先生が何か一言ボソッと言うとトタンに皆バタバタと動き回りだす。
「ダンナさん呼んで!出産!!」
えっっっ!!!なになになにー???!どうなってんのー?もう産めるのーーー?開いちゃってんのぉ~~!?
どうやらイキナリ子宮口が全開になっていたらしく、突然いよいよお待ちかねのクライマックス☆
準備がまだ全然整っていない様子だが、助産婦さんが「さぁ~もうイキめるけぇね~!」と。
助産婦さんもバタバタ準備をして、誰も赤ちゃん出口付近にはいない・・・
とんでもない痛みはついにイキみたさまで連れてやって来た。
「イキんでもいいですかぁぁぁぁー!」
半泣きで叫ぶ。
「いいよぉーー!」と、忙しそうな助産婦さん。
いいよって、赤ちゃん出てきちゃっていいのぉ~?踏ん張っちゃっていいわけぇ~~?
もう知らーん、スポーンと飛び出てもしらんどーーそれどころじゃないわーい!!と力を入れる。

あれよあれよと準備が整う。ダンナ君も入室。
さあ、きっと本当にもう少しだ!
大きく2回深呼吸して、3回目吸ったら息を止め、思いっきり力を入れる。
顔面に付いているパーツが全て飛び出るんじゃないかというくらい思いっっっっきり力む。
「んんんんんんぬぬんんんうんぬぬぬ~~~~っが!!!」

赤ちゃんも頑張ってる!
痛みが来るたんびに私もしっかり押し出してやるぞ!と、1回1回のチャンスを無駄にしないように、もうどうなってもいい覚悟で踏ん張る。
毎回「上手よ!上手よ!!その調子!そんな感じよ!!」と助産婦さんや看護士さんが褒めて励ましてくれる。
「もう頭が出てきてるからねー」

PM4:42 【誕生】
頭がドロンっと出てくる瞬間は張り裂けるような痛みがあった気がするけど、頭が出たとたんデュルデュルッと簡単に体が出た感じがした。

「はい!産まれたよ!!」

という声までは覚えているけど、それから後はうっすら記憶。
はああああぁぁぁぁぁ、終わったのねぇ・・・・
すぐに赤ちゃんを見せてくれる。 お前さんだったのね、はじめまして、よく頑張って出てきたねぇ・・・。あ、ダンナパパにそっくりだ・・・

ダンナに「ちっちゃいねぇ」と言うと「うんうん」と、言葉もなく感無量な様子。

そのあと後産、切開部分の縫合。麻酔もしたし、全然痛くない。

2時間はそのまま横になって分娩室で過ごす。
寒くてしょうがない、、、38.3度。看護士さん、少し心配する。
きっと体がグチャグチャになってるんだね、すごいね、出産って。
赤ちゃんもきれいに体を洗ってもらい近くに来る。
カンガルーケアといって、産後すぐに母と子を肌を合わせて過ごさせると良いらしく、横になったまま抱っこする。
あったか~~ぃ
さらに眠たさアップ・・・・でも、寝ちゃダメだというので頑張って起きる。
ダンナ君と満足感と誕生の感動いっぱいで話をする。
ちっちゃくてか~わい~~ね~~
やっと会えたね、おめでとう!ありがとう!!







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