ろー・ふぁーむ・かるぴお by pridegreen

今日試合に出たカープの選手の中で，今日の試合を何が何でも勝ちに行くという意識があった選手は，おそらくアレックスひとりだったのではないかと，そんな気がする。それだけ，中身もなければ結果も最低の非常に恥ずかしい試合だった。

まず先発の宮崎。何から何まで悪かった。今のベイスターズでなければ完全に３回でノックアウトされていただろう。ただ，それが中途半端にもってしまったがために，あろう事か６回まで続投させて地雷を踏んでしまった。それがすべてだったと思う。

今日のテレビ解説の達川氏が半ば冗談で言っていたが，彼の場合，真剣にスライダーの使い方を広陵高校の野村投手に教えを請いに行った方がいいと思う。それがいやなら，藤川球児のように黙っていても打たれないストレートの力を身につけることだ。今の球で通用するほどプロはやっぱり甘くない。上野と青木高広ともども，これから来シーズンのキャンプに向けて，徹底的に投げ込み走り込みをさせた方がいい。そして，現状で何が足りないのか，何を研かなければならないのかを首脳陣がしっかり動機付けをしなければならないのであって，それができていなかった首脳陣の責任は厳しく問われなければならないと思う。

攻撃に関して言えば，今日だけで言えばまた新井が打てませんでした，で終わりかもしれないが，それにしてもチャンスで後一押し足りないという試合を８月だけで本当に飽きもせずに繰り返せるものだと感嘆する。誰かひとりくらい，現状を恥ずかしいと思ってくれないものかと祈っているのだが，誰もそう思わないらしい。

それはさておき，ちょっと気になるのが，全体的に長打が少ないこと。ランナーを置いて長打が出るのが一番点を取るのに手っ取り早いわけで，それがままならないところに今のカープの苦しさがあると思う。
８月だけに限って言えば，カープのチームホームラン数がわずか１１本。しかも今日のアレックスのホームランが６試合ぶりのホームランと言うのも情けないが，そのうち５本が梵で，ほかに複数本打っているのが栗原だけというところがまさに今のカープの致命的欠陥といわざるを得ない。早い話が，

中軸打者が全く仕事をしていない

結果が今の成績と順位に表れているのだろう。

確か，カープがスプリングキャンプでの練習量を抑えたのは，夏場以降に故障者を続出させないという意図があったはずだ。確かに，その点だけ見ればうまくいっているかもしれない。しかし，これだけバッターに当たりが出ていないことをみると，やっぱり振り込み，打ち込み不足が原因だとの誹りを免れ得ないだろう。これは，やはり自主性をはき違えていた選手の甘さが厳しく責められるべきだと思う。

1回裏に簡単に初球バント失敗・フライアウトになった東出を次の回の守備から交代させるという荒療治もやってはみたが，少なくとも選手に与えた刺激や感銘力は何もなかったとおぼしい。それだからこそ，（先発投手を読み違えたという理由こそあれ）主力二人の替わりに若手選手を起用してきた，しかもまだ今季白星のない投手が先発したベイスターズに簡単に負けるのだろうけれども。

こんな野球しかできないので張れば，たとえ主力選手の，地元にファンの多い選手の半分くらいを入れ替えててでも，根本的にチームを作り替えないとだめなんじゃないかという気がしてならない。それに要する費用は，当然松田元君が私財を擲って調達すべきだろう。まあ，めぼしい資産は何重にも差押えを受けているかもしれないが。

明日は，市民球場内野指定席に出撃予定。今日のような無様な試合をしたら，ほかのカープファンは許しても私は許さない。

真剣に広陵高校のスピリットを見習え。


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