ろー・ふぁーむ・かるぴお by pridegreen

今日も，スターターを見た時点で，勝負あったと思った。宮崎対川上憲伸という時点で壮絶なハンディキャップがあるのに，ラインアップを見れば２番セカンドで偵察メンバーを入れている。東出と小窪を天秤にかけたのであろうが，二つの意味で誤りである。

その１　今のドラゴンズに東出が打てないような左の先発投手は存在しない。
その２　そもそも東出も小窪も現状スターターで使われるべき選手である。

しかも，広池が出てきたので驚いたところ，ファームに行ったのは何と上村。訳が分からない。上村がかわいそうだとしか言えない。使う気がないなら最初から呼ばなければいい。二軍監督のクラッシャー山崎立翔も何をどう推薦したのかは知る由もないが，それだけチームが完全に空中分解して，選手のベクトルも明後日の方向にてんでばらばらに向いているということなのだろう。よって，

こんなチームが勝てるわけがない

今日の結果は必然である。それが今の実力なのである。それを誰も認識していないから余計に勝てるわけがない。

今日の試合についてはそれだけ。ほかに語ることはない。あえて言うとすれば，もう宮崎は由宇に行った方がいいということだけだ。内容もとにかく最低だし，けしからぬのはカープファン倶楽部より配信されたこのコメント。

＞初回がすべて。慎重に入りすぎて腕が振れずタイミングをうまく合わされてしまった。
＞あとは四球！点に絡んでしまうので考えなければ・・・。
＞もっとマウンド上で気持ちを出し大胆にいけるようにしたい。

最初の２段もたいがいええ加減にせいと言いたいが，このチームの現状で，しかも相手の先発がリーグを代表するエースという試合で，「マウンド上で気持ちが出せませんでした」などという言い訳をしているところが情けない。死んでも負けずに頑張らねばならないマウンドではないか。そんなことが理解できないのならば，一軍のマウンドなど踏む資格はないと思う。

話は変わるが，昨日の試合はどの新聞もまともに取り上げられないだろうと思っていたが，今朝コンビニで広島版各紙の1面トップ記事を見て愕然とした。なんと梵梵また梵で，しかも「復活」などという言葉も誇らしげに出ているようだ。代表して日刊スポーツから。

広島梵２点二塁打、１カ月ぶり復活打～（2008/05/08，広島総局版1面）

正直に言って，報道統制のすさまじさに愕然とした。これが逆のスコアで勝った試合ならば当然トップ記事になって然るべきなのだが，事実は逆だ。これはよほど梵を持ち上げる必要があるかよほど昨日の試合から目を背けさせたいかのどちらか，いや両方ともだろう。一応私はこのブログでもそうとうスポーツ各紙の記者の執筆態度をくさしてきたが，それでもものを書く者としての一片の良心があることは信じているつもりだ。しかし，客観的事実はこれと異なる。とすれば，原因は一つしかない。大マツダ帝国大本営からの配信圧力以外にあり得ない。悲しいことだ。明日の一面はどんな記事が踊るのだろうか。ある意味楽しみだ。今日の試合で何かしら一筋の光明とか今後に繋がる明るい兆しがあると主張する者がいたら，それはほとんどカルトの世界だ。

ところで。カープの現状をあえて象徴的に表すなら，こうなるだろうか。かつてブログにもアップしたのだが，あえて再掲する。



おもちゃではない。ハワイの陸軍博物館に展示されている，第二次世界大戦で大日本帝国陸軍が実戦で使っていた大砲である。長打すらおぼつかないゼロワン打線，いや三八式歩兵銃打線を見て，ふと思い出した。いや，今に弾も火薬も尽きるに違いない。

腹立つほど悲しいので，もう一度あえて言う。ざまあみろ。

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