ろー・ふぁーむ・かるぴお by pridegreen

今さら言うことはないのだが，ルイスは素晴らしい。まさに悩めるカープに降臨した阿弥陀如来様だ。それに比べれば，ダルビッシュは確かに素晴らしい投手だが煩悩まみれの小僧っ子というべきだろう。もちろん，非常に高いレベルでの差ではあるのだが，ルイスとダルビッシュとの間にはまだまだ段差があるのだろうと思う。

本当に，今日は絶対神ルイス様と蘇った永川大明神様のお力だけで勝ったような試合だ。いや，今日のスコアは逆でもおかしくなかった。やってる野球のレベルは，特にディフェンスの集中力や攻撃の仕掛け方という点だけ見れば相手の方が上だったような気がする。でも結果的に３点取ったから勝てた。なぜ点が取れたかと言われれば，それは，

運が良かったからだ。

確かに，赤松はよく打った。栗原も人工芝の特質を最大限に生かしたヒットでしぶとく追加点につなげた。それにしても，全体的に攻撃は滅茶苦茶だった。ダルビッシュ相手に揺さぶりをかけるでもなく，東出が一塁に出てもアレックスには絶対にフリーでしか打たせず，挙げ句の果てには意外性のあるランナーを走らせることにこだわって自爆テロになるという始末。もうマーティ・ブラウンの頭の中だけで通用する野球でしかない。逆に言えば，こんな展開ですら勝利につなげてしまうルイスはやっぱりすごい。早くも6月の月刊MVPは確定と言っていいかもしれない。

もうひとつ言えば，やはり７回表と裏。例によって石原にスタートを切らせてエンドランのつもりが梵はバットにかすりも出来ずに結果盗塁失敗。その石原は，展開上見え見えの紺田のセーフティバントを読み切れずにやって下さいと言わんばかりの球を投げさせてしまい，さらに田中賢介には漫然と３球勝負に行って狙い打ちされてしまう。まあ，はっきり言って

彼らは本当にこの試合が見えているのか　と思いたくなった。まあ，大事に至らなくて良かった。

これで，交流戦の前半戦は7勝5敗となって，とりあえず結果だけはそれなりの数字で終わることが出来た。明後日からは，ホームでオリックス，ホークスと戦う。とにかく，オリックスに負けることは許されない。ホークスには，福岡での貸しを闇金なみの利息を付けて返してもらわねばならぬ。このシリーズでは，2勝2敗で御の字などという甘い見積もりは許されない。意地でも勝率を5割に乗せなければならない。でないと，とてもじゃないがクライマックスシリーズなんてどの口がほざいてるのかという話になる。で，それを祈願して，今日も「小ネタ」。
（２回裏）
緒方：なあ前田よ，なんかさっきの回バッターにこそこそ囁いとったけど，ダルビッシュ攻略の秘策でも教えとったんか？
前田：いや，また意味は分からんけど外されたんで，せめてこういうことだけでも貢献しようと思いまして・・・
緒方：森笠には何を言ってたんか？
前田：「このままでは「ノーヒットノーランを阻止した男」というだけになるぞ」って。
緒方：・・・まあ，福地も河田さんも結局カープでは不遇で，外に出て行ったからな。でもあいつならかえって所沢の方がええかもしれんがな。で，石原には？
前田：「よっ，日本一のキャッチャー！倉なんてもう目じゃないぞ！」とおだてときました。
緒方：まあ，あいつにはその方がええわい。で，梵には？
前田：なんか知りませんけど，逃げるようにさっさとバッターボックスに入られたんで，何も言う暇がなかったんですよ。
緒方：そうか・・・それはそうと，赤松には何を言ってたんや？三歩歩いたら言われたことを忘れるような奴に。
前田：簡単ですよ。「カニ！ウニ！ススキノ！」それだけです。
緒方：・・・・・・それで打ってくれるなら安いもんよのぅ。で，後は何でせんかったんや？
前田：監督に怒られたんですよ。「小早川の仕事を取るな」って。
緒方：・・・それ以前に，起きてるんか？小早川さん。
前田：大丈夫ですよ。「これが今話題のグリーニーですよ！」って言って睡眠導入剤飲ませましたから。ほら，ブルペンで水本さんの膝枕で高いびきかいてますから。
緒方：・・・・・・・・・

ルイスの説教が効いたか。

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