ろー・ふぁーむ・かるぴお by pridegreen

１回表に，またバッテリーがバカ正直に相手の狙いどおりに攻め込んで青木に放り込まれたときには，負けを覚悟した。ルイスは，はっきり言ってよくなかったんだろうと思う。しかし，それ以上に石川が悪かったのに助けられた。それを差し引いても，何と言ってもシーボルである。ついに，主軸としての仕事をした。願わくば，これが今日を限りでないことを祈る。

さすがのルイスも，今は相手に研究されて苦しんでいるところだろうと思う。それでも試合を壊さないのはさすがだが，それでもあまりにも同じパターンで立ち上がりから攻めて簡単に点を取られているのも確かだ。何か石原も意地になってストロングスタイルで攻め続けているような気がするが，ちょっと投手コーチバッテリーコーチを交えて，少し打開策を考えるべきだろう。

さて，１回の攻撃は見事だったが，結局それで終わってしまった。今日の石川を潰しきれなかったのは痛い，これでは次の登板の時に「前回は調子が悪かったから」で総括されてしまう。まあ何と言っても４番バッターである。マルチヒットではあるが，２度の満塁のチャンスをいずれも最悪の形で終えてしまった。確かに新暦でいえば盆の時期だが，先代と先々代の４番打者の生霊が取り憑いてしまったのか，満塁で完全にフリーズしてしまった。これでは明日以降につながる勝利であると胸を張って太鼓判を押せるかといわれれば，少しく自信がない。

まあ，今日はルイスに悪いながらも勝ち星が付き，現在球界で最も安定しているリリーバートリオであるかもしれないシュルツ横山永川の競演が見られたことに尽きるのではないか。スターターもずいぶんへんてこなオーダーだったし，ベンチの意図もよく分からなかったが，勝ったからよい。明日は神の左腕か神の子か，期待はしたいがしたらまた裏目に出そうなのであえて期待しない。それが今のカープファンの正しい身の処し方かもしれない。

なんとなく験担ぎになるような気もするので今日も末尾に若干の小ネタあり。

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（再び神を呼ぶために！小ネタ）
東出：（バックで小窪が太鼓を叩き）とのの，おなーりー！
シーボル：（赤松と天谷を従え）ハッハッハ，ヨハヨイキブンジャ。
内田：これはこれは殿，今日のホームランはことのほか素晴らしい打球でございました。
シーボル：マアナ。デモスコシキニイラヌ。
赤松：なんで？せっかくマルチヒットなのに。
シーボル：セッカクヨイキブンダッタノニフルベースノチャンスヲニドモツブシタモノガオル。
天谷：あーっ，栗原さん！
内田：このバカ！みなまで言うな！みんな分かって言ってないんだから。
栗原：・・・・・・・・・殿，すみませぬ。
シーボル：マアヨイ。ミンナナカヨクセネバナラヌ。ソレ，３，２，１，アイーン！
（一同唱和する）
内田：やっぱり頭が痛くなってきた。俺は帰る。
緒方：どうしたんですか？このまま乗っかかればいいじゃないですか。賞味期限の切れかけた赤ゴジラの代わりに，シーボルを育てた男としてそのゴッドハンドが語り継がれるかもしれませんよ。
内田：それにしても，こんなことずっと続けられるか。それに，まだ一人患者が残っているからな。
緒方：ああ，梵ですね。今日は使ったわりには効果がなかったようですが。
内田：早出特打ちさせたからそのイメージでと思ったんだがな。そこそこの早さのストレートとちょこっと変化球を投げ続けてくれるピッチャー相手じゃないといかんかな。
緒方：いますよ。長谷川が。石原と組ませたら完璧じゃないですか。
内田：・・・・・・俺はやっぱり帰る。明日は朝５時から特打ちだ。