ろー・ふぁーむ・かるぴお by pridegreen

昨日までの試合は，ただの序奏に過ぎぬ。
これではなくて，「球界革命戦争」勝利にふさわしい，
もっと歓喜に満ちた調べを歌い出そう。
今日の新球場初勝利は，まさにこの秋の球界革命戦争成就，
すなわち全てのカープファンが待ち望んだ歓喜への，
確かなる一歩なのである。


とでも，今日の試合は評するほかない。少なくともろくすっぽヒットも出ず，ましてや長打もなくその予感を見せる一撃すらなく，果たして本当に今日は点が取れるのかという予感を感じささせたところは，要するに昨年からの積み残しであってオープン戦でも特に終盤の闘いで改善されていなかった論点がそのまま出たのである。しかし，それでも勝ってしまったのである。ドラゴンズからの１イニング５四球というプレゼントのおかげで。ヒットを打つだけ打っても後が全く繋がらないチームに，ノーヒットで２点いただいたのである。こうなると，またかといわれそうだが，この言葉で総括せざるを得ない。

やっぱり前田健太は本当に「神の子」だ。

昨日の試合の内容が内容である。しかも，新球場でのチームの初勝利がかかるという状況で，かついやが上にも本人も意識し見るものもそれを祝うべきものを期待するバースデー登板である。加えて，攻撃陣には現状で大量点の期待などできず，監督さんはついに石原を３番に据えるという理性と狂気のボーダーラインともいうべき暴挙に出たのである。彼が今日置かれた状況は，客観的に見れば極めて厳しいものだったのである。

しかし，そんなものどこ吹く風で，ドラゴンズ打線をひょうひょうとねじ伏せたのである。そうなると，野球の神様の寵愛を一身に受けている前田健太である。カープのバッターがろくに点が取れそうもないと見るや，今度はドラゴンズのリリーバーに邪神乱神を遣わせ，そのコントロールを徹底的に乱してしまったのである。

野球の神様の粋な差配という以上に，何をか語る言葉あらむや。

まあ少しはまともなことを書くと，攻撃陣は相変わらずどうしようもないが，そうであれば投手陣が踏ん張るという形が見せられたのは大きいし，前カードでのリードが極めて悪く，ついに休養勧告がされたかと思った石原不動尊様が，よほどこっぴどく叱られたか今日は前田健太の持ち味を活かした配球をしていたことも評価できる。得点には繋がらなかったが，３回裏の天谷の三盗も見事なものだ。今年の天谷には，かつて高橋慶彦が持っていたような抜き身を振り回して激しく熱く突き進む姿がダブるのである。だからこそ水曜日は何でスターターから落としたのかという話にもに繋がるのだが。

まあ，特に攻撃陣には問題の多いことを露呈したが，勝ったからよい。問題は明日である。明日「タロウ」が頑張ってこのカードを勝ち越してこそ，まあよかったねと言えるのだ。
その次のカード，14日のベイスターズ戦には，新球場初出陣突撃取材の予定である（いや，何をすることはないのだが。）座席も新球場の目玉の一つ，スカイシートを抑えてある。
ホームに帰ってきたのだから，打ち込みの機会が少ないから調整が，などという言い訳は二度と効きたくない。今年度のカープに帰られた崇高なる使命である「球界革命戦争」に耐えうるべき男が出ているかどうか，チェックしてくるつもりだ。

小ネタ復活させる予定だが今日は頭が朦朧としているのでなし。

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（後記）
こちらも引き続きご尽力をお願いしたい。

現行広島市民球場を「登録有形文化財」として保存しよう！
（URLは「http://www.shomei.tv/project-773.html」）の署名プロジェクトである。
どうも署名数が停滞している。またアジテーションをやってみるかな。