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テーマ:~広島東洋CARP~(4355)
カテゴリ:今日のカープ
何と言っても,あの火付きの悪い湿気た木炭のような打線が,5月5日以来1か月ぶりに1回に点を取ったのである。これで今日は,と期待を持ったら,どうやら今日は木炭ではなくてオガ炭だったらしい。火付きは早いがすぐに消えてしまった。要は相も変わらぬ一日一善打線ということだが,勝てば何でもいいのである。
先制しさえすればあとは絶対神ルイス様のお力にひたすらおすがりたまひし,というわけではないだろうが,以後はチャンスは作るが得点の香りなし,むしろルイスの方がフルベース2度に始まって序盤はピンチの連続という有様でどうなることかと思ったが,やはりそこはルイス様である。要所で三振を取って流れを作らせなかったことが大きかったのだろう。それにしても,前々回にも確かそういうことがあったが,5回6回になってようやく本来のピッチングができたということになると,やっぱり登板前の準備はどうなってるのという気も,しなくはない。 で,お約束のごとくルイスが100球強で交替した7回,横山が先頭の早坂を歩かせた時点で,先日の札幌ドームが頭をよぎったのだが,今日は早坂が何を焦ったかリードを大きく取り続けたところに必殺の牽制3連発で刺したのが今日の試合を決めたと言ってもいいと思う。あれで,マリーンズの勢いを明らかに消し去ったと言っていいのではないか。まあ9回裏も怪しい空気が流れかけたが,あれこそまさに永川大明神様のクローザー芸のうちである。何があっても追いつかせないというクローザーの任務は果たし続けているのだ。調子がいいときに凄い球を投げて抑え込むだけなら誰でもできる。いかに苦しい状態に追い込まれても,まさにヴェルトシュメルツを背負いながらクローザーとしての任務を遂行するという点に我々は永川大明神様の神々しさを見なければいけないのである。 攻撃について言えば,本当に1回は繋がってよかったねと言うしかないのであるが,やはり3番赤松,4番栗原,5番マクレーン,6番喜田剛というのがいい形になっていると言うことは言えると思う。あとはこれで下位打線から繋ぐ形を作ることができればと思うのだが,今日のオーダーは完全に不発だったようだ。ちなみに,1番が梵でなくて石井琢朗だったのを最初に見たときは泡を吹きかけたが,練習中に膝に違和感を感じたから大事を取ったとのことをマーティ自らコメントで出したのは,ようやくこの人にも説明責任というものが理解できるようになったかと思ったのは私だけだろうか。 昨年こそ勝ち越したものの,その前3年の交流戦では2勝ずつしかできなかった東征シリーズの初戦を取って,連勝を伸ばし貯金も積み重ねたことは,内容はともかく十分評価してよいだろう。いや,内容なんかはあとで付いてくるものであって,今はとにかく勝利こそ全てであり,ただ勝利のみが美しいのである。そういえば,昨年千葉で喫した東征シリーズ唯一の黒星は渡辺俊介に喫した完封負けだったのだから,彼を倒してしまえばもう恐るるものはないと言える。 もちろん明日も勝たねばならない。 交流戦優勝とか何とか言う前に,まずは貯金を積み上げることが,リーグ戦の戦いで大きくものを言うのであるから。 東征なお続く,撃ちてし止まむ。 BlogPeople ↑ポチッと,クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。 (後記) こちらも引き続きご尽力をお願いしたい。 現行広島市民球場を「登録有形文化財」として保存しよう! (URLは「http://www.shomei.tv/project-773.html」)の署名プロジェクトである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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