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昨年は言うまでもなく旧広島市民球場のラストイヤー,そして今年は新球場開場にカープ球団創設60年とかで,カープ関連書籍がよく出回っていることに,過日書店巡りをしていて気が付いた。その中から,手に取ったものをピックアップしてみたい。
まずはこれ。 言うまでもなくこの本,1975年カープV1達成後に古葉竹識監督によって書き下ろされたものだ(確か最初はベースボールマガジン社からだったような)。しかし,大マツダ帝国の圧政により,古葉氏の関わったものは全て抹殺するとの方針の下,長らく国禁の書扱いされていたという悲運の書である。私も存在は知っていたが実物にはついぞお目にかかったことがなかったのである。それが今年3月,ザ・メディアジョンにより新書として刊行された。しかも,書店はおろかスタジアムのグッズショップでも扱われている。これがカープにおける古葉氏の復権を示すものであるのかどうかは,「党中央」の意向が見えないため定かではない。 内容は,これは本当に全カープファンに読んでいただきたい。いかにしてカープは栄光を勝ち得たのかというストーリィの裏側に,なぜ今のカープはだめなのか,勝てないのかということがよく分かる。 ちなみにこの本,読んでいるうちに古葉氏の肉声が頭の中に蘇ってきたから,おそらくは本当に自分で書いておられる(少なくとも語り下ろしが文になっている)と思われる。 次はこれ。 著書は水沼四郎氏である。題名から見れば捕手水沼四郎の目を通してみた「江夏の21球」にスポットライトを当てているとも取れるが(実はすでにその試みがされた書がある。織田淳太郎氏の「捕手論」である。),もちろんそれもあるが,これはどちらかといえば水沼氏の半生記といったほうが近いと思う。 これも非常に面白かった。やはり自分の言葉で飾らずに書いてあるのがよく分かるし,それだけに説得力があるのだ。もちろん,1979年11月4日大阪球場,日本シリーズ第7戦9回裏,「水沼四郎の21球」の語り口は圧巻である,とだけ言っておこう。 水沼氏の場合,東広島でお好み焼き店を経営していることは存じ上げていたが,2年前に脳梗塞で倒れられ,しかも二度と体が動かなくなるのではないかといわれるほど梗塞のできた場所も悪かったらしいのであるが,必死のリハビリでようやく体が動かせるようになったとのことを初めて知った。従って,書いたというよりは語り下ろしを編集したのかもしれない。だからといってこの本の価値を下げるものではないだろう。 さて,実はこの私,あと2冊ほど読破してやろうと意を決して(中古で)購入したものの,まだ手がつけられていない本が残っている。それは, いざ覚悟を決めて読もうとしたときに体調を崩して活字を読むどころでなくなったこと,特に自分の本当に好きなものですら活字が目に入らなくなったこと,体調が戻ったら戻ったで読書に割く時間が少なくなってやっぱり自分の本当に好きな本しか読みたくなくなったのがその原因だが,もしそれを読み切るだけの時間ができて読破できれば,その感想を書いてみたいと思う。もちろん,後者については感想と言うより批判となるのは目に見えているが。 やはり自分の言葉で語ってこそ説得力あらめ。 ↑ポチッと,クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。 (後記) こちらも引き続きご尽力をお願いしたい。 現行広島市民球場を「登録有形文化財」として保存しよう! (URLは「http://www.shomei.tv/project-773.html」)の署名プロジェクトである。 [積ん読日記]カテゴリの最新記事
私も古葉監督の「耐えて勝つ」は名前だけは存じ上げてますが、読んだことはありませんでした。是非読ませて頂きたいと存じます。水沼氏がそんなことになってるとは存じ上げませんでした。彼も古葉野球にはなくてはならない人間でしたから、俊足巧打の捕手というイメージです。これも是非読まねばですね。
さすがに下2つはブックオフで数十円で手に入れば、読んでみてもいいですが、ちょっと精神力がいりますね。(June 22, 2009 21:58:18)
ひーくんさん
>私も古葉監督の「耐えて勝つ」は名前だけは存じ上げてますが、読んだことはありませんでした。是非読ませて頂きたいと存じます。水沼氏がそんなことになってるとは存じ上げませんでした。彼も古葉野球にはなくてはならない人間でしたから、俊足巧打の捕手というイメージです。これも是非読まねばですね。 「耐えて勝つ」は本来スタンダードになって言い名著だと思います。それなのに今まで手に入れることすらままならなかったのはどうして?と思いますね。 出版したザ・メディアジョン社の宣伝をする気はありませんが,非常に面白かったですよ。 >さすがに下2つはブックオフで数十円で手に入れば、読んでみてもいいですが、ちょっと精神力がいりますね。 よほど精神がみなぎったとき可逆に時間が阿有り余って弛緩しきっているときにしか読めそうにないですね。2冊で1冊分の値段で手に入れたんですが,それでも高かったかなと。 コメントありがとうございました。。(June 22, 2009 22:19:13)
初優勝した時に出版され、即買いました。これと週べの増刊号は当時中3だった私のバイブルだったのですが、今や行方不明となってしまいました。残念無念ですが、新書で出てるなら再読したいですね。自身の生い立ちから野球観が淡々と綴られていて、変な誇張や自己を正当化するようなところがないので素直に読めた記憶があります。選手へのコメントでも、主力選手には勿論、深沢や久保や渡辺弘といった控え選手へも愛情と感謝に満ちた言葉を述べられていた事にも感銘を受けました。最近、朝日新聞で大学野球の監督をしている古葉氏の記事がありました。自分は監督として一球たりとも気を抜いた事は無い、一球を大事にしない野球には我慢ならないと述べられていました。今の首脳陣、選手はどう感じるのでしょうか? 本当に厳しい人だったようですが、底に愛情があって真剣だからこそ慶彦や長嶋らが育ったのでしょうね。コージ、衣笠、江夏といったつわもの達を戦う集団としてまとめあげたたのは見事の一言です。これぞ人間力なのでしょう。(June 22, 2009 23:26:19)
あまり無理をなさらないように御自愛くださいませ。
っていうか、カープが不甲斐ないから体調を崩されてるのでは? 古葉氏の著書は是非読んでみたいと思います。 下の2冊は・・・・岡田さんのは読んでもいいかな。 最近ノムカンさんの解説を耳にする機会が多いのですが 情報がタイムリーなのもあって中々と感心してます。 ちなみに最後の奴は近くにストレスを発散させるものも 常備しておかないと大変な事になるかもしれませんよ(笑)(June 22, 2009 23:45:47)
関西の2球団がメディア受けだけを重んじて人事(真弓・佐々木修の登用)を行い、正に茶番劇がおきている事は他山の石にせねばなりません。
上位3球団が少なくともブラウンを上回る手練手管を持つ指揮官に率いられており、なおかつ追う自軍の糧秣がつきかけている現状を考えると、秋にはまたしてもフロントの仕事が問われる局面が訪れるわけですから・・(June 23, 2009 00:47:13)
なんか、広島のプラウダ(笑)中国新聞に新外国人獲得か?という報が載ったようですね。ということは、もう獲得前提なんでしょうけど。この方は確か年末にも一度交渉してた選手のように記憶してるんですが。まあ、その末が今日クビになったドーマン獲得なんで、3Aで大した成績が出ず、彼の相場が下がったのか?だとすれば、期待はどうかなという気もするんですが、それでも、取らないよりはましなんで、早く招聘してほしいです。確か当時は「強打の三塁手」という触れ込みだったので、これでマクレーン、シーボル(??)との争いが見物になるかも知れませんね。(June 23, 2009 18:54:14)
miyaさん
>初優勝した時に出版され、即買いました。これと週べの増刊号は当時中3だった私のバイブルだったのですが、今や行方不明となってしまいました。残念無念ですが、新書で出てるなら再読したいですね。自身の生い立ちから野球観が淡々と綴られていて、変な誇張や自己を正当化するようなところがないので素直に読めた記憶があります。選手へのコメントでも、主力選手には勿論、深沢や久保や渡辺弘といった控え選手へも愛情と感謝に満ちた言葉を述べられていた事にも感銘を受けました。最近、朝日新聞で大学野球の監督をしている古葉氏の記事がありました。自分は監督として一球たりとも気を抜いた事は無い、一球を大事にしない野球には我慢ならないと述べられていました。今の首脳陣、選手はどう感じるのでしょうか?本当に厳しい人だったようですが、底に愛情があって真剣だからこそ慶彦や長嶋らが育ったのでしょうね。コージ、衣笠、江夏といったつわもの達を戦う集団としてまとめあげたたのは見事の一言です。これぞ人間力なのでしょう。 野球に対する熱い思いと,選手に対する優しい心は,三十有余年経った今でもひしひしと感じました。逆に言えば,だから宛がいぶち仕事はだめだったんでしょうね。ホエールズの時とか市長選とか。 コメントありがとうございました。(June 23, 2009 19:43:32)
MERCURYさん
>あまり無理をなさらないように御自愛くださいませ。 >っていうか、カープが不甲斐ないから体調を崩されてるのでは? 幸いにそうではないようです。ただ,やはり疲れが出てきたのかなとは思いますが。 >古葉氏の著書は是非読んでみたいと思います。 >下の2冊は・・・・岡田さんのは読んでもいいかな。 >最近ノムカンさんの解説を耳にする機会が多いのですが >情報がタイムリーなのもあって中々と感心してます。 今のタイガースに対してゴマをする気がさらさらないというのが彼の本当の子kろなんだと思いますよ。確かに解説者としては的確だったような気がします。 >ちなみに最後の奴は近くにストレスを発散させるものも >常備しておかないと大変な事になるかもしれませんよ(笑) いえいえ,最初から突っ込みを入れるつもりで読みますから。 コメントありがとうございました。(June 23, 2009 19:45:22)
遊撃フェチさん
>関西の2球団がメディア受けだけを重んじて人事(真弓・佐々木修の登用)を行い、正に茶番劇がおきている事は他山の石にせねばなりません。 それは確かにカープも一緒のような気もしますからね。本当に他山の石にしてもらわないと。もっともよき手本にも目を背ける組織はそれでまた問題だと思いますが。 >上位3球団が少なくともブラウンを上回る手練手管を持つ指揮官に率いられており、なおかつ追う自軍の糧秣がつきかけている現状を考えると、秋にはまたしてもフロントの仕事が問われる局面が訪れるわけですから・・ まだロジスティックスはどうにかなるでしょう。ただ,いずれにせよ今年のオフはどういう結果になろうと組織の力が試されるでしょうからね。 コメントありがとうございました。(June 23, 2009 19:47:10)
ひーくんさん
>なんか、広島のプラウダ(笑)中国新聞に新外国人獲得か?という報が載ったようですね。ということは、もう獲得前提なんでしょうけど。この方は確か年末にも一度交渉してた選手のように記憶してるんですが。 身分照会に入ったようですので,間違いないんでしょう。というより中国新聞だけのスクープというのがまた笑えますね。いかにも提灯持ち記事というのが丸わかりで。 たしかに,一度獲得を目指していた選手だったようですね。昔の記事のコメントをひっくり返したら生江が出てきましたから。 >まあ、その末が今日クビになったドーマン獲得なんで、3Aで大した成績が出ず、彼の相場が下がったのか?だとすれば、期待はどうかなという気もするんですが、それでも、取らないよりはましなんで、早く招聘してほしいです。確か当時は「強打の三塁手」という触れ込みだったので、これでマクレーン、シーボル(??)との争いが見物になるかも知れませんね。 来る以上は今のマクレーンを凌ぐくらいの数字を残してもらわないと。あとの二人の尻に火が付くくらいの相乗効果を期待してるんですがね。 コメントありがとうございました。(June 23, 2009 19:50:02)
自分も顰蹙を買いつつ、お薦め本を・・・・
後藤正治(著)「スカウト」 残念ながら我が家の本棚にはありません。 図書館で借りて読みました。 再販されることを切に願っております。 (絶対売れると思うなぁ!!) ☆ (June 23, 2009 20:28:54)
新外国人フィリップスを獲得ですか。
カープの屋台骨であり生命線ともいえるシュルツー横山ー梅津の中継ぎ陣が崩壊の危機に瀕している今、なんでユーティリティーな野手を獲得なんでしょうか? ブラウワーレベルでもいいから投手獲得をするべきでは? うーん、解せない。 これでシュルツか横山が離脱したら、終わりだと思うんですが。(June 23, 2009 20:40:48)
木庭さんの話ですよね。昔、読んだことがあります。(文庫化されてからですが。。講談社文庫で出てたと思いますから、ジュンク堂クラスならもしかしたら片隅に埋もれてるかも。。)
木庭さんと言えば、20年以上前にTBSのドキュメンタリーで木庭さんを追いかけてた番組を見て、面白かった記憶があります。(まだ、カープ時代です)たぶん、その翌年にカープを辞めて、横浜に行かれたと思いますが、その時の最期に手がけたのが、栗田投手(たぶん、オールドファンでも覚えてないよなあという選手ですが)だった記憶があります。それから、自由枠とか逆指名とか情報化の進展とか、どんどんスカウトの妙味が無くなってきてしまいましたねえ。カープの弱体化はこういったところも無縁ではないでしょう。(June 23, 2009 20:47:19)
なにわ東洋カープさん
> 後藤正治(著)「スカウト」 >残念ながら我が家の本棚にはありません。 >図書館で借りて読みました。 >再販されることを切に願っております。 > >(絶対売れると思うなぁ!!) 講談社文庫化されてからですが,買って読んで,非常に感動しました。一度引越の時に手放したんですが,Amazonのマーケットプレイスで手に入れて,我が家の本棚を飾ってますよ。 確かに名著です。現状のスカウティングの問題点をあぶり出している名作だと思いますよ。 コメントありがとうございました。。(June 23, 2009 21:40:51)
紅鯉さん
>新外国人フィリップスを獲得ですか。 >カープの屋台骨であり生命線ともいえるシュルツー横山ー梅津の中継ぎ陣が崩壊の危機に瀕している今、なんでユーティリティーな野手を獲得なんでしょうか? >ブラウワーレベルでもいいから投手獲得をするべきでは? >うーん、解せない。 >これでシュルツか横山が離脱したら、終わりだと思うんですが。 これはあくまで深刻なポイントゲッター不足解消のためだと思いたいですね。セットアッパーの補強は,別口で考えていると思いますよ。ドーマンを切ったことからもそれは見えると思います。 コメントありがとうございました。。(June 23, 2009 21:42:34)
ひーくんさん
>木庭さんの話ですよね。昔、読んだことがあります。(文庫化されてからですが。。講談社文庫で出てたと思いますから、ジュンク堂クラスならもしかしたら片隅に埋もれてるかも。。) 私も一度手放したのをAmazonのマーケットプレイスで手に入れましたから,多分入手可能だと思いますよ,今でも。 >木庭さんと言えば、20年以上前にTBSのドキュメンタリーで木庭さんを追いかけてた番組を見て、面白かった記憶があります。(まだ、カープ時代です)たぶん、その翌年にカープを辞めて、横浜に行かれたと思いますが、その時の最期に手がけたのが、栗田投手(たぶん、オールドファンでも覚えてないよなあという選手ですが)だった記憶があります。それから、自由枠とか逆指名とか情報化の進展とか、どんどんスカウトの妙味が無くなってきてしまいましたねえ。カープの弱体化はこういったところも無縁ではないでしょう。 それはまさしくドラフト会議を形骸化する一部球団の策謀のためですからねえ。その動きに今の「党中央」が無邪気に乗っているのが情けないところですが。 コメントありがとうございました。(June 23, 2009 21:44:32) │<< 前へ │次へ >> │一覧 │コメントを書く │ 一番上に戻る │ |