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テーマ:~広島東洋CARP~(4355)
カテゴリ:今日のカープ
今日は,これに尽きる。先月27日のヤフードームでは完璧に抑え込まれた杉内を,しかも1-5の劣勢から,完膚無きまでに叩きのめし,かつイニング途中でマウンドから引きずり下ろしたのである。これほど痛快なることがあろうか。
昨年までのカープであれば,相手がエース格の投手で,先に点を取られて途中まで劣勢の展開であったら,おそらく挽回不可能だっただろう。しかし,今日のカープはそれをやった。たとえオープン戦とはいえ,このこと自体今日の立派な戦果というべきである。 今日の殊勲甲を選ぶならば,私は末永を挙げたい。5回裏,1点差に追いつくきっかけを作った三塁打。そして,6回裏,イ・ボムホのエラーで同点となった1死1塁で打った2塁打。いずれも,それを基点に打線がつながり,それぞれ3点5点の大量点を読んだのである。最初の三塁打は,野村謙二郎体制の目指す隙のない走塁を体現したものだから,なおよい。杉内の出来は決して最初からよくなかったように見えたが,それなりにかわされていた閉塞感を一気に突き破ったという意味で,大きな2安打だったというべきだろう。 もっとも,今日の攻撃についていうならば,現状のカープの抱えている論点もまた浮かび上がるのである。5回の東出のタイムリーのあと2点追加したのは,栗原の2塁打であるし,6回裏のビッグイニングのきっかけはヒューバーの3塁打なのである。要するに, 攻撃がうまくいくもいかないも栗原とヒューバー次第である ということだ。まあ,今日の試合をきっかけにして,開幕に向けて徐々に調子を上げていってくれれば,言うことはないのだが。 さて,5回5失点のアルバラード。正直に言って,公式戦ではなくこの時期に彼の抱える課題が分かったことをよしとすべきだろう。これから開幕へ向けて「使用上の注意」が首脳陣に,そしてキャッチャーに分かったことは,今後の使い方,制御の仕方がわかったということである。すなわち, 打たれはじめるとすぐかっかしてストライクゾーンにストレートを集める傾向がある。 おそらく,大野コーチと植田コーチの頭には,そのことがインプットされたに違いない。おそらく来週のキャッツ戦あたりだと思われる次回登板では,当然そのことを石原あるいは倉が生かしたリードをしてくれるに違いない。 とにかく,昨日今日の試合を見る限り,攻撃面は開幕戦へ向けて徐々に調子を上げ,投手陣も大駒2枚が欠ける可能性がある中で,なんとかそれなりに人が揃ってきたようだ。とにかく,開幕戦まであと2週間を切っているのである。とにかく,今戦えるものの力をフル稼働して戦うしかないのである。昨日のキャッツ戦では青木高広と長谷川に使える目処が立ち,今日は相澤が無死2塁のピンチをゼロに抑えて結果的に勝利投手となり,左の中継ぎとして使えそうな可能性を見せてくれた。その間に,大竹が,シュルツが戦列に加わり,松田元が約束したからには必ず獲得されるであろうルイスの穴を埋める外国人投手が戦列に加われば,恥ずかしい戦いをすることはないと,信じている。 それにしては,3月中旬になっているのに具体的な話が全く見えてこない。松田元の奴,何のかんの理由をつけてほっかぶりするつもりじゃないだろうな。そんなことしたら,まさしく死罪に相当する大罪だ。 とにかく,今のカープに大切なことは,白星を積み上げて自信をつけること,結果の積み重ねで実力をつけること,これしかない。そのためには,明日のホークス戦も,意地でも勝たねばならぬ。福岡で連敗した借りは,まだ半分しか返していないのだ。あの悔しさを覚えているなら,その借りを全部返して逆に搾り取ってやらねばならぬ。そのためには,もっともっと熱く激しく戦ってくれることを期待したい。 それにしても,本当のことを言うならば,同点と勝ち越しのタイムリーエラーの上に,9回は併殺打を打ってゲームセット。まさしく, イ・ボムホさまさまの試合と言うべきだろうか。 明日からも撃ちてし止まむ。必勝! BlogPeople ↑ポチッと,クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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