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テーマ:~広島東洋CARP~(4355)
カテゴリ:今日のカープ
私の敬愛するスポーツアナウンサーの一人である元ABCのアベロクこと安部憲幸アナは,1993年夏の甲子園2回戦,徳島商業対久慈商業(徳商のエースはあの川上憲伸だ)の試合で,0-7のビハインドから8回裏,徳商が一気に追いついたときに,標題のとおり「まさか」を5回並べてその衝撃をもっとも直截的に表したのだが,今日の試合。振り返ってみても,本当にまさか,まさかに尽きる。
なんといっても,1回表打者2人目まではこれはいったいどんな惨敗を喫するのかと思っていた。ストレートの四球に追い込まれてからのヒットでノーアウト1・2塁。打順はクリーンアップ。しかし,ソリアーノはこれを抑えてしまったのである。それ以降は,まさにほどよい荒れ気味という,球の速いピッチャー相手の一番厄介な姿を見せ続けて,ついにプロ入り初勝利を初完封で飾ってしまったのである。まさにお見事と言うほかない。何とドミニカアカデミー出身のプロ未勝利の投手が,逆転優勝に一縷の望みを繋ぐタイガース(今日は符牒は使わないでおいてやる)をなで切りにし,そしてタイガースの優勝の可能性を完全に絶ちきったのである。その意味では実に痛快だ。しかも最後のバッターが金本だったからもっと痛快だ。 しかし,タイガースのバッター。昨日の負けを引きずったのか,完全にかちんこちんだった。特にクリーンアップ。特に新井。全くソリアーノに合わなかった。いや,威圧感を与えることすら出来なかった。確かアライ君は優勝争いがしたいと行ってでていったはずであるが,どうも完全に優勝争いをしているだけで満足しているようだ。今日のような試合は,4番の腕の見せ所であるはずだが,結果は,カープファンが4,5年前に見せられた姿そのものだった。他には,もはやいうことはない。 一方のタイガースの先発秋山。こちらはルーキーながら4勝しているが,梵の放った先頭打者ホームランがすべてだった。この衝撃があまりにも大きかったのだろう。そこから一回りは何とか持っていたが,二回り目,栗原と嶋に連打を打たれてからは完全におかしくなってしまった。やはりこれは経験の差,場数の差というべきなんだろうか。やはり,高卒ルーキーが救世主というのは,一方でこういうリスクもありうるのだということを,よく表した試合だったように思う。 とにかく,試合内容自体はカープだって決して褒められたものではないけれども,カープが勝って金本と新井のいるタイガースの優勝を地元市民球場で阻止したというのはやっぱりなかなか痛快だ。でも,これを5位のチームがやったって胸も張れやしない。やはり,優勝を争う立場となってそれをやらないと価値がないのである。本当に,来年は,何とかしてほしい。 ところで,今日のプチ抗議活動の成果を一応総括しておくと,まず,いくら楽観的に考えても,僅か10人にも満たないメンバーでそれがスタジアムに劇的に波及して,などということなど,ありようもない。それを信じられるくらいなら私は今頃革命家になっている。しかし,何人かからではあるが,好意的な意見も聞かれたことは,一応付け加えておく。むしろ私が強調したいのは以下の2点である。 その1 応援団の端くれかなんかは知らないが,カープファンの中には自分たちと違う方向性での活動を暴力により圧殺し封じようという,非常に犯罪に親和性のある反社会的な人間がいることも遺憾ながら認めなければならないことである。詳細については腹立たしいからいちいち言わないが,彼は「強いカープが見たい」というメッセージにいちゃもんを付けた挙げ句,あろう事かメンバーの一人である福山のさんにつかみかかり,メッセージボードを破り捨てたのである。もちろん警備員が飛んできて話を聞かれたが,厳重に抗議しておいた。私は彼を球場に出入り禁止にすることを求めたが,それがどうなっているかは知らない。きっと今頃球団事務室でふんぞり返っているかもしれないが。 その2 これは10.6神宮抗議行動に参加される方のために念のため情報として入れておきたい。メッセージボードを控えめにあげていた我々に,鈴木ヒロミツを劣化させたような頭の弱そうな兄ちゃんが来て,承諾もなくバチバチ写真を撮りまくった挙げ句,ぽろっと以下のようなことを言ったのである。ただあまりにも言語不明瞭勝つ意味不明でその頭の弱さには失笑するしかなかったのだが,要約すると以下のとおりである。 カープはスワローズに泣き付いて10月6日,神宮球場に警察を入れ,気に喰わぬ活動をしたものを都条例違反で全員逮捕する計画を立てている,ということのようだ。 何のことはない。松田元は焦っているのだ。いや,ついにその存立基盤を揺るがされかねないと動揺したのかもしれない。 ついに松田元は暴力により自らの基盤を揺るがそうとする人間を圧殺することに手を染め始めているのだ。 問題は,そんなことを何で頭の弱そうな兄ちゃん(どうやら応援団の一部を構成している人間ではあるようだが)が知っているかと言うことだが,こんなの噂レベルの話で出てくることではない。 明らかに球団が応援団を自らの犬として取り込み,その暴力的策動の兵士として使おうとしていることが見て取れる(何となく左翼的アジテーションになってきたな)。 さらに言えば, 松田元絶対王政を築くためならあらゆる手を使って反対するものを抹殺するという意思表示を見せたのだ。 もはや,我々カープファンの敵は,松田元ただ1人であることが明らかになった。野村謙二郎や大野豊にブーイングを浴びせている場合ではない。これが,今日の抗議活動の,総括ならざる総括である。 まあ,何でもいいから動いたからこそ,裏の裏まで見えたと言うべきであろう。その意味では今回の活動はそれなりの意義はあったと思う。今日は少数精鋭で頑張ったが,特に関西から駆けつけていただいたなにわの旦那,MERCURYさん,いつかの江藤さんさんには,特に深い謝意を申し上げたい。 これからは,打倒松田元だ。 BlogPeople ↑ポチッと,クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。 (モバイル環境からもクリック可能になりました。「画像を表示」をクリックして,出てきたバナーをクリックすればOKです。) (後記その1) 先日来告知の通り, 「旧・広島市民球場の拙速な解体に反対する署名。」 を始めたところである。 PC版:http://www.shomei.tv/project-1598.html モバイル版:http://www.shomei.tv/mobile/project.php?pid=1598 さっそくたくさんの署名をいただいているところである。ぜひご協力をお願いするとともに,メール,ブログ(ブログパーツもあり),そしてTwitterでこのプロジェクトの存在を広めていただきたい。伏してお願いする次第である。 (後記その2) 旧・広島市民球場の市民のコンセンサスなき解体に反対する動きとして, 「(旧)広島市民球場フォーラム」 のリンクを張らせていただいている。これから新たな展開があることを祈り,あえてこのリンクは継続して張りたいと思う。 また,「旧広島市民球場の歴史と未来を守る会」が発足し、まず球場解体中止の仮処分申請をされ、さらにこの度「球場解体の是非を問う住民投票」を求める署名活動を開始することになったところである。こちらにもリンクを張っておきたいと思う。 http://9shimin.jugem.jp/?eid=37 (後記その3) 現状のカープに危機感を抱く方々に対するWEB署名として, 「広島カープに聖域無き球団改革を要求する署名」 が立ち上がったので,謹んで弊ブログでも宣伝させていただく。 署名はこちらから。 PC版 モバイル版 加えて,「広島東洋カープオーナー・松田元氏の「最下位でも構わない」発言の撤回を求める署名」も立ち上がった。 署名はこちらから。 PC版 モバイル版 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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