|
テーマ:~広島東洋CARP~(4355)
カテゴリ:つれづれ
2年10ヶ月ぶり。これまで「逆入場」を貫いてきた私が,再び市民球場の公式戦に足を踏み入れてしまった。やっぱり,少しく複雑な思いが残る。
しかし,やはり,スタジアムの雰囲気は麻薬だ。などというと私設応援団の連中がいかにも胸を張るかもしれないが,そんなものは関係ない。なんと言っても鉄火場の張り詰めた空気がよいのだ。これだけは,テレビ桟敷,自称私設寝ソベリアでは絶対に感じ取ることができない。もちろん,これは野球場に限ったことではなく,サッカーやラグビーのライブ観戦や国技館で相撲見物をしたときにも同様の思いを持ったものである。なんと言っても,必死になって戦っている姿,ガチンコのぶつかり合いというものはライブでしか味わえないものだし(ただし,逆もまた真なり),一流選手の醸し出すオーラというのはやはり独特のものがある。昔花園ラグビー場で神戸製鋼の試合を見に行ったときに,当時のウィング大畑大介が,それこそ空を飛ぶように駆け抜けていった姿や,最後と思って枡席Aを奮発した国技館で見た朝青龍の土俵入りは,一種の神々しさをも感じさせたものである。 それでも,松田元一派に絶対に金を落とさないという立場でこれまで貫いてきただけに,何か自分で自分を裏切った気がしてならない。もちろん,もらい物のチケット,しかも招待券だったから,まだましだとは思うのだが,何か自分の中で吹っ切れないものが残るのである。いっそのこと逆入場なんかやめてチケットは買ってやるかわりにグッズやスタジアムでの飲み食いに金を落とさないという方向へ方針転換しようかと,今真剣に考え中である。もちろん今日も,飲食は持ち込みのものだけ,スタジアムではビールの一杯も飲まなかったことは言うまでもない(ていうか,1杯700円の生ビールなんて飲めるかっていうところもあって)。そう,気休めは麻薬,といったら正しいのか。 本来なら試合を見た後の日は観戦日誌を書くのがお約束なのだが,夜も遅くなった上に明日朝も普段通りの時間に朝起きなければならないので,これは明日,いやもう時計は今日か,に回させていただきたい。そしてこのささやかなる駄文も,今日はこのくらいで打ち止めとする。かつての私なら午前1時だろうが2時だろうがどんとこいという感じだったが,いまやると持病が再燃してしまう。 今年また市民球場に足を踏み入れるかどうか。バファローズ戦のビジターパフォーマンスシートに潜入してもう一度バファローズの応援をしたいという思いもあるが,万事未定だ。しかし再度麻薬に身を浸したこの私にとって,さらにその麻薬を求めていくことは,当然あり得る話だろう。いつ誰とどういう形でとなるかは,分からない。 そうだ,カープが優勝を争ってくれればいいんだ。 BlogPeopleSIGMA People お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014/04/05 12:22:33 AM
コメント(0) | コメントを書く
[つれづれ] カテゴリの最新記事
|