ろー・ふぁーむ・かるぴお by pridegreen

スコアは７－０。12カードぶりにカードの頭を取り，野村祐輔が２か月ぶりの勝利投手になってしかも８回４安打無失点。しかも得点の取り方も先生中押し中盤での一気の連打攻撃と全くもってけちの付けようもない。そりゃ贅沢を言えばキリはないが（たとえばもっとしつこく攻撃をしていれば点がもっと取れてただろうとか），内容も結果もよし。

で，すべてを終わらせたかったが，どうもケニー君は妙に気張ってへんてこりんな采配を振るいたがる。田中の好走塁のおかげで結果オーライとなった野村祐輔のスリーバントスクイズとその予兆と言えた會澤のセーフティスクイズ未遂事件。野村祐輔については一塁走者を２塁に進めるバントがあまりにもよすぎてスクイズになってしまったものだが，今当たっている會澤にノーアウト２，３塁でセーフティスクイズなんかさせて何の意味があると一時はあきれた。そして，意味のよく分からないプリンス君の一塁起用。スターターを外したなら外したでそれ相応の処遇をすればいいのになぜか彼だけはお出ましにあらせ給われる。こう言う顔見世興行なんて意味がない。他の選手のモチベイションに関わる。そして，野村を８回で下ろして登板させたのが「我らのエース」。本当なら完投させるべきだったと思うが，この点は百歩譲って目をつぶるとしよう。問題はその１イニングで投げたのがなぜ「我らのエース」出なければならなかったのかと言うことである。言うまでもなく彼の場合は連打病と突如コントロールを乱す悪い癖がある。もし彼が火をつけてベイスターズ打線に追い上げられるリスクのことを考えたら，せめて中崎か永川か横山を投げさせておくべきだっただろうと思う。

まあ愚痴は置いておくとして，今日の試合がこれだけの楽勝になるとは正直想定外だった。久保康友相手だからもっと苦労すると思っていたのだが，今日だけに関して言えば久保が勝負する相手を間違えたと言うべきである。けだし，カープ打線と勝負するのではなく，アンパイアの西本と勝負してきわどいコースをこれでもかこれでもかと投げ続けてなかなか思うようにストライクを取ってもらえず，挙げ句自滅したという印象が強い。まあ，何でもいいから打って点を取ったものの勝ちである。どうもよく分からないがロサリオ４番というのも板についてきたように思う。やはり地位が人を作ったと言うべきか，ロサリオはロサリオなりに着々と仕事きっちり，である。問題はそれがいつまで続くかであるが，これは今考えてはいけない。先のことは神のみぞ知る，なのである。

明日の予告先発はバリントン対山口俊である。ベイスターズの攻撃力を過小評価してはいけないが，どうやら今のベイスターズ，攻撃力が相当落ちているのかもしれない。そうなるとバリントンはそこそこ試合を作るだろう。となると，問題はカープの打線が山口俊をどう打ち込めるかにかかってくる。８試合連続二桁安打と言ったって，二桁安打で負けているようでは意味がないのだ。まず点を取ること。特に今日のように先制点を取ること。それが鍵になってくるだろう。ベイスターズには申し訳ないが，カープが優勝争いにくいついて行くにはカープはひとつも落とせないのである。その覚悟がチームにありや，と問うてみたい。

広島は夕刻から雨模様で時に激しく降り，しかも断続的に雷鳴が轟き，ときに電気が一瞬落ちかけるほどである。これがカープがセントラルの風雲児となるべく吹き荒れる嵐であるのか，それとも「アメフリヤマズ」であるのかは，まだ分からない。

今日の流れを明日につなげ。

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