ろー・ふぁーむ・かるぴお by pridegreen

それにしても，緒方孝市という人は，よくよく嵐を呼ぶ人である。

などというといかにもかっこよさげだが，もちろんそんな意味はみじんもないのであって，以前も書いたが私が初めて彼が監督就任したことに言及した日が台風の日，さあ前半戦の総括でもしようとした日がこれまた台風の日。そして，まさに「優勝を目指す」と曰うならば絶対に落とせないホームでの首位タイガースとの3連戦初戦がまた台風である。ここまで来たら彼はやっぱり何かを持っている，しかもよからぬ運周りになる役を持っているとしかいいようがない。

これが明日からの2連戦にどういう影響を及ぼすかは分からない。しかし，タイガースはいずれにせよサウスポーが出てくるのは必至で，そのサウスポーに対する攻略が全く出来ていないカープの攻撃陣から見ると，これは非常に辛いシリーズになるのは明らかだ。なんといっても3番誠也とか5番梵とか言うオーダーが平気で組めるのである。で，ブラッドという飛び道具がでれば勝ち，封じ込められれば負けという状態が続いている。こんな状況で，何を期待せいという。

と，いうわけで，今日も野球の話はしない。というより，疲れている。しつこいようだが私の付き合っている病は気候とも密接な影響があるので，今日のように特大の台風が通過しているような日は，特に辛い。

それでも，仕事だけはせねばならぬ。しかしながら，樹木が波打つような暴風をBGMに聞かされているわけだから，余計に気が滅入る。そんなもんで帰ってきたらニュースで例の「元祖カープ女子」のホームランガールのニュースが流れていて，それがいかにも松田元の鷹揚さ，いかにもファンの声をよく聞いている姿を強調しているような作りになっていたものだから，余計に腹が立って疲れた。こういう疲れたときには，何もしないに限る。

唐突だが，京都に行きたい。だいたい疲れたり仕事がいやになったりすると出てくる症状なのであるが。独身のころはならばと新幹線に飛び乗って京都巡りをしていたわけだが，今はそんなことなどできようわけもない。何をしたいわけでもない。ただ京都の町を歩きたい，そして昔親しんだ味をもう一度味わいたいだけである。京都は夏か冬に限る。あの灼熱の太陽と，身にしみる比叡おろしを味わわずして京都に行った気になるなかれといいたいくらいである。この話をすると長くなるので今日はこれでとどめるが，ぜひ一度お勧めしたいのが安井金比羅宮である。縁切り（とその裏返しで良縁結び）で有名なのであるが，縁切り（と縁結び）祈願のくぐり岩があって，そこに書いてあるお札を見ると，少々の悩みなんて吹き飛んでしまうくらい背筋が寒く，もとい気持ちがしゃんとする。

京都もいいのだが，今一番いきたいのは大阪である。何と言っても大阪駅が真相リニューアルされて従来の記者駅から面目一新したうえに，発メロが「やっぱ好きやねん」である。これは一度降り立たなくてはならない。あべのハルカスも，なんばパークスにも行ってみたい。かつて大阪球場のマウンドがあったところに記念のモニュメントがあるらしいのだが，ぜひそれを踏んでみたい。そして往時の思い出に浸りたい。たったそれだけでいいのだが。

もちろん神戸も外せない。訳あって，いろいろと歩いた街だ。南京町の裏筋に私が贔屓にしている隠れ家的名店があるのだが，まだ健在だろうか。そして，広島にジュンク堂が出来る前は，帰省したときに神戸のジュンク堂に必ず立ち寄って専門書の買いあさりなどしたもんだ。

と，いうわけで，今日のネタは，まさに表題のとおりである。そして，落ちもない。ちなみに昨日の記事，ちゃんと悪魔さんは天使さんの振りに落ちを付けて帰してくれてたんだが，どれだけの方に御理解いただけただろうか。

明日からのシリーズこそ目の覚めるような勝利を求む。

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