ろー・ふぁーむ・かるぴお by pridegreen

申し訳ないが，これが今のカープとジャイアンツの差である。決してカープが終盤に粘ったうっちゃり勝ちではない。必然の勝利である。今のカープにジャイアンツに負ける要素などないということである。

その意味では，今日の勝ち方は決して芳しいものではない。田口をもっと早く捕まえることが出来なかったか，仕掛けをもっと早くする余地はなかったか，などと言えばキリがない。正直，メグの胆力不足を嘆きもした。それは今後の試合に対する反省点である。

しかし，勝ったからよい。しかも，結果だけをみれば今ジャイアンツが唯一と言っていいくらい頼りになるはずの田口，マシソン，澤村の継投を木っ端みじんに打ち砕いたのである。特に9回の澤村つるし上げ劇場は確かに痛快極まりないものだった。もちろんジャイアンツに与えるダメージは大きいだろう。マジック点灯でもはや追い詰められた日本テレビはことあるごとに「リメイクミラクル」などというお笑いぐさを持ちだしてきたが，そんなものはもはやあり得ない架空のお話しであることを証明したと言っていいだろう。

これでマジック18となったが，そんなものはまだまだ意識するに能わない数字である。まずは目の前の試合を一戦必勝，それを続けていけばよい。マジックが一桁になり，片手で数えられる領域に入ってから，本気で意識していけばよいのである。その頃には，もうジャイアンツは遠い彼方に消えていっているはずだ。

とにかく，ジャイアンツ戦はもう終わったこと。次はナゴヤドームでドラゴンズを徹底的にいじめ抜けばよい。もしナゴドで3連勝でもすることがあれば，直接戦わずしてジャイアンツにとどめを刺すことが出来るだろう。晴れのあかつき，旨酒を酌み交わす日は，案外早く来るかもしれない。

カープが今の野球を忘れない限り。

とにかく勝ってしまえばすべてが終わる。

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