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テーマ:~広島東洋CARP~(4355)
カテゴリ:今日のカープ
さて,私は今年のカープについての総括をここまで書いてこなかった。例年ならシーズンが終わったことにばっさりと斬り捨てるのであるが,今年は,まあ優勝恩赦というのが建前上の理由で,要するにここまで引っ張ったのである。もちろん,引っ張ったからといって誰も喜びも困りもしないわけだが,それはさておき。
はっきりと言う。今年のカープが優勝できた理由は,運がよかった。その一言に尽きる。こんなことを言うとまた白痴君がたかりそうだが,たかるのはまさに白痴の白痴たる所以であって,決してマイナスの意味ばかりではない。運も実力のうち。運を引き寄せるくらいの力がないと優勝なんて出来ないのである。今年のカープは,なじかは知らねどそれができた。だから結果としてあれだけの数字が残せたのである。理由などどうでもいい。プロフェッショナルは結果を出してなんぼなのであるから,それでいいのだ。 しかし,その運というのがただ単に博打の目が上向いていただけなのか,地に足のついた強さというものに昇華させることができるものだったのかでは,残念ながら月と鼈である。日本シリーズでこてんぱんに叩きのめされた姿を見れば,要するに今年のカープは単にギャンブルでツキまくっていただけに過ぎないというべきだろう。あのCollisionサヨナラ勝ちから9月10日の歓喜までの間だけ。 どうもカープファンのほとんどは9月10日で時が止まってその後11月5日まで時が飛んでいるようにお見受けするが,その間の野球というものにもっと目を向けなければいかんと思う。はっきり言うならば昨年のカープとほとんど径庭がなかった。もしカープが本当の実力を持ってあれだけの結果を残していたのであれば,あの黄金時代の南海ホークスが残した99勝を一気に飛び越して,冗談抜きで3けたは勝てていたと思う。それだけ,あのミラクル神がかり的なことが続いた3か月と比べてその前とそれ以後の野球内容は悪いし,勝てる試合をぽろぽろ落としていた印象が,非常に強い。 だから,私は今年のカープを積極的に評価する気にはなれないのである。本当に今年のカープが見せた勢いというのもが確固たる実力に裏打ちされたものであったならば,日本シリーズなど広島に帰ってこないうちに決着をつけられたし,ペナントレースも今年残した数字に輪をかけたぶっちぎり大独走優勝ができたに違いないのである。要するに今年はたまたま下手の横好きの緒方一味のギャンブルの買い目が奇跡的に大当たりを踏んだだけという方が正しい。 だから,来年は今年と同じようにうまくいく保証など,何一つない。あるとすれば各選手の成功体験というものなんだろうが,残念ながらカープは25年も優勝から遠ざかっていたチームである。今年くらいの成功体験など,屁の突っ張りにもなりゃしない。だったらしっかり補強をせいやといいたいところだが,そんなものやる気がないことは,既に何度も書いてきたことであるから割愛する。分からなかったら置いていくよ。義務教育やってるんやないからね。この段で行くとまた次の優勝を見せてくれるまでにまた二十数年かかりそうな気配だが,多くのカープファンはその点を追及するどころか「党中央」のまいた餌に群がり,応援団という名の反社会的チンピラ集団に尻尾を振っている状態だから,まあやってられない。私などはアホかと思うばかりだ。これが広島という街の活気のなさを生み出している原因なんだろうと思っている。「神ってる」で盛り上がっている?どこがやねん。「党中央」に尻尾掴まれた哀しき在広プレスという名の三文役者どもがしょうもない猿芝居の線引きをして,ありもしないものを創り出そうとしているだけじゃないの?ネイティヴの広島人はごまかせても,この桜吹雪が,もといよそ者広島人の目はごまかせねえんだよ。 と,いうわけで,今日は本当に両肌脱いでべらんめえ,とばかりにばっさりと斬り捨ててきたが,別にハッタリをかましたわけでもなければ意図的に煽っているわけでもない。来年のペナントレースを戦い抜くためには,今年と同じことをやってるようじゃ駄目だと言うことくらいはお分かりだろう。ならどうすればいいのか。 「カ舞吼」ではないが,選手揃って開き直って「傾奇者」たればいい。いや,思いっきり傾け。 既に弊ブログでネタにしたとおり,「かぶく」が「歌舞伎」の語源というのは嘘である。そして,「かぶく」と言う言葉に現状打破的な力強い意味はない。旺文社古語辞典には「勝手気ままな振る舞いや異様な身なりをする,浮かれ戯れる」とあって,「傾く」だけではとにかくネガティヴな意味でしかない。しかし,そんなものはどうでもいいのだ。思い切って来シーズンは傾奇者としての意気を見せよ。いや,傾け。もちろん単にふわふわと浮かれているだけじゃ駄目だ。あくまで「おもしろく」なければだめだ。もちろんここでいう「おもしろく」は現代語ではなく古語での「おもしろし」でなければならない。その先に,張りぼて巨大補強チームをはいご苦労さんとばかりに再度転がす道が開けるのだ。 そもそも論として,「党中央」は優勝という二文字にあぐらをかいてろくな補強をしなかった。このまま来年もふんわりと立ち腰で浮けようものなら,今度はあっけなく土俵の外まで電車道でもっていかれるだろう。だから「党中央」を崇め奉ったり担いでいるやつは莫迦なのだが,それをうじうじとつついてばかりではいけない。さあ,みんなで「傾奇者」たらんや。いや,おもしろう傾いて見せて進ぜよう。 後編も乞うご期待。 BlogPeopleSIGMA People (告知) 姉妹サイト「ろー・ふぁーむ・かるぴおANNEX」もよろしくお願いします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016/12/26 10:44:51 PM
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