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テーマ:少年&少女サッカー(885)
カテゴリ:素人コーチ日記
「クリ、早く大きくなって日本代表を救ってくれよ。」
「うん。」 「今日はリフティングやったか?」 「朝からプールにずっといて、かえって来たらね、寝ちゃった。」 「それで?」 「何もしなかった。」 「日本代表が寝とったら、日本中が泣いてるど。北朝鮮に負けて、中国に引き分けて悔しくないのか!」 「だって眠かったもん。」 (そうだよなあ。) フランス代表が98年にW-Cup優勝した時、それでもフランスはFWのストライカー不足といわれ、FWの育成が急務という方針を打ち出した。その後、アンリ、トレセゲ、アネルカ、シセなどが出て世界に誇るストライカー王国になった。 98年WC直後、フランスで打ち出された方針は、FWとしての黒人選手の育成。それまでスピードとパワーのある黒人選手をDFにおくことの多かった方針を破棄し、身体能力の高い黒人選手をFWに起用し、一人の力で敵のディフェンスラインを突破できるFWを作ろうという方針を打ち出した。別に育成に多額の投資をしたわけではない。情報網をフル活用して、上から下、下から上への伝達、確認をしていっただけとのこと。 考えてみれば、ジダンもアルジェリア移民の両親を持つ。フランス代表はほとんどが、移民系で占められている。人種の坩堝たるフランスでは、それが普通。自分の国を出て外国に住むということは、それなりの苦労があり、いわゆるハングリー精神を旺盛に持った若者も多くいるだろう。 こういう選手たちと戦える選手を生み出すには、小学生年代からの育成が必要だ。 クリたちの世代が代表になる頃、日本代表にはどういう選手が要求されるのだろうか? 日本のサッカーの歴史は浅い。ストリートでサッカーをやっているとすぐに追い出される。ハングリーって日本人にあるのか。今の子供たちに教えておくべきこととは何だろう。 日本人の器用さと勤勉さを持って、ボールタッチや、大きな体の相手に負けないテクニックを磨くのが一番。後は、勇気と献身的なフォロー。小学生の試合で何度も何度も突破にチャレンジして失敗しても「よし、次もまた行けー!」と叫ぶ指導者はほとんどいない。「今のは、こっちサイドの○○が空いていたぞー。」と教えることはあるけど。 日本サッカー協会は、資金集めの審判講習会を開いているより、(関係ない話ですが、審判資格継続が面倒くさく、あまりにお役所的なので、あれじゃあ、審判のなり手が益々いなくなるぞと少々いらだっているものですから。)将来を見据えた指導の方針をもっと広くメディアを通じてサッカー少年たちに分からせてもいいのではないだろうか。10年後、20年後に目指す日本サッカーのビジョンに沿った育成義務を持っているはず。方針は出していても本当に将来を見据えた方針なのか?永遠に日本サッカーは、世界で優勝できないのでは? 練習メニューは変わらないのだろうけど、目指すものがはっきりすれば、プライオリティや重点が違ってくるはず。身体能力の高い海外の選手に打ち勝つにはどうするか?指導方針は相変わらず、「楽しめ。」?サッカーは楽しいのが当たり前だ。日本代表が強ければもっと楽しくなるはずなのに。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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