【マドンナ・ヴェルデ】海堂尊

April 6, 2010

　

久しぶりの海堂作品
図書館にリクエストしたときには
発注中7番目、早く読みたいので購入することに・・

2008年4月に読んで前のブログにのせた
「ジーン･ワルツ」の「続編」
・・・というよりも「スピンオフ小説」？

「クール・ウィッチ」といわれている
「ジーン･ワルツ」の主人公が
「代理出産」を頼んだ「母」の視点で描かれた作品

「ジーン・ワルツ」では続編は
あるだろうラストだったから
また海堂さん特有の時世のちがう
既刊の作品たちを
思い出し楽しませてくれる

ここで生まれた赤ちゃん、
中学生になって（「医学のたまご」）で活躍

登場人物、地名、出来事、事件・・・
ときどき曖昧な記憶をたどりつつ
とても楽しめたけれど・・・・
やっぱり重い、このテーマ
「ジーン･ワルツ」もそうだったように
不妊治療をした経験があるせいか
よりいろいろと考えさせられたような気がする

出産を決意したある登場人物の
さりげない素直な気持ちが
周囲のかたくなな気持ちをほぐしたり
影響をあたえているところが
なんともいえず・・
難しい医療、重いテーマを
少し優しいものに替えてくれる
すべては「人の気持ち」

それに加えて
医療ものとしてだけでなく文章表現も
いいな～とつくづくと・・

そういえば・・「ジーン･ワルツ」は今秋
菅野美穂主演で映画化だったと・・
菅野さん演じる「クール・ウィッチ」楽しみ
私としてはかなりイメージとあうような？
彼女ならきっとかなりちかい「理恵」を
演じてくれそう・・

読後感としては久し振りの海堂作品
期待して読んだ割にはちょっと物足りなさも
あったものの
「ジーン・ワルツ」を
横において読んでみたりしたら
おもしろいだろうな・・・なんて

でもやっぱり好きな作家さん
どんどん新刊出して欲しいですね～

さて、人気の海堂さんの新刊
この本は図書館へ
「わくわくのバトンタッチ」のプレゼント

次の本にワクワク、ドキドキ、楽しみ～

読書感想記録（２０１０～）

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Last updated April 6, 2010 09:37:54 AM

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