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January 28, 2011
カテゴリ：本、漫画、映画、ドラマ,観劇等の感想
 （購入したのは文庫） 昨年の「私の好きなベスト３」を決めて 「き・ろ・く」してからと思いつつ 次の本を手にしてしまった・・ 今年既読の３冊はお気に入りの作家さん ４冊目は読んでみたいと思っていた 初めての作家さん 読後に裏表紙でわかったこと この作品「直木賞受賞作品」 何気に私のＰＣデスクに置かれていたこの本 夫のオススメなのでしょう でも・・表紙の２人 あらら・・テレビをあまり観ない 芸能関係に疎い私でも知っている２人 あわてて裏返して帯をみないようにブックカバー （４月映画公開・・これは見えてしまった） 感想は・・・ とても良かった 舞台となる場所についても 二人のキャスティングについても すぐに予想はつき 楽しかったり、切なかったり、温かかったり・・ （一度肉体から切り離されたものを また縫い合わせて生きるとくことは どういう気分だろう。 どれだけ熱源にかざしてもなお温度の 低い部位を抱えて生きて生きるとは・・） 「・・ほかより冷たいけれどこすっていれば じきにぬくもってくる。 すべてが元通りとはいかなくても 修復することはできる」 二人のさりげなく交わす言葉や 誰かに伝える言葉の中に 彼らが今まで経験してきて 感じ得たもの、心に響く言葉がたっぷりで・・ 「誰かに必要とされるってことは、 誰かの希望になるってことだ」 （この言葉は帯にも書かれていた） 「親に虐待されて死ぬ子どもは たくさんいるのに 虐待した親を殺す子どもが あまりいないのはなんでかな」 二度と取り返しつかないこと、 得られなかったこと、 失ったことをよみがえらせては 暴力の牙を剥こうと狙っている 「向こう側にはいかないで」 小学生に言う言葉 「いくら期待してもおまえの親が おまえの望む形で愛してくれることは ないだろうけどまだ誰かを愛するチャンスはある。 与えられなかったものを 今度はちゃんと望んだ形で新しく 誰かに与えるチャンスは残されている。 生きていればいつだって」 「幸福は再生する・・ 形を変えさまざまな姿で それを求めるひとたちのところへ何度でも そっと訪れてくるのだ」 こんな言葉たちがストーリーのところどころに 楽しませてくれるものと一緒に 心の中に入ってくる あ、そういえば・・ こんな台詞が・・ 「なんじゃ、こりゃあ！」 「それ、ダレの真似?全然似てない」 ずっと、むか～しどこかで聞いたような？ こんな「笑い」のおまけもついて ストーリーは少し重たいところも あるのだけれど 読後感のさわやかさ・・・ 今年早々に気になる作家さんに 出会ってしまった感じ 気に入った作家さんは続けて読むクセ 今年もかしら さて、次はどの作品？  次の本にワクワク、ドキドキ、楽しみ～読書感想記録（２０１１．１～） お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
Last updated
January 29, 2011 01:01:38 AM
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