<輝いている女性たちの言葉><輝いている女性たちの言葉>~「しびれるほど仕事を楽しむ女たち」 日経WOMAN編 日本経済新聞社より~ (■引用 ◇解説 ○私の意見) ■人生には山も谷もある。大切なのは、うまくいかないときに耐える 力、うまくいきそうなときに波に乗る勇気。それと、「仕事で手を抜か ない」「誠意を持って全力で取り組む」という基本姿勢。与えられた 条件の中で最大限の結果を出そうと努力を惜しまなければ、結果 は後から付いてくる。しびれるような充実感というのは、自分の力を 出し惜しみしたときには感じられないもの。「ここまででいいや」と思 えば、リターンは「そこそこそれなり」でしかないんです。 目の前の仕事に集中して、プロとしての筋肉を付けておく。そうす れば別の場所でも通用します。仕事の95%は繰り返しのルーティー ンワーク。でも残りの5%をどう膨らませるかで仕事を面白くできる かどうかが決まる。どこかに面白い仕事がないかと探すんじゃなく、 目の前の仕事を面白くする方法を探すことのほうが重要。楽しいこ とをするんじゃなくて、することを楽しんでみる。こっちのほうが知的 だし、ずっと豊かな人生になると思うんです。 (バンダイ社外取締役、エディター 松永真理さん) ○NTTドコモでIモードを開発するとき、専門家ではない松永さんが、 コンサルの完璧な提案に対し、「正解だと思うけれど心に響かない」 と妥協せず、あくまでも自分のセンスにこだわってヒット賞品の開発 につなげたことが伺われます。 ■天職や天分というものは、どこかに落ちているものでも、ある日、 空から降ってくるものでもない。誠意と努力とチャレンジ精神を持っ て続けていれば、どんな仕事でも天職になるんですよ。これが嫌だ から次、じゃなくてね。そうしているうちに、自然に次の展開が見え てくる。 チャンスは黙っていて与えられるものではありません。どんな場所 でもどんな仕事をしていても、一生懸命努力していれば、その人は 光ってくるものです。自分が自分の努力で光ったときに、自然と周り から手は差し伸べられる。結局、自分が自分を救うんですよ。 (静山社社長 静山佑子さん) ○チャンスを逃すまいとチャレンジしていれば、天は自ら助くる者を 助くということですね。 ■「上司の理解がない」「職場環境が悪い」「子どもを保育園に入れ にくい」「夫が協力してくれない」など、いろんな不満を口にする人が 多いけれど、すべて自分に好都合な環境などあり得ないし、環境を 変えるのは難しいこと。最初から、周りに過度な期待はしないほうが いい。 自分の期待の矛先は、自分にこそ向けるべき。環境は変わらなく ても、努力次第で自分は変えられる。 (オリンパス研究開発センター研究開発本部 基礎技術部長 唐木幸子さん) ○できない理由を並べ立て、言い訳をしていては何も前へは進みま せん。与えられた環境の中で最善を尽くしたいものです。 ■ピンチは何度もありました。けれど、苦しい時期というのはあった ほうがいいと思うんです。苦しめば苦しむほど、いったん結論を出し てしまえば、それを受け入れて頑張ろうというエネルギーもわいてき ます。今の仕事が天職かどうかなんて、死ぬときになってみなけれ ばわからないこと。 経験から言えるのは、何があってもクサらずに、できることを前向 きにやっていたら、誰かがどこかで見ていてくれるし、助けてくれる ということ。仕事をしていくということは、他人との競争ではなく、自分 との競争だと思います。本当は私、怠け者のところがいっぱいあるん です。けれど、そういう怠慢な自分に打ち勝って、自分をどこまで高 めていけるかが重要なんじゃないかと思っています。 (インテグレックス代表取締役社長 秋山をねさん) ○艱難辛苦汝を玉とす、を信じ、我に七難八苦を与えよ、というくらい の心境で開き直って前に進んでいきたいものです。 ■仕事をやり過ごすこともできるけれど、それではもったいない。 人生の3分の1は仕事をしているわけですから。同じ働くなら、何か をつくり出すほうが人生の中で大きな充実感を味わえる。それは 管理職や役員に限ったことではなく、一般社員でも同じこと。自分の 立ち位置の中で、常に仕掛ける立場に立つことはできるはずです。 (全日本空輸執行役員 客室本部長 山内純子さん) ◇やりがいのある仕事は与えられるものではなく、自分で見つけ出 してつくり上げていくもの ■最初からできないかもしれないと疑ったら、それで終わり。できる、 できないで悩んだら、まずできないほうの理由を消していく。どうした らできるかだけを考えるから、絶対にできるようになる。 (和紙ディレクター、堀木エリ子アンドアソシエイツ代表 堀木エリ子さん) ○できない理由を探すより、できない理由を消していくということは、 何と生産的で楽しいことでしょうか。 ■人の運気には良いとき、悪いときの波がある。底のときでも腐ら ずにコツコツ真面目に働く。そうすれば自然に運気は上がってきま す。見てくれる人は必ずいて、道は開けるんです。 (西京銀行副頭取 銭谷美幸さん) ○苦しいときでも今が底だと思えば、後は上がるだけですから、 がんばれます。明けない夜はないし、やまない雨もありません。 ■仕事は長く続けていれば、つらくても道は開けます。お金だけに とらわれないこと。人生おいしく生きようとしないで、苦労は買って でもすること。失敗も経験です。私も35歳で留学したときに遅いと 思いましたが、そんなことはない。いつでも始められます。 (ワイン醸造家 コスモ・ジュン代表取締役社長 新井順子さん) ○有志有途、また、何かことを為すについて遅すぎるということは 絶対にありませんね。 ■強い思いは必ず相手に伝わるから、ノウハウは後付けでも構わ ない。働くという字が示すとおり、まずは自分が動くことで、すべて 歯車が回り出すはずです。 (グレイスラム代表取締役 金城祐子さん) ○受身でいれば、失敗はしないかもしれませんが、決して波に乗る ことはできません。たった一度の人生、チャレンジを楽しみたいもの です。 |