【一言レシピ♪】

《罪悪感への処方箋　Day 4》

前回の「DAY1 罪悪感はどこから？」「DAY2 なぜ罪悪感を持ち続けてしまうのか」「DAY3 罪悪感という罠に陥ってしまうのはなぜ？」に引き続きジックリと考えて見ましょう。

罪悪感という罠に陥りやすい五つのタイプ　－聖書は何と言っているのか－




タイプ１．「わたしは完全でなければならない」　

完全なのは、神様だけです。


全知全能の神様は、天地万物をお造りになられたお方です。この自然界も人間も、すべては神様の最高傑作品であり、この宇宙に最善で最高のルールを定めて、すべてをご支配されているのです。

天は神の栄光を物語り大空は御手の業を示す。昼は昼に語り伝え夜は夜に知識を送る。話すことも、語ることもなく声は聞こえなくても、その響きは全地にその言葉は世界の果てに向かう。そこに、神は太陽の幕屋を設けられた。詩編　 19:2-5

私たちは、地球の自然界の気候のしくみや、すべての動植物たちの生態、人間のからだのしくみなどのすべてをすみずみまで理解することはできませんが、創造主なる神様はすべてをご存知です。ですから、聖書は「神のなさる御業はことごとく正しいと」語るのです。

主は岩、その御業は完全で、その道はことごとく正しい。真実の神で偽りなく、正しくてまっすぐな方。（申命記32:4）

さらには、その神様があなたに命を与え、生かし、愛してくださっています。何よりも、神様はあなたの人生に素晴らしいご計画をもって、あなたを造ってくださいました。わたしたち人間の立てる計画と比べるならば、神様があなたのために立てた計画は「完全な道」（II サムエル22:31）であり、「それはわざわいではなくて、平安を与える計画であり、あなたがたに将来と希望を与えるためのものだ。」（エレミヤ29:11-14）と聖書は教えるのです。

そのような創造主なる神様の前では、人はみな等しく不完全な生き物としか言わざるを得ません。しかし、不完全であることを悲観する必要はまったくないのです。なぜなら、わたしたちは皆、不完全であるがゆえに、イエス・キリストの救いを必要とするからです。そして、イエス・キリストを通して、不完全な私たちを完全な道へと導かれる人生こそが、大きな恵みなのです。


ですから、自分の個人的な努力で「完全になろう」とすることは、言い換えるならば「神になろう」としているのと一緒だと言えるでしょう。完ぺき主義な性格を持っている方は、何をするにしても自分の思ったとおりに物事や環境をコントロールしようと走り回りますが、クリスチャンでありながらも「すべて、自分の思い通りにならないと気がすまない」性格の方は、似たような落とし穴にはまりやすいと言えるでしょう。完全になろうとして色々自分勝手な計画を立てるのですが、聖書が「人の心には多くの計画がある。しかし主のはかりごとだけが成る。」 （箴言19：21）と戒める通り、する事成すことすべてが自分の思い通りにならないことで、人は罪悪感に陥ってしまうのです。


　「神のようになれる」・・・　この囁きは、蛇がアダムとイブをだますときに使った殺し文句です。神のようになりたい、と思った瞬間に、食べてはいけないと言われていたそのの中央に生えていた木の実が、とても美味しそうに見えて、彼らは約束を破って食べてしまったのです。罪はこのようにして人類に入り込みました。

「神のように、完全になりたい」・・・　いつの間にか心を占領していたそのような傲慢な思いを告白し、主イエスへの信仰を通して神の御心を歩むとき、あなたのために神様が立ててくださった完全な計画を平安の内に歩むことができるのです。

今、ご一緒に「御心のままになりますように」とお祈りし、必ず最善を成してくださる神様に、全てをゆだねましょう。あなたは神様ではありませんし、神様にもなれません。ですから、あなたの持つ支配欲を捨てて、主イエスのご支配に全てを明け渡すのです。そうするならば、あなたの心を神の平安が支配してくださるのです。

「わたしは、あなたたちのために立てた計画をよく心に留めてと主は言われる。それは平和の計画であって、災いの計画ではない。将来と希望を与えるものである。」　エレミヤ２９：１１

DAY5「罪悪感に陥りやすいタイプ２」へつづく

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