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学力向上・勉強のコツ・学習計画など受験勉強法を教えています。

<志望大学合格のコツ>

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<志望大学に現役合格するために>


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現役で志望大学に合格するために、受験生は高校最後の学年で、まず何を
おこなわなければならないのか、その重要なところを箇条書きに示します。


1、 志望大学、志望学部の早期決定。

2、 受験大学の各科目の配点比率を知る事。

3、 受験大学の出題傾向を早期に知る事。

4、 受験のための1年間の勉強時間を決定する事。

5、 受験科目の学習のために使う参考書や問題集を決定する事。

6、 受験勉強を実際に進めるための学習計画を立てる事。


今日はこれらの項目をここで一つひとつみていくことにします。


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1、 志望大学、志望学部の早期決定。
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 まずなにより将来社会にでて、自分が進もうとする道にあわせた、志望学部の
早期決定が必要です。志望学部が決まれば、今度は志望大学の早期決定をする事です。


 第一志望大学に合格したければ、学部の選択を早期におこなうようにします。


 例えば医学部を志望するものは、小学生や中学生の頃から医者になる事を
決めている人が多いようです。家業が医者であったり、幼い頃の自分の体験を
通して、医者になりたいと夢みたりします。


 また親や親戚が先生であったり、学校の先生を身近に感じ、将来先生になりたいと
早くから思ったりします。


 子供の頃から機械いじりが好きだったり、理科の中でも特に物理に興味のある人は、
将来工学部に進む事を早くから決めています。


 こういった人たちは目標を持っているので、それを達成するためには、どうし
なければならないかを、すでにいろいろ考えています。そのため志望大学も早期に
決められることができるのでしょう。


 それに対し、高校3年生になっても、まだ学部も決まっていない人がいます。
こういう人たちは志望大学の決定も遅れてしまいます。志望大学の決定は成績が
あがってきてから決めようとします。


 しかしこういう人たちは有名私大や国公立大学を第一志望校にしても、絶対に
合格できません。なぜなら大学によって出題傾向がかなりちがうからです。ただ
勉強していれば志望大学に合格できるというものではないのです。的を外れた
勉強のしかたでは、自分が志望する大学には合格できません。


 志望学部・志望大学の早期決定は第一志望大学合格には欠かせないのです。
第一志望大学に合格したければ、志望学部・志望大学の早期決定をする事です。
併願校も同じように決定します。


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2、 受験大学の各科目の配点比率を知る事。
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 志望学部を決定すれば、次はその学部を持つ大学の受験科目の配点比率を知る
事です。

 例えば神戸大学工学部の配点比率は

 英:数:国:理:社=25:25:16:25:9です。

 東工大の第1類の配点比率は

 英・数・国・理・社=22:32:6:37:3です。

 この2つの例から同じ理系でも、受験科目の配点比率は
まったくちがっている事がわかると思います。


 志望大学を選ぶ場合、自分の得意科目の配点比率が高い大学を選ぶと、
大学合格には有利になります。


 このように志望学部が決まれば、その学部を持つ大学の受験科目の配点比率を
知り、第一志望大学の決定と今後の勉強方法の参考にするとよいでしょう。


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3、 受験大学の出題傾向を早期に知る事。
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 第一志望大学を決定し、その大学の受験科目の配点比率がわかれば、今度は
その大学の出題傾向を知る事です。


 はやい時期に志望大学の赤本を購入し、受験科目に目を通してみる事です。
その際、各科目の難易度もチェックしておきます。そして今後、なにを重点的に
学習していけばよいのかを把握しておきましょう。


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4、 受験のための1年間の勉強時間を決定する事。
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 有名私大や国公立大学を志望する高3受験生の勉強時間の平均は平日が4時間、
休日が8時間です。そのためいままで、まじめに勉強に取り組んでこなかった人は、
これ以上の勉強時間が必要です。そうしないと有名私大や国公立大学への逆転合格は
不可能です。


 これらをもとに1年間の学習時間を計算すると、私大受験の場合、一学期に
560時間、夏休みに330時間、2学期に560時間、冬休みに110時間、
入試直前期に280時間となります。


 国立大受験の場合、私立大受験とちがうところは、入試直前期がセンター試験前に
170時間、センター試験後に330時間になることです。


 このように年間の学習時間を把握し、各学期ごとに、その時間に合わせた
学習計画を立てていくようにします。1年間の学習時間を知る事は、何を
いつまでに、どれだけおこなえるかのひとつの目やすがたちます。


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5、 受験科目の学習のために使う参考書や問題集を決定する事。
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 受験まで一年間の学習時間の目安がわかれば、各学期ごとにどんな参考書や
問題集を使うのかを決めます。もちろん志望大学の出題傾向にあわせて使う
参考書や問題集を決定します。基本がまだできていなければ、そのまえにまず
教科書併用問題集や基本問題集をおこなうのもよいでしょう。


 学校や塾で与えられた参考書や問題集をただこなしているだけでは、勉強効率が
悪くなります。自分の現在のレベルや志望大学の出題傾向にあわせた参考書や
問題集を選ぶようにしましょう。


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6、受験勉強を実際に進めるための学習計画を立てる事。
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 以上のように、年間の学習時間や自分が使う参考書や問題集が決まれば、
いよいよそれらをもとに学習計画をたてていきます。


 第一志望大学に合格できるかどうかは、受験までの学習計画を綿密にたて、
それを計画通り実行できるかにかかっています。そして計画がうまく運んで
いるのかチェックも必要です。


 よく学習計画をたてないまま、行きあたりばったりに勉強している人を見かけます。
そういう人たちは、自分が手をつけた参考書や問題集を完成しないまま、途中で
終わってしまうのがほとんどです。確かに時間をかけて勉強はしています。
しかしこれでは第一志望大学への合格は程遠いのです。


 学習計画は自分が立てた目標到達のための道しるべです。それを計画通り
実行するから目標を達成する事ができるのです。1年間の学習計画は必ず
たてるようにしましょう。そしてそれをチェックし、時には修正も必要です。


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 以上6点の内容が第一志望大学に合格するための学習のコツです。


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