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2006年11月09日
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カテゴリ:映画

「何よりも 君の死を恐れ、誰よりも 君の死を望む。」

 

『カポーティ』
2006年 アメリカ
監督・・・ベネット・ミラー
脚本・・・ダン・ファターマン
原作・・・ジェラルド・クラーク -「カポーティ」-
音楽・・・マイケル・ダナ
出演・・・フィリップ・シーモア・ホフマン、キャサリン・キーナー、クリフトン・コリンズJr.、クリス・クーパー、ブルース・グリーンウッド 他

 

                          【STORY】

 

1959年11月15日。カンザス州ホルカムでクラッター家の家族4人が、惨殺死体で発見される。翌日、NYで事件のニュース記事を見た作家トルーマン・カポーティ(フィリップ・シーモア・ホフマン)は、これを次の小説の題材にしようと決心。
幼馴染みで、彼の良き理解者の女流作家ネル・ハーパー・リー(キャサリン・キーナー)を伴い、すぐさま現地へ向かう。
小さな田舎町は、前例のない残酷な事件に動揺していたが、やがて2人の青年が容疑者として逮捕された。カポーティは事件の真相を暴くべく、拘留中の彼らに接近していく。

 

                           【解説】
 

わずか23歳で作家デビューを果たし、“早熟の天才”と呼ばれたカポーティ。社交界でマリリン・モンローの親友となるなど華やかな話題を振りまいた彼は、同時にホモでアル中・ヤク中というゴシップでも時代の寵児となっていく。
そんな彼が6年を費やしたのが、最高傑作「冷血」だった。この一作でカポーティの名は一気にアカデミックなものに高まるが、彼自身はそれ以降、本格的な小説をひとつも完成できなくなってしまう。
一体、「冷血」執筆中のカポーティに何があったのか?本作はその謎を静かに、じわじわと解き明かしていく。華やかな表の顔とは裏腹な、カポーティの孤独と苦しみが痛いほど伝わってくる。  フィリップ・シーモア・ホフマンが、 第78回アカデミー賞主演男優賞を受賞した作品。

 

やっとこの作品を観ることが出来ました。
アカデミー賞の時、大体のストーリーと、ホフマンの演技が素晴しい・・・ということだけしか知りませんでした。日本公開となってからは、いろんな場所で絶賛されているのを聞き~是非この目で観たいと思っていました。

それまで私の中ではホフマンは、あまり認識がなく~最近では『M:i:3』でイーサン・ハント(トム・クルーズ)が化けていた悪人として~あんな体型だけど、トムみたいにアクション出来るんだ~すご~い!っていうカンジでした。(なんせ外見はホフマンだけど、中身はトムという設定だから~かなりのアクションをこなしていたので。)←ややこしい?

でも 今回のカポーティ・・・本物は知らないんですが~多分そっくりなんだろうなと思える(ちょっと無責任?)素晴しい演技でした。
ほとんど内面を隠し~彼の思っていることは全然分からない・・・掴み所のない人間を演じつつ、それでも苦悩はヒシヒシと伝わってきました。
特に後半~作家としての自分の為に、犯人の死刑を望みながら~その反面、自分を友人として接する相手に揺れる心。
死んで欲しい・・・でも、そう考えることが辛い。その葛藤・・・

最期の時、友人として傍にいて欲しい・・・そう言われ、死刑執行を見守るシーン。
カポーティ、苦しかったことでしょう・・・(このシーンは私も苦しかった。一番苦手な絞首刑のシーンがリアルに描かれています。) そして、作品「冷血」を完成させるものの~その後、1冊の本も完成することは、なかったのでした。。。

ホフマンの演技は~本当に素晴しかったのですが~
ネル役のキャサリン・キーナーもさりげなく~よかったです。見るからに頭の良さそうな、でも嫌味のない・・・こういうなにげな~い女優さんって貴重ですね。

クリス・クーパーもこういう社会派作品には欠かせませんね~正義感溢れる、誠実な捜査官がぴったりでした。
死刑執行の時も現場に足を運び、犯人ペリーと握手するシーンが印象的でした・・・

犯人・ペリーはアイルランド系の父とチェロキーの母を持つ・・・チェロキーというと、ジョニーファンはドキッとしてしまいますが~彼が堕ちていった背景には人種差別的意味合いも大きかったのでしょうね。映画ではあまり描かれてはいませんが~絵画や音楽にも造詣が深かったようで~そこもカポーティが惹かれた要因のようです。
演じるクリフトン・コリンズJr.、エキゾチックな顔立ちと暗い瞳が印象深いです。


こういう作品を語るのが 私は大の苦手です。
それでも 皆が素晴しいという作品には~そう言われる意味がある訳で・・・
上手く表現出来ませんが、実話を映画化した作品では、群を抜いてるのではないでしょうか?

 

マリー的星評価・・・★★★★(処刑シーンが怖かった・・・印象深いシーンや台詞が、たくさん
                  あるのに こういうところばかり頭に残る 涙)

 

******* おまけ *******

カポーティが犯人ペリーについて、ネルに語った話 
「たとえて言えば、彼と僕は一緒に育ったが、ある日、彼は家の裏口から出て行き、僕は表玄関から出た」

「僕は会話の94%を記憶している」
と語ったカポーティ・・・IQは210以上だったそう~

 

 






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最終更新日  2006年11月09日 22時57分10秒
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