兄貴、元気ですか?
これが最後の手紙です。
2006年 日本
監督・・・生野滋朗
原作・・・東野圭吾 「手紙」
脚本・・・安倍照雄 / 清水友佳子
音楽・・・佐藤直紀
出演・・・山田孝之、玉山鉄二、沢尻エリカ、吹石一恵、尾上寛之、吹越満、風間杜夫、杉浦直樹 他
いつもお世話になっているchoroさんや~、にくきゅ~う★さんや みなさんのレビューを読んで絶対観たいと思いました。 今日急に時間が出来て~
予告も終わり~本編スタートと同時に滑り込みセーフ!
最初の手紙のナレーションから、グイグイと引き込まれました。
重い映画ですが~色々考えてしまいました。
最近の“イジメ問題”も“差別”が原因のものも多いです。
この映画で、直貴が再生できたのも由美子の存在があったから・・・
人は決して ひとりでは生きてゆけないのです。
支えてくれる人、理解してくれる人 そんな人がいて初めて生きてゆける。。。
監督が伝えたかったメッセージ 「人間はきっと、そんなに捨てたもんじゃない。」
そのメッセージを受け止めながら~
私もいつでも、感謝の気持ちを忘れず、人に優しくありたいと心から思いました。
この作品は「加害者の家族」の視点から描かれていますが~ 「被害者の家族」の側からみると、全く違うものになると思います。
理不尽に自分の家族を殺された時~ 果たして許せるのか?そう考えると自信がない。
人に優しくありたいと思いながら~すでにここで矛盾が・・・
それでも、何も考えないより~自分ならどうするか?と考えることに意味があるような気がします。
実は山田くん、玉山鉄二くん、沢尻エリカちゃん他 それぞれの感想やコメントを書いていたのですが~
一度書いた記事が~一瞬にして消えてしまって(これこそ号泣) 今2回目なんです・・・
もう一度全部書く気力がありません・・・
なぜか、さっきから画像がアップ出来なかったり・・・ヘンだったのです。
なので一言コメントで・・・
山田くん~やはり良かった!伏し目がちな演技、笑っていても影がある。“お笑いシーン”もよかったです。本当にお笑いでやっていけそう。
玉山鉄二くん、出番は少ないのに印象深い~犯罪者としてのモチベーションのたかめ方が大変だったと思う。目だけの演技が上手い。
沢尻エリカちゃん 可愛すぎ・・・ ママの役もぴったり!さすが若手演技派女優~どんな役もこなせそう・・・
脇を固める他の役者さんもよかったです。
吹越満、風間杜夫、 重要なメッセージを届ける杉浦直樹・・・
「差別のない場所を探すんじゃない、君はここで生きていくんだ」
加害者の家族が受ける差別を、加害者が背負うことも、加害者自身の贖罪に含まれるのだということ・・・その事実が語られた時~(手紙で縁を切ると伝えたこと)初めて、本当の「罪」を理解したのだと思う。
少しネタばれ (4行くらい)↓
ラストシーン・・・小田さんの「言葉にできない」が流れて~
泣きそうになりながら、コントで兄への気持ちを伝える弟。
号泣しながら 手を合わせ~聞き入る兄。
苦しい映画ですが~ 最後は心地よい涙を流すことが出来ました・・・
前回の記録、アッという間に更新
瞬間涙量~一番になりました・・・号泣
その覚悟で~ 一番後ろ、通路側、ハンカチ持って、水分・糖分持参で行って大正解。
マリー的星評価・・・★★★★ (直貴を取り巻く女の子が2人とも可愛すぎ・・・朝美に至っては あんな豪邸で、ああいう食事してる家も少ないと思う。ちょっと極端すぎるかな? そこで少し冷めてしまった。)
******* おまけ *******
兄・剛志が捕ってきた「クワガタ」に、最初 “ジョニー”と名づけたのは~私へのサービス?と思ってしまいました。どこまでも、おめでたい私?