守りたい
ただ それだけだった。
『マリと子犬の物語』
監督・・・猪股隆一
音楽・・・久石譲
出演・・・船越英一郎、松本明子、広田亮平、佐々木麻緒、高嶋政伸、小林麻央、小野武彦、宇津井健、徳井優 他
【STORY】
山古志村に住む石川家は、役場職員である優一(船越英一郎)、長男・亮太(広田亮平)、長女・彩(佐々木麻緒)、祖父・優造(宇津井健)の4人家族。
一家の愛犬・マリに3匹の子犬が生まれ、喜びに包まれたのもつかの間、新潟県中越地震が発生。父・優一と亮太は難を逃れるが、彩と祖父・優造が倒壊した家の下敷きになってしまう。マリは必死に倒壊した家の中から2人を助け出そうと頑張るが、マリの力ではどうすることも出来ない・・・。
自衛隊が救出に来るまでの間、彩と優造のそばを離れず守り続けたマリだが、救助隊のヘリにマリたちを乗せることは出来ず、マリと子犬たちは村に取り残されてしまった。餌もない中、必死に子犬たちを危険から守ろうとするマリ。一方、避難所では、マリたちの生存を願う家族の姿があった。そして、待望の一時帰村の日がやってくる・・・。
中越地震時に起きた感動の実話を映画化
試写会で鑑賞してから~随分日が経ってしまいました。
何気なく、ネットで1通だけ応募してみたら当たったものなので~きっとそうじゃなかったら、劇場へは足を運んでいなかったと思う。
だって~ 私、動物もの、子供ものに弱いから~ 予告を何度か観てる時点で大泣きしてたんです。
でも、観れてよかったです!
とても感動しました~~~♪ 松本明子ちゃんの舞台挨拶と動物(柴犬)トレーナーさんの話もあって~とても良かったです。
このストーリーは、実話を元に作られたそうで・・・
大切なものを守る “強さ” と色々な “絆” が描かれてます。
なんといっても マリ役のわんちゃんが凄い!
素晴らしい演技なのです~~~
動物トレーナーさんもおっしゃってましたが~「柴犬」は、あまりたくさんの人にはなつかない犬で、特に飼い主以外の言うことは聞かない子が多いそうです。
そんな柴犬ですが~全身で演技しちゃうし、時にはアップで、目で演じるの。
悲しいシーンで、うるうる瞳で見つめられた日にゃあ、おばさん(私)大号泣よ~~~
そして、この映画の見どころといえば・・・地震のシーンです。
明子ちゃんも語ってましたが、そのリアルさに、又地元の方々が嫌なことを思い出してしまうのでは? とずいぶん心配されたそうです。
けれど地元民たちは、地震の恐ろしさを皆に知ってもらう為にも協力します。と
エキストラにも大勢の方が出演されてると聞き、胸が熱くなりました。
本当に凄くリアルで怖かったです。
この作品の石川家もそうですが~
家族がみんなバラバラの場所に居た場合、その安否も分からず~とても不安な想いをするのですが~ 他人事じゃないですよね。
もっともっと色々な場面を想定して、家族間でも取り決めておかなければ・・・と強く思いました。
船越栄一郎さんは~2時間サスペンスもいいけど~(笑)
こういうあったかいお父さんが似合うようになったなぁ。最初犬嫌いなんですが~小さなマリに怯える姿も可笑しかった。
松本明子ちゃんは、船越さんの亡くなった妻の妹。
小さい頃に母を失くした子供達の全ての支えになってる明るい女性~彼女のキャラに合ってました。
実際の彼女も小柄で~元気で可愛かったです。(一緒に行ったうちのチビは「TVに出てる人を生で見るの初めてだぁ!」って感激してました(笑))
宇津井健さんは~ステキなおじぃちゃん。
ダンディーだった彼が、こういう役がぴったりになったのか・・・と少し感慨深い。
自衛隊隊員役で高嶋政伸さん、彼が出てるの知らなかったので~
あれっ?てカンジだったけど・・・凄く良かったです。予告でも流れるシーン。。。
犬のマリをヘリに乗せられず、置いていかなければならない。彼の苦悩がこちらにも伝わってきて~
彩ちゃんの泣き声と共に、私も大号泣です。
彩ちゃん役の佐々木麻緒ちゃんも亮太役の広田亮平くんも、本当に演技が上手くて~
麻緒ちゃんに至っては泣くシーンが多い、多い!涙が溢れる~~~こぼれる~
それにものすご~~く可愛いんです。
2人ともワンコとの絡みもとても自然で~~~
とにかくこの映画は ワンコありき・・・だと思うのですが。
ワンコ、凄いです!
どの子も愛らしい。愛らしい~~~
犬好きの方は必見!!ただし、タオル持参!!ハンカチでは間に合わない~
一所懸命子供達を守ろうとする姿。飼い主を助けようとする姿。いじらしい~いじらしい~~(思い出し泣き)
カラスに頭をつつかれるとこなんて、カラスが極悪人(鳥)に見えちゃいますから~~~
マリー的お気に入り度 ・・・ ★★★★★★★★☆☆
マリー的涙度数 ・・・ ★★★★★ (涙なしでは見れません・・・)