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2008年02月03日
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カテゴリ:映画

 

 

『ラスト、コーション / 色・戒 』

監督・・・アン・リー
原作・・・アイリーン・チャン 
出演・・・トニー・レオン、ワン・リーホン、タン・ウェイ、ジョアン・チェン 他



                      【STORY】

日本軍占領下の1942年の上海。
傀儡政府の特務機関のリーダーであるイー(トニー・レオン)は、かつて香港で出会った女性マイ夫人こと、ワン・チアチー(タン・ウェイ)と再会する。
数年前、香港大学の学生だったワンは、抗日に燃える演劇仲間たちとイーの暗殺計画に加わっていた。
その時、イーが突然上海に帰ったことで計画は流れたが、レジスタンス活動を行う組織は、上海に戻っていたワンに再びイーの暗殺計画への協力を求める。ワンはイーに近づき、その魅力でイーを誘惑することに成功した。

やがてワンは、彼と危険な逢瀬を重ねることに・・・。死と隣り合わせの日常から逃れるように、暴力的なまでに激しく互いを求め合う二人。
しかし、運命の時は刻々と迫っていた・・・


                       【解説】

アン・リー監督が『ブロークバック・マウンテン』に続いて贈るのは、スリリングな禁断のラブストーリー。
原作は中国人作家アイリーン・チャンの自伝的短編小説「色・戒」

第64回ヴェネチア国際映画祭にて金獅子賞受賞。

 

 

性描写でクローズアップされた感が強いこの作品。
でも私は好きな映画でした~~~

まぁ、“ボカシ” は何度も入りましたが~(笑)ぼかされると余計いやらしいカンジがする。。。別にぼかさなくてもいいんじゃないの~と思いながら鑑賞。



最初、女スパイってことで~どんな素晴らしい工作員かと思ったら、ただの演劇好きの大学生で・・・
学生たちが息巻いて、イー暗殺に走る展開が安直で・・・そんな安易に国を変えることなんて出来るの? とこちらが心配になりました。

人妻を装う彼女が、実は男性経験がなく~その為だけに仲間から“レッスン”を受けるところなどは痛々しくて、見ていられない・・・(涙)

学生達の詰めの甘さ、やはり無謀なことでしたね・・・


数年後、本格的なスパイへと変わってゆくワン・チアチー。
工作員はあのように育てられるのでしょうね。自分を捨て~別の人間になり切る。
あの時とは違う。。。今度はワンは、ちゃんとマイ夫人に成りきった・・・
自分に与えられた使命、以前は果たせなかったイーを誘惑すること。。。

 

そして注目されるああいうシーンになってゆくわけですが・・・
はっきり言って~彼女は身体が柔らかい~
多分、“ドラリオン” にも出演出来るかもしれない・・(爆)

 

とお笑いはさておき・・・
激しい性描写に関して、アン・リー監督は

「二人が出口のない現実から唯一解放される瞬間を表すために、この作品にはなくてはならないものだ」 と語っていますし、

「あの場面は単なるラブシーンでなく、映画の中核をなす重みを持っています。
2人が真実のありかを探りあうあのシーンで、彼女とトニーは究極の演技を見せてくれました。 私の監督人生で、最も特別な思いを持って撮影したカットと言えます」
と 大変満足しているようです。


演じたタン・ウェイ自身は、「完成した作品で、初めてあのシーンを観たときは驚きました」とのことですが・・・


それが一番話題になって、どこでもまずその話題から~というのは、とても気の毒な感じがするほど、 私は好きでしたね。このストーリーが・・・

当時の上海の街並み、日本が侵略している背景~音楽もとっても合っていて・・・そこだけ(どこだけ?)ではなく、見どころもたくさんあります。


全編通して、切ない想いに溢れていて・・・
彼女の想いが、心に響き痛いです。。。


本当に素敵な映画だったと思います。

 


トニーは『インファナル・アフェア』とは全く違い~高級な衣服に身を包み、冷酷な人物を演じています。
キャラ的には、どちらかというと『傷だらけの男たち』に近いかな?
この役作りの為に体重も落とし、老けた感じを出しています。(あの童顔のトニーを思い描くとびっくり!)
文字通り“体当たりの演技”で~
表情がまた素晴らしい・・・いつも周囲を警戒し、誰に対しても心を開いたことがない。
そんな彼が 彼女にだけは・・という顔。優しい笑顔が~~~あの展開へ・・・(涙)
とってもよかったです!



そして湯唯(タン・ウェイ)。彼女は最初から最後まで画面に出ずっぱり!
1万人以上の候補から選ばれた彼女。映画初出演とは思えません・・・
中国出身でミス・ユニバースにも選ばれたという美貌。でも美しいというより愛らしいんですね~
だから余計に痛々しい・・・
多分、父に捨てられたという想いもあって~愛に飢えていたのではないか・・という伏線はあるのですが~ いつも何かに怯えているように見えたのは、私だけでしょうか?
彼女がいて~トニーの冷酷さも引き立つ。

彼女とトニー。2人がいてこそ、この作品だと強く思いました。
素晴らしかったです~



ワン・リーホンは歌手として有名ですが~最近は俳優業もちょくちょくしているんですね。
アメリカ生まれでアメリカ育ち・・というのは最近知りました。
台湾の方なんですよね。
中国語を話すのが難しかったようです~
でも抗日運動に情熱を燃やす血気盛んな青年~とても上手かったと思います。

 

そういえば、この映画は~香港と上海が舞台なので・・・
中国語(いわゆる普通語)と広東語と英語が飛び交っていて~
一部分でも、あっ今のは広東語だ・・とか、これは中国語だとか 分かるととても嬉しかった。


最近、何かと話題になる「中国」ですが、一部分だけを見ることなく~
これからも中国語を頑張りたいと又改めて思えた本作でした。

 

 

LUST・・・   強い欲望・色欲
CAUTION・・・ 用心・警告

「色 / 戒」・・・ 中国語で 「指輪」 は、「戒指」 といいます。

この映画で重要な意味合いを持つ「指輪」 タイトルも含め、色々な意味が隠されているようですね。 

マリー的お気に入り度 ・・・ ★★★★★★★★★☆ 
マリー的涙度数 ・・・ ★★★★☆ (切ない切ない物語だった・・・)

 

 






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最終更新日  2008年02月03日 21時10分35秒
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