pure breath★マリーの映画館

　　　


　　　　　　Lが変わるのか。　世界が変わるのか。




『L change the WorLd』

監督・・・中田秀夫
原作・・・大場つぐみ / 小畑健
音楽・・・川井憲次
出演・・・松山ケンイチ、工藤夕貴、福田麻由子、南原清隆、福田響志、佐藤めぐみ、藤村俊二、鶴見辰吾、高嶋政伸　他


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【STORY】

名前を書かれた人間は必ず死に至る“デスノート”を駆使して犯罪者を粛清、新世界の神になろうとした“キラ”こと夜神月（藤原竜也）の野望を阻止するため、天才的な頭脳で応戦したL(松山ケンイチ)。
しかし、キラ事件の解決には、Lにとって多くの代償が伴った。

最も信頼を寄せるパートナーであったワタリ（藤村俊二）亡き後、Lにさらなる難事件が降りかかる。
これまで卓越した頭脳を駆使してあらゆる事件を解決してきた彼が、自らの手を下さなくてはならない初めての事件。
その鍵を握る少女（福田麻由子）と少年（福田響志 ）が現れ、Lは彼らを守るため、絶体絶命の状況に陥る。
彼に残された時間は23日間。
果たしてLに何が起こるのか…？





公開２日目に鑑賞・・・混んでました。
私「デスノ好きですの」とみんなが引いちゃうシャレを言いつつ～鑑賞。
デスノ好きなので（しつこい？）楽しめました～♪

ただね～私は月（藤原くん）が、好きなので～今回は彼出ないから　ちょっといや、かなり不満。
まぁLもワタリも好きなんだけど～
最初に今までのあらすじみたいなのがあって、月も出たし嬉しかった！
ホントにちょっとなんですが～（苦笑）


大人気『デスノート』のスピンオフとして作られた、この作品。
Lの最期を知っているので～観てると切なくなる。



予告などでもよく出てきたあのシーン。
Lとワタリの会話。　「もう、ここへは帰ってこられないかも知れませんね・・・」とLがつぶやくところ。
そこでもう涙・・・
そうなんだよ～L　戻って来れないんだよ～～～と肩を抱きしめてあげたくなる（ありがたくないだろうけど　笑）



海外ロケや、爆破シーン、本物の飛行機を使ったシーンなど、スケールはかなり大きくなってます。
でもストーリーは、ちょっと物足りないかな・・・？
悪者もみんなセコいしね～


ただ先日も新種の感染症の恐怖など、たまたまTVで見てたのですが～
一緒に観てたチビに　「実際にありそうで怖い」と言わしめた事件を扱った映画なので
身近な恐怖というのでしょうか・・・？
今までのデスノートでは、感じられなかった恐怖を感じました。
監督がまた～『リング』の中田監督だし・・・　＞＜




Lの松山ケンイチくんは本当によかったです！
原作ファンにも絶賛を受けてる彼・・・

L座り
L走り
L打ち(パソコン)
L持ち

みんなみんな披露してくれて～嬉しくなりました～～～♪
いろんな役の彼を見てますが～このL役は、完全に自分のモノにしてて～文句なしではないかな～　
月がいなくなって～頭脳戦ではなく、今回のように身体を使ったLは、未知の世界なので・・・Lがこうしたら、こうだろう～というのを彼が体現してくれたカンジですね。
素晴らしかった！



Lと行動を共にすることになる少女福田麻由子ちゃんもスゴかった～～～。
復讐を遂げようとするシーンなど、鬼気迫る表情で～私まで、ひるんでしまった・・・
子供といえど、自分の役柄を１００パーセント理解して～
幸せだった時と、それ以後の表情をガラリと変えるようにしてたと言いますから。素晴らしい・・・
あの父が亡くなるシーンは別撮りだったそうですが～本当に素晴らしい演技でした。



工藤夕貴さんは、迫力ありましたね～
信念を持ってる人は（それがたとえ正しくなくても）強いです。
どんな時もとっても強いのです。



いつも“いい人”の高嶋政伸さん～この前も『マリと子犬の物語』で、めっちゃいい人だったのに～
今回は悪者です～特殊メイクまでして・・・　でも、意外と？似合ってました。



BOY役の福田響志くんもよかったし～
本職？はダンサーで「おしりかじり虫」のバックダンサーだって。びっくりですね～～～♪

ちょっとしか出なかったF役波岡一喜も印象深かったなぁ～
国籍不明っぽくて・・・カッコよかった。

一番ハテナマークだったのが、ナンチャンなんだけど～～～
お笑い担当だったのかな～
彼が「FBIです！」って登場しただけで劇場内笑いが起きてたし・・・
結構マジメに演じてたよね～　
内容がこんなだから、重苦しくなる空気を和らげる為。と理解することにした・・・



鶴見さんは、迫真の演技でしたね～
チビに印象に残ったシーンを聞いたら、あの実験室でのシーンでした・・・
「可哀想だった・・・」と。
あの形相を見て、さすがホラーの中田監督～と思ってしまったのは私だけ？



ワタリのオヒョイさんは、そこにいてくれるだけでいい！
Lじゃないけど～
「ワタリ　私はあなたがいてくれれば幸せです。」って言いたい～～～




ラストのシーン、とくにおまけシーンではあの後・・・と思うと、涙、涙、涙・・・
やっと　“もう少し生きてみたい”って思えたLなのに・・・


まぁ、ストーリーはツッコミません。
だって　一応「デスノ」だし・・・（笑）
あ～～～デスノートにホント甘いわ～私（爆）




マリー的お気に入り度　・・・　★★★★★★★★☆☆
マリー的涙度数　・・・　★★★★☆





　

　　◆◇おまけ◇◆

松山ケンイチくんが先日『L change the WorLd』のプレミアで、たくさんのファンにサインや握手でサービスしました。
何と、この握手＆サインのファンサービスを提案したのは、松山ケンイチくん本人。
そのきっかけは、1月に行われた映画『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』のジャパンプレミアに招かれた時～ジョニー・デップがファンサービスする姿に感銘を受けたからだと明かした。
「自分はこれまでスタッフの制止に従って、そういう機会にサインをすることが少なかったように思う。
でもジョニー・デップさんの姿を見て気付いたんです。これまでも、やろうと思えばできたことなのに……」と後悔を口にしました。

彼は初めてそんなにたくさんのサインを書いて、いくつも間違ってしまったそうで～
なんだか可愛い～と思ってしまった。
ジョニーに感銘を受けるとこなんて　なんて素直でいい子なんでしょう！！！
好感度アップ！アップ！！（笑）