|
カテゴリ:映画
娘たちが知らない 40年前の愛の記憶・・・ 『いつか眠りにつく前に』 監督・・・ラホス・コルタイ 原作・脚本・・・スーザン・マイノット 脚本・・・マイケル・カニンガム 出演・・・クレア・デインズ、ヴァネッサ・レッドグレーヴ、メリル・ストリープ、トニ・コレット、パトリック・ウィルソン、ヒュー・ダンシー、ナターシャ・リチャードソン、メイミー・ガマー、アイリーン・アトキンス、グレン・クローズ 他 【STORY】 自宅のベッドで2人の娘コニー(ナターシャ・リチャードソン)と二ナ(トニ・コレット)に見守られながら、静かに人生の最期を迎えようとしている老婦人・アン(ヴァネッサ・レッドグレーヴ)。 混濁とした意識の中で、彼女は娘たちの知らない男性の名「ハリス」を何度も口にする。 意識と無意識の間を漂うアンの記憶は、1950年代のある週末の出来事へと遡っていく・・・。 歌手になる夢を持った24歳のアン(クレア・デインズ)は、親友・ライラ(メイミー・ガマー)の結婚式でブライドメイドを務めるために、ロードアイランドの海辺の町を訪れた。 そこでアンはライラの弟で、大学の同級生だったバディ(ヒュー・ダンシー)と再会。 さらに一家のメイドの息子で、今は医者をしているハリス(パトリック・ウィルソン )と出会う。。。そして運命の恋に落ちた。 だが、その恋には悲劇的な結末が待っていた・・・。 やっと観れました。 美しい映画でした。。。 海に揺れる小船に横たわる一人の女性・・・ 海は静かで・・・まるで1枚の絵画のよう。 やがてシーンは変わり、今度はベッドに横たわる一人の老女。 美しい場面は彼女の夢だったのだ。と、その時に分かる。 最期の時が近づく「今」と、「過去」が交互に描かれるこの作品。 叶えられなかった出来事を人生の最期に思い出す母、彼女を見つめる娘たち・・・ アンは、大きな後悔と共に心から愛したハリスを想った。 実らなかった想い。 どれだけ後悔してもしきれない、忘れられない辛い出来事。 私がアンに心から感情移入出来なかったのは、彼女がバディの死より、ハリスとの別れを強く想っていたからかなぁ・・・ 人はみんな自分の人生に満足しているのでしょうか? 私自身、人生の三分の一を終え~あの時ああしていたら・・・こうしていたら・・・ そう思うことはたくさんあります。 子育てにしても、子供に対して自分は“いい母親”だろうか?とふと考えてしまうし~ 勿論、愛する気持ちは誰にも負けないけど~それでも、子供にとっての私は・・・ 好き勝手している、怒りんぼ母かも・・と考えてしまう。 料理を作りながら~子供たちに「ああして」「こうして」とせがまれ 途方にくれながら、歌を歌ってあげるアンの姿に泣きました。。。 ♪ 私がお月様を見ると お月様も私を見る ♪ クレア・デインズは最近しょっちゅう見ますが~ 私は結構好きです~。脚本を書いたマイケル・カニンガムが彼女を思い浮かべながら書いたというだけあって~ぴったりでした~。 歌も自分で歌ってたんですね。とっても上手かった~ステキでした♪ ↑ メイミー・ガマーは、本当に実母メリル・ストリープ にそっくりですね~ 目鼻立ちが特に似てる~! 上流階級のお嬢さまという雰囲気そのままでした。 ↑ 妹二ナ、トニ・コレット・・・ やはりいいですね~ 『イン・ハー・シューズ』や『リトル・ミス・サンシャイン』でも 素晴らしい演技を見せてくれましたが~ 今回はいつもよりちょっと若い役かな? 仕事も恋も長続きせず、自分の生き方に迷っている・・・そんな彼女が思いがけない出来事で、恋人に告白するシーン。ここで私は大泣きしてしまいました。 彼女にたくさん泣かされたのは~『イン・ハー・・』以来です(笑) 姉コニーのナターシャ・リチャードソンは、アン役ヴァネッサ・レッドグレーヴのこちらも実の娘さん。やはり雰囲気も似てるし~ しっかりとしたお姉さん~というカンジでよかったです。 妹にキツイことを言いながらも~やはり姉妹。ホントはとっても心配してるって伝わってきました。 ヴァネッサ・レッドグレーヴ とメリル・ストリープは、2人ともあまりにも素晴らしくって~何も言うことはないです。 ヴァネッサは、ほとんどベッドに横たわっての演技ですが~ 幻覚をみている時、現実に戻った時~とちゃんと表情で分かるのです。 メリルは、少しの出演ですが~さすがの存在感。 アンと一緒にベッドに横たわり、昔と同じように語り合う・・・彼女の「私たちはそれぞれすべきことをした」 微笑み合う2人。。。涙・・・涙 このシーン ↓ こちらは、若いときのアンとライラ メリル母娘はそっくりだけど~クレアとヴァネッサも似てる気がする・・・ 男性陣~ パトリック・ウィルソンはラウル(『オペラ座の怪人』)が真っ先に浮かぶ、。 まぁ今回は普通かな~~~(何様?的意見でスミマセン) バディ役のヒュー・ダンシーがね~。なんかいいんですよ・・・ お坊ちゃまなのですが~一番悪意がない~純粋な青年。彼が言いたかった“もうひとつのコト”は何だろう?ってずっと考えてしまった・・・ 印象深いです。 哀しい役だったけど~この映画でクレア・デ゙インズとラブラブになったそうですよ~~(現在進行形?) よかったね♪ 自分は“その時”何を思い、誰を想うのだろう・・・ マリー的お気に入り度 ・・・ ★★★★★★★★☆☆ マリー的涙度数 ・・・ ★★★★☆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年03月06日 10時05分59秒
[映画] カテゴリの最新記事
|