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カテゴリ:映画
あなたに会えて本当によかった 『グーグーだって猫である』 監督・脚本・・・犬童一心 原作・・・大島弓子 音楽・・・細野晴臣 出演・・・小泉今日子、上野樹里、加瀬亮、林直次郎、伊阪達也、大島美幸、村上知子、黒沢かずこ、高部あい、マーティ・フリードマン、大後寿々花、楳図かずお、松原智恵子 他 【解説】 漫画家・大島弓子の同名の自伝的エッセイ漫画を映画化した、ほのぼのとした人間ドラマ。 愛猫を亡くした天才漫画家と、彼女を取り巻く人々の何気ない日常を軽快な音楽にのせて描く。 自身も大ファンの大島作品に命を吹き込んだのは繊細な人間描写に定評のある犬童一心監督。 「みんなが対等に、この地球で頑張って生きているんだ」という原作のテーマが、猫のグーグーをはじめいろんな動物たち、そして様々な思いを抱えた人間たちを登場させることによって、より分かりやすいメッセージとして伝わってくる。 【STORY】 吉祥寺在住の漫画家、麻子(小泉今日子)が締め切りに追われる中、愛猫のサバが静かに息を引き取る。 そのショックで漫画が書けなくなった麻子を、アシスタントのナオミ(上野樹里)たちは心配しながら見守っていた。 ある日、麻子はペットショップでアメリカンショートヘアの子猫と出会い、グーグーと名付けて一緒に暮らし始める。 麻子の日常は一変、元気な表情が戻ってきた。 暫くしてグーグーの避妊手術のために動物病院に向かうが、その途中、グーグーが逃げ出してしまう。 必死で探す麻子を助けてくれたのは、近所に住む青年・沢村(加瀬亮)だった。 先週末公開作品『イン・トゥ・ザ・ワイルド』を観たいと思っていたら~こちらではまだ公開されず(あれれ?でした) 次の候補、グーグー・・に会いに行ってきました。 こんなに泣くとは思わなかったなぁ・・・ それも最初から~! 冒頭、麻子さんの最初の猫ちゃんサバが、何か思いながら外を眺めてて・・・ その後、麻子さんをジッと見つめているんです。遠くから。。。 そのシーンだけで、私は涙が止まらなくて こうやって今、思い出すだけで涙が止まりません。 サバは死期を悟って、麻子さんにお別れを告げたいんだよね。。。そう思うと、後から後から涙が溢れてきて しょっぱなから号泣しそうで、我慢するのが大変でした(苦笑) こういう映画を観に来る方は、猫ちゃん好きが多いので~ そこかしこから、多分ハンカチを出そうとする音が聞こえたような。。。 私は鼻水も出て(汚いっ!)手探りで、ティッシュ探してました(笑) はなからこれなので、先が思いやられましたが~ お話的には、ものすご~~い盛り上がりがあるでもなく、どちらかというとちょっぴり“不思議系”? 狂言回しのように登場し、解説してくれるのが外国人マーティ・フリードマンさん。 その台詞には字幕が付くの。 なかなか面白いつくりです。 そして猫ちゃんが主役なのかな~と思っていたら、猫はあくまでも脇役。 様々な人間の“再生の物語”でした。 静かな中に、笑いも散りばめ・・・深刻なのだけど~サラリとかわす。 決して大げさに悲しみを煽ってはいないのに、深い哀しみが伝わってくるよう。 そんな映画でした。 キョンキョンは、いくつになっても可愛いし~ この麻子さんというキャラがぴったりでした。 あまり喜怒哀楽を表さないのですが、何気ない表情で感情が分かる。 素敵な麻子さんでした。 ナオミ役、上野樹里ちゃんも天然っぽく、普通なカンジがすごくよかったな。 加瀬亮くんは、不思議キャラをやらせたら天下一品と、私は思っているので~(爆) とってもよかったです。 つかみ所がないんですよね・・・ お笑いトリオ、「森三中」は~まんま あの3人ってカンジ。 上野樹里ちゃん、ナオミの彼氏が~結構カッコいい!って思ったら なんと“平川地一丁目”の弟くんだった。 写真右の方 兄弟デュオで最初見た時は、ちょっとダサかったのに(ゴメン!)ステキになったね~~~。 でも先日解散して~普通の学生に戻るって言ってた。惜しいなぁ・・・演技はそんなに上手くないけど、役者さんでもいいカンジ。 たくさんの役者さんが出ているけど、 誰が出るより、私は猫ちゃんに目が行ってしまって・・・ 吉祥寺の街を普通に歩いてる姿だけでも、ステキだな~~って。見とれてしまった。 池にボートが浮かんでいる公園を散歩したり、普通のお家の横を歩いてるグーグーを追いかけて、写真を撮っている麻子さんの気持ちが凄く分かる~~~(笑) 大島弓子さんの漫画は、昔読み漁っていたけど とても“深い”んですよね。 この映画にも何編か登場しますし、映画オリジナルと思える「8月に生まれる子供」なんて 映画の中でのお話なのに~泣けてしまいましたもの。 この『グーグーは・・』は彼女の自伝。 自分自身のことを、これだけ冷静に客観的に描けるって凄いことだなぁ~と思う。 ネタバレになるから書きませんが、猫との暮らしだけではなくて・・・ 人は(自分は)どう生きるべきか、体験を基にきちんと描いているんですね。 全体的にゆるいです。 けど、唐突に“何か”が始まったりもします。 笑えるシーン、泣けるシーン・・・そのどれもが嫌味なく、スッと入ってくるカンジかな? まあ、私の場合~うちの愛猫マリーちゃんに似てるグーグーを見てるだけで癒されました。 正確に言えば、グーグー=アメリカン・ショートヘア にマリーが似てるんですが(笑) マリーちゃんのママはアメショー、パパは雑種(ノラ?) アメショーと雑種のハーフ。(ハーフってカッコよくない?爆) この顔なんて、特にそっくり!! 映画観終わって家に帰ってから、マリーちゃんが愛しくて愛しくて・・・ 追いかけて追いかけて抱っこしてたら、嫌がられた。。。。。 マリー的お気に入り度 ・・・ ★★★★★★★★☆☆ マリー的涙度数 ・・・ ★★★★★ (嗚咽を我慢するのが大変だった。。。) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年09月12日 22時26分10秒
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