pure breath★マリーの映画館

　　　　　　　　　　　　　　　新次元へ・・・




『ウォンテッド』

監督・・・ティムール・ベクマンベトフ
原作・・・マーク・ミラー/J・G・ジョーンズ
脚本・・・マイケル・ブランド / デレク・ハース / クリス・モーガン
音楽・・・ダニー・エルフマン
出演・・・アンジェリーナ・ジョリー、ジェームズ・マカヴォイ、モーガン・フリーマン、テレンス・スタンプ 、トーマス・クレッチマン　他



　　　　　　　　　　　　　　　　　【解説】

マーク・ミラーのグラフィック・ノベルを、『デイ・ウォッチ』のロシア人監督ティムール・ベクマンベトフが映画化。
ごく平凡な若者がセクシーな女スナイパーの指導のもと、秘密の暗殺組織の一員として命がけの戦いに身を投じる。
主演は『Mr.＆Mrs.スミス』のアンジェリーナ・ジョリーと『つぐない』のジェームズ・マカヴォイ。スピンしながらカーブしてターゲットを射止める弾丸など、従来のアクション映画の常識を超えたビジュアルワールドが堪能できる。


　　　　　　　　　　　　　　　　　【ＳＴＯＲＹ】
　　　　　　　　　　　　　　　　　
ウェスリー（ジェームズ・マカヴォイ）は、変化のない仕事に行き詰まり、ガールフレンドにもフラれ、自分の人生に嫌気を感じていた。
彼に足りないもの、それは人生の不運に耐え抜くための“何か”だった。
だが、謎の女・フォックス（アンジェリーナ・ジョリー）が現れた日を境に、彼を取り巻く環境が一変。
話によれば、ウェスリーが、アキレスの時代以来、神に代わり「運命の意思（will of the Fates）」を実践してきた、秘密の暗殺者組織の継承者であるという…。
ウェスリーは、堕落、私欲、裏切りが渦巻く世界で戦い抜くだけの潜在的超能力を覚醒しなくてはならない・・・。






かなり前からバンバン予告が流れていて～とっても楽しみにしていた１作です。
待ちきれない思いで、先日長男と先行上映、行って来ました。（Ｒ１５だから、チビは留守番）



面白かった！
最近、観た邦画が全部面白かったから～久々の洋画はどうだろ？と一抹の不安が。
でも、不安は吹っ飛びました～～～。

ホント、面白かった！！


ちょっとストーリー的には納得出来ないとこもあったんですが～・・・
“フラタニティ”の存在って？
世界の秩序を守る為、１を倒して１０００を救う。この定義とは？

まぁ、深く考えちゃいけないんだよね～。
このテの映画は、楽しんだもの勝ち～♪かな？
その意味では、勝った！めっちゃ勝った！！（笑）







ヘタレなマカヴォイさん、最初の彼は～あまりにも不甲斐ない。
言いたいことの一つも言えず、心の中には不満がいっぱいで爆発しそう。
平凡な生活が、アンジー扮するフォックスの登場で一変。
冴えない彼が、悪質なイジメのような訓練（笑）で一人前の暗殺者に仕上がってしまうのには大拍手。
もう、タムナスさんとは言わせない！そんな雰囲気、迫力で～その変化を演じきってました。

元々、細身な彼～身体作りが大変だったらしいです。でも、いいカンジに筋肉付いてました・・・
オープニングからリンクするラストがカッコよかった～～～！







予告で何度も観てた、薬局でのアンジー。
ひ弱なオトコ（マカヴォイさん）を片手で引きずりながら～でっかい銃で敵を撃つ。
派手なカーアクション、ほとんど身体は外～ボンネットの上に乗っての銃撃戦。
アンジー、万歳！って感じ。すご～～～い迫力。

同じアクションでも『トゥームレイダー』のララ・クラフトとはちょっと違ったド迫力！
凄く痩せたからかな？女らしいセクシー～とは言えない、男前なアンジーでした。

よくあんな細い腕で、重い銃が操れるわ。。。いくら作り物でも重そうだよ・・・
彼女の“殺し”へのモチベーションや潔さは納得出来ました。かなり、しっかりと背景を描いてあったと思う。







ちょっともったいない～と思ったのが、モーガン・フリーマンかな？
スローン。。。彼の人となりがイマイチ曖昧で～
私はこれは結構重要なことだと思ったのだけど・・・はっきり描かれてなかったんですよね。
後半、特に思っちゃいました。
でも、そこをはっきりさせると～ストーリー自体に支障が出るのかも？？？

まぁ、相変わらずの存在感でした。
彼が出ると、映画のランクがワンランク上がるような気がする～～～（笑）






どんな怪我も即！回復しちゃう“回復風呂”なら生き返れないのかな～とか
千年も続いた組織のこれからって？とか
色々疑問も残るけど、続編もあるみたいなので～そちらで明らかになるのかもね。



ド派手なカーアクション、列車アクション。
銃弾が曲がったりのスローモーションなどの視覚効果が印象的。素晴らしかった～～～。

シリアスなストーリーかと思いきや、思い切り笑えるシーンもあって・・・
スローで飛んでく「そ～～～りぃ～～～～（すみません～～）」なんて、大笑い！

あっ！でもさすがＲ指定。グロかったり、痛いのが苦手な人にはキツイシーンも・・・
私は平気だったレベルだけどね。


長いこと待ってた甲斐はあったわ～♪面白かった。









マリー的お気に入り度　・・・　★★★★★★★★★☆　（ウェスリーが情けない顔してると「堺雅人」にそっくりだ～って気になった　爆）

マリー的涙度数　・・・　★★☆☆☆