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カテゴリ:映画
愛が見えたら、きっと泣く 『ICHI』 監督・・・曽利文彦 脚本・・・浅野妙子 原作・・・子母沢寛 出演・・・綾瀬はるか、大沢たかお、中村獅童、窪塚洋介、柄本明、竹内力、利重剛、佐田真由美 他 【解説】 日本を代表する時代劇のダークヒーロー座頭市を、目の不自由な芸者“離れ瞽女”のヒロインとして設定した意欲作。 監督は『ピンポン』の曽利文彦。 【STORY】 三味線を弾きながら唄い、一人で旅を続ける目の不自由な“離れ瞽女”の市(綾瀬はるか)。 人と関わることを嫌う市は、自分と同じ盲目の女が男たちに脅されていても、素知らぬ顔でいた。 男たちが今度は市を手にかけようとしたとき、一人の侍・藤平十馬(大沢たかお)が止めに入った。 だが、その男は何故か刀を抜くことが出来ない。市は自ら仕込み杖から剣を抜き、男たちを容赦なく斬り捨てた。 とある宿場町で、二人は、若き2代目・虎次(窪塚洋介)率いる白河組と、万鬼(中村獅童)を首領とする万鬼党の争いに巻き込まれる。 やがて十馬は、自分が刀を抜けない理由を市に打ち明ける。 ふたりは、反発しながらも次第に惹かれ合う。しかし、市にとって心休まる時は、長くは続かなかった・・・。 気になりつつも鑑賞予定には入れてなかったこの作品。 試しに出してみた試写会(応募したのも忘れてた 汗)に当たったので~観る事が出来ました。 でも、観れてよかったわ♪ 綾瀬はるかちゃん、カッコよかった・・・ 普段は天然っぽい雰囲気も持つ彼女ですが~殺陣シーンが迫力あって、凄かった。 幸薄く、痛々しくて・・・ 恥ずかしながら、私「座頭市」って名前かニックネームだと思っていた。 今回、知ったのが「座頭」というのは、江戸期における盲人の階級のひとつで 盲官(盲人の役職)では、位階順に別当、勾当、座頭があった。 その最高位は検校(けんぎょう)と呼ばれるもの・・・ 男性の盲人は、社会的にも認められる地位につけると言うのに、女性の盲人は違ったようです。 この映画の市のように、瞽女(ごぜ)と呼ばれ ◇ 瞽女とは、近世までにはほぼ全国的に活躍し、20世紀には新潟県を中心に北陸地方などを転々としながら三味線、時には胡弓を弾き唄う、盲目の女性旅芸人のことである。(Wikipedia) ◇ 男性と関係を持ったら、(たとえ本人の意思でなく、レイプされたとしても)もう仲間ではいられない。 その時は、離れ瞽女として一人で旅しなくてはいけない。 幸薄く、痛々しい市が~人との関わりを拒もうとするのも無理ありません。 綾瀬はるかちゃんは、薄幸の美女でした。そして美しいだけでなく強かった。 “愛”を知らない、知りたくなかった彼女が少しずつ心を開き、最後には優しい表情になったことに感動しました。 殺陣シーン、頑張ってました~。仕込み杖だし、独特の構えだし・・・凄かった。 でも~切なかったなぁ・・・ 彼女の心を溶かしてゆく、ちょっとワケありの武士 大沢たかおさん。私はあまり得意じゃないけど(私の中のイケメン基準に入らないから 苦笑) とてもよかったと思います。 ユーモアも感じさせながら、とっても温かい雰囲気で。 久々にお会いした窪塚くん まぁ、典型的な2代目君って雰囲気でよかったですね。 相変わらずカツゼツが悪いけど(そう思うのは、私だけ?) 中村獅童は、今回も小憎らしい役でしたわ~~~。 なんで悪役がこんなに嵌るのか・・・ 彼も社会的に認められず、市には“同じ匂い”を感じ取った、可哀想な人なんですが・・・ その手下、竹内力~~~ 昔はカッコよかったのに~すっかりVシネ帝王に。。。 貫禄もあって、これも又はまり役。 全編通して、もの哀しいんですけど~ 綾瀬はるかちゃんが杖から刀を出す~しまう。その時のシャキ~~ん!音がホントに切れ味よさそうで 音聞くだけで鳥肌が立ちそうだった。 マリー的お気に入り度 ・・・ ★★★★★★★★☆☆ マリー的涙度数 ・・・ ★★★★☆ (最初から最後まで切なかった・・・) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年10月25日 00時16分16秒
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