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2008年12月06日
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カテゴリ:映画



             全世界、失明・・・



『ブラインドネス』

監督・・・フェルナンド・メイレレス
原作・・・ジョゼ・サラマーゴ
出演・・・ジュリアン・ムーア、マーク・ラファロ、アリシー・ブラガ、ガエル・ガルシア・ベルナル、ダニー・グローヴァー、サンドラ・オー、木村佳乃、伊勢谷友介 他




             【解説】

『シティ・オブ・ゴッド』のフェルナンド・メイレレスが、ノーベル文学賞受賞作家ジョゼ・サラマーゴの小説を映画化した心理パニック・サスペンス。視界が真っ白になる伝染病がまん延する状況下で、人間の本性や社会の恐怖をあぶり出していく。出演は『ハンニバル』のジュリアン・ムーアをはじめ、日本からは伊勢谷友介と木村佳乃が参加するなど、国際色豊かなキャストが実現。サスペンスフルな展開と深遠なテーマで見せる注目の衝撃作。



             【STORY】

街の交差点に止まった車の中で、何の前ぶれもなく突然目が見えなくなった男(伊勢谷友介)がパニックに陥る。その後、男は検査を受けるが原因は一向にわからない。しかも彼に接触した者も次々と視界が白くなり、目が見えなくなっていった。そんな中、療養所と呼ばれる隔離病棟が設けられ、発症者は強制的に収容されるが……。

止められない伝染病の蔓延に、不安と恐怖に駆られ、醜い争いを始める人々。
しかしその中に唯一“見える”人間が、盲目を装い紛れ込んでいた…。




観てからあれこれ考えちゃう映画って、レビューアップが遅い。。。
これも、なんだか後味がいいような悪いような~複雑な作品でした。
ネタばれになるから、ラストについては書きませんが・・・


怖い映画だった。
私はホラーなどより、こういうリアリティのある恐怖が苦手。

ホント怖かった!
人間って、目が見えなくなるとここまで大変なのか・・・って。
頭では分かっていても、実際その“生活”を目の当たりにすると、悲惨・壮絶 そういう言葉しか出てこない。。。
汚れた部屋、街に唖然・・・

食べること、排泄すること、一般的な生活を営む為には
誰かが“見えて”いないと困難極まりない・・・。



そして、極限状態に陥った時“強い”のは、やはり女性なの・・・?
どんな時でも最後は“女”? 強い強い憤りも感じました。
最後まで後味が悪かったのは、きっとそのせい・・・

絶対君主制を築いたガエルくんにも、腹が立ったし(特に女性を“モノ”のように扱って、あんな結末になってしまった時)

心の拠り所を求めて、妻の目が見えることを忘れてしまって~事に至った旦那。
気持ちが分からなくもないの・・・

ドクターとして人を助けていた人間が、突然全てを妻の介護に頼らなきゃいけなくなった。
ああいう状態で、そういう気持ちになってしまう。
それを許してしまう妻。
やるせなかった・・・

人間の本質をあぶりだしたと言われているけれど
人間として、一番弱く嫌な面を見せつけられた気がする・・・






081021_blindness_newmain.jpg



ジュリアン・ムーアはこういう役が似合うなぁ~~~
彼女の透明感が、全体的に“白い”“靄がかかったような”この映画の中でより美しく見えた。
時が経過していくにつれ、段々彼女の中での意識が変わってゆくのが、よく分かったし。




マーク・ラファロも合ってました。
彼もまた、時の経過によって~逆に“弱さ”“優しさ”が前面に出てきて・・・
上手い役者さんだな~って思った。




最初の感染者という重要な役柄。
伊勢谷友介さんも、英語も上手くて~海外に暮らす日本人という設定に無理がなかった。

彼自身が作った?日本語での台詞が監督に採用されたって喜んでいたけど~
もしかして、あの「初詣」のエピソードかな?
私は、外国の方に「初詣」という言葉は通じるのかな?と漠然とした疑問を感じながら観てたけどね。





木村佳乃さんも、上手でしたね~。演技も英語も(帰国子女でしたよね?)
彼女、目の見えない演技が上手かったなぁ~とっても。
まぁ出演者の方全員、撮影前に目が見えない設定のワークショップに参加されたそうだし
どの方も盲人に見えて、ホント上手でしたが・・・





081002_blindness_sub8.jpg


ガエルくん、やっぱりキレた役が似合うわ~~~
彼のやったことには、ものすご~くものすご~く腹立ったけど!!

大きなスクリーンで、彼の姿が観れただけでもいいや。





出演者に関しては、よかったと思います。

でも、どうしてもストーリー的にはう~~ん・・・

何が原因で?とか結局分からないままなので、現代の人々への様々な警告?とか
色々思うことはありますが
1人だけ感染しない理由が曖昧すぎて~

彼女という人間の深いところに、何かワケがあるのか?そういった説明的なものも一切ないし。
(たとえば彼女が超・超自己チュー女で、自分のことしか考えない嫌な女であったとか
あるいは、激しく人種差別的思想の持ち主で、白人しか認めない人だった。とか
そういう設定があったとしたら、また違うんですが・・・)



全てが、もやもやしていて~
それこそこの映画の“思うツボ”なのかしら?(苦笑)





マリー的お気に入り度 ・・・ ★★★★★★★★☆☆ (久々スクリーンのガエルくんに★オマケ)
マリー的涙度数 ・・・ ★★★☆☆ (涙というより切なかった・・・)






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最終更新日  2008年12月06日 22時18分42秒
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