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2009年04月26日
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カテゴリ:映画


     老人は迷っていた、人生の締めくくり方を・・・

     少年は迷っていた、人生の始め方を・・・







『グラン・トリノ』

監督・製作・・・クリント・イーストウッド
音楽・・・カイル・イーストウッド / マイケル・スティーブンス
出演・・・クリント・イーストウッド、ビー・ヴァン、アーニー・ハー、クリストファー・カリー、コリー・ハードリクト、ブライアン・ヘイリー、ブライアン・ホウ 他


            
                【解説】

『ミリオンダラー・ベイビー』以来、4年ぶりにクリント・イーストウッドが監督・主演を務めた人間ドラマ。
朝鮮戦争従軍経験を持つ気難しい主人公が、隣に引っ越してきたアジア系移民一家との交流を通して、自身の偏見に直面し葛藤(かっとう)する姿を描く。

イーストウッド演じる主人公と友情を育む少年タオにふんしたビー・ヴァン、彼の姉役のアニー・ハーなどほとんど無名の役者を起用。
アメリカに暮らす少数民族を温かなまなざしで見つめた物語が胸を打つ。




                【STORY】
   
自動車工の仕事を引退してからは、ビールを飲み、月に一度理髪店に通うという決まりきった生活を送る元・軍人のウォルト(クリント・イーストウッド)。
彼の亡くなった妻は、最後に彼が教会で告解をすることを願っていたが、ウォルトにはその気は一切ない。
息子たちとも疎遠。そもそも彼には信頼のおける人がいなかった。

そんなウォルトに転機が訪れたのは、愛車の“グラン・トリノ”が盗まれそうになった夜だった。
彼が嫌悪するアジア系移民の不良集団が、内気な少年・タオ(ビー・バン)に盗みを強要したのをきっかけに、ウォルトはタオと接するようになる。
この出会いが、思いがけない友情につながり、2人の人生は変化を見せていく・・・。






う~~~ん、この作品は良かった!
イーストウッド監督作って、“救い”のないような(そう私が感じてしまう)作品も多くて
観るまでは、ちょっと不安でした。

でも、・・・感動しました。
感動だけではなくて、至るところに“笑い”も散りばめられているの。
それが、笑わそう~というものではなく、力が抜けたいいカンジの“笑い”で。

この作品、今年観た中で一番かもしれない。。。




優しい妻に先立たれたガンコなおじーさん、息子や孫も寄り付かず
老いた愛犬だけが唯一の家族。
訪ねてくるのは、彼が全然信頼出来ない~若い神父のみ。
そんな彼の隣に接したこともないアジア系の一家が越して来て・・・
と、ストーリーは本当にシンプル。



老人と子供の心の交流ものって弱いんです。私・・・
以前感動した 『イブラヒムおじさんとコーランの花たち(2003年作品)』では
イブラヒムおじさんと少年モモが、イスラム教とユダヤ教という異なる宗教の間での葛藤があったのですが
こちらの作品は
全く違う人種・宗教・しきたり・・・それも主人公が嫌悪するアジア系の家族と不思議な友情が芽生えてゆく。そういうお話でした。

まぁ、その結末は哀しいものでしたが・・・
それでも光が見えるラストで。





090420_grantorino_sub3.jpg


      老いても、カッコいい~~~!頼りになる~。





イーストウッドさん・・凄いなぁ~~
本当に凄いなぁ~~

チッと舌打ちしたり、指でピストルを撃つマネをしたり、悪態をついたり、犬に話しかけたり
ひとつひとつの何気ない仕草がさりげなくて、でもその時々の心情を表していて・・・

ラストに向かってゆくくだり・・・
ああ・・そうなのか・・・って切なく心を打ちました。


最近は監督さんの評価が高いけど、やはり俳優さんとして素晴らしいな。って思った。






090319_grantorino_sub2.jpg



タオを演じた彼ビー・ヴァン。
私の甥っ子の小さい頃に似てて、ついつい感情移入~~~
気弱な少年が、少しづつ成長してゆく。演劇経験があまりないとは思えない迫真の演技だった。






090420_grantorino_sub4.jpg


しっかりものでキュートな、タオのお姉ちゃんスーのアーニー・ハーもとってもよかったですね。
アジア系の子って、親近感沸きます。
彼女が酷い目に合ってしまうとこ、号泣しちゃった・・・





タオやスーや、その他のモン族の人々は
みな本当のモン族。彼らがこういう風に映画で取り上げられたのも初めてだそうで
彼らがアメリカに加担したばかりに、国を追い出されたなんて~全然知らなかったし
又勉強になりました。




ただの頭でっかちの神父さんかと思ったら“学ぶ”ことを知っていたヤノビッチ神父=クリストファー・カーリーも好演してました。
彼も悩みながら成長してましたね。






音楽もステキだった。
要所要所でしか流れないのですが、シーンに凄く合っていて。


題名にもなっている“グラン・トリノ”
車好きにはたまらないんでしょうね~。
美しい車ですね。



取り上げている題材や、頻繁に出てくる差別用語で、ひいてしまう方もいるかもしれないけど
良い作品だったと思う。




ラストも納得しました。
他に最良の方法・・・私にも思い当たりません。。。
哀しいけれど、彼の“想い”は、未来ある人達に必ず伝わっているハズ。

ただ本当の家族との繋がりは・・・最後まで残念だった。  






マリー的お気に入り度 ・・・ ★★★★★★★★★★
マリー的涙度数 ・・・ ★★★★☆






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最終更新日  2009年04月26日 17時36分09秒
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