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わずか1ページで終わった恋が、永遠の長編になる・・・ 『愛を読むひと』 監督・・・スティーヴン・ダルドリー 原作・・・ベルンハルト・シュリンク 出演・・・ケイト・ウィンスレット、レイフ・ファインズ、デヴィッド・クロス、レナ・オリン、アレクサンドラ・マリア・ララ、ブルーノ・ガンツ 他 【解説】 幼いころに恋に落ち、数年後に劇的な再会を果たした男女が、本の朗読を通じて愛を確かめ合うラブストーリー。ベルンハルト・シュリンクのベストセラー「朗読者」を原案に、『めぐりあう時間たち』の名匠スティーヴン・ダルドリーが映像化。 戦時中の罪に問われ、無期懲役となったヒロインをケイト・ウィンスレット、彼女に献身的な愛をささげる男をレイフ・ファインズが好演。 物語の朗読を吹き込んだテープに託された無償の愛に打ち震える。 【STORY】 1958年のドイツ。 15歳のミヒャエル(デヴィッド・クロス)は、気分の悪くなったところを21歳年上のハンナ(ケイト・ウィンスレット)に助けられる。その出会いから、2人はベッドを共にするようになり、ハンナはミヒャエルに本の朗読を頼むようになる。 だが、ある日突然、彼女が姿を消してしまう…。 数年後、法学専攻の大学生になったミヒャエルは彼女と法廷で再会する。彼女は戦時中の罪に問われ、無期懲役の判決を受ける。 時は流れ、ミヒャエル(レイフ・ファインズ)はハンナの最後の“朗読者”になろうと決心し、彼女の服役する刑務所に物語の朗読を吹き込んだテープを送り続けるのだったが・・・。 公開初日に鑑賞~~~ で、今頃のアップです・・・汗 少しネタバレ気味の感想になってしまうかもしれないので 未見の方は読まない方がいいかも・・・ ごめんなさい。 歳の離れた2人の恋愛のお話かと思っていたら、もっともっと深い物語でした。。。 どうして彼女は自分で読まないで、朗読をねだるのか どうして突然消えてしまったのか そこには、哀しい哀しい“真実”があった。 罪を被っても隠し通したいこと それが全ての答えだったのかも・・・ ケイトは評判どおり、素晴らしかったです。 言葉を発しなくても、彼女の表情が言葉より多くを語っていたような気がします。 年老いた彼女も特殊メイク?でも違和感なくて・・・ 朗読が録音されたテープを聞く、哀しい微笑みに泣けました。 教会で溢れる涙をぬぐいもせず、泣きじゃくる表情も素晴らしかった・・・ レイフ・ファインズは、最初年齢的に少しいきすぎているかな?と思ったけど(ヴォルデモートだし 笑) 合っていましたね。 若い頃のデヴィッドくんと少し似ていますね。 どことなく寂しい横顔がとてもよかった・・・ デヴィッド・クロスは、とっても良かった!! 恋に戸惑う・・・恋に輝く・・・恋に破れる・・・ その時々の表情がイキイキしていて。 出来ればこのままずっと出ていて欲しいと思ったり(レイフ、ごめん!) 瑞々しくて爽やかで・・・(うちの長男と同じ歳。フクザツ) レナ・オリンもステキでした。 『ナインスゲート』や『ショコラ』でジョニーと共演してる方なので 美しく歳を重ねていることが嬉しくなる。 貧しくて、仕事が欲しくて 就いた仕事がそういう仕事だった。 仕事を全うする為に取った行動が裁かれる。 驚いたのは、そういう裁判が行われていたのが、ほんの少し前という事実。 彼が収容所後を訪ねるシーン・・・何度見ても、あの靴の山を見ると背筋が凍ります。 そして当時、彼女のような非識字者が本当に多くいて そのことを隠し通すことが重要なことだったってこと。。。それにも驚きました。 彼女が結婚もせず、普通の女性としての“幸せ”を求めなかったのは“贖罪”だったのか “秘密”を隠し通す為に、刑務所に入って ついには“朗読者”も必要なくなって・・・選んだ道があれだったのか・・・ 彼女の秘密を守る為に彼が取った行動は正しかったのか・・・ 色々なことを考えて、そして知りたくなって 原作の「朗読者」を購入し、読み始めました。 活字で見えてくることがあればいいな・・・ そういえば、原作者さんが、あのサイクリングで行ったレストランのシーンに出てたそうです~。 マリー的お気に入り度 ・・・ ★★★★★★★★+半 マリー的涙度数 ・・・ ★★★★ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年06月25日 21時54分12秒
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