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Qちゃん先生の子育てのヒント

大学入試も変わった!

flower大学入試も変わった!


2006年から大学入試センター試験の英語で「
リスニング」が始まりましたね。
外国でも活躍できる人になれるよう、英語を聞く力や話す力も
身につけてほしい
」というのが、ねらいだそうです。
80分の筆記試験(200点)の後に、解答時間30分、配点50点で行われました。その3割が英検2級に近い問題となっているそうです。


待ち構えていたようにマスコミは、ICプレイヤーのトラブルを
クローズアップしていましたが、英語教育業界においては、この大学試験の
リスニング導入はとても大きな変革で、大変注目をしていました。


高校の英語の授業では、文章問題対策の読解力指導で手いっぱい。
CD付リスニング教材を自宅に持ち帰らせ、学習させる高校が
多かったそうです。
ALT(外国語指導助手)が有効に活用されにくいなか、
リスニング対策はむずかしいというのが実状のようですね。


進学塾でもしかり。
リスニング力を養成する「英会話」や「リスニング」は進学塾では
やってくれません。


新聞に掲載されていた問題が手元にあります。
リスニング問題の約7割は、AとBの「会話」を聞いて、問題に
答えるというもの。
残りは、まとまった文章を聞いて、問いに答えるというものでした。
筆記の方でも、長文ばかりではなく、会話をもとに解答する問題が
約4割ありました。
あきらかに、近年、
会話重視の傾向にあるとみられています。


筆記テストからですが、大変おもしろい問題がありました。
問いの会話の( )に入れるのに、最も適切なものを一つ選び
なさい、という問題です。みなさんも、挑戦してみてくださいね!

  第2問  B-問2

Charles: I'm sorry I didn't call you last night.
Joyce: What happened? Did you lose your cell phone again?
Charles: ( ) I'm really sorry.
Joyce: Next time, don't forget to call.

1. Oh, I finally was able to find it.
2. Give it to me if you find it.
3. Yes. It is loose.
4. It just slipped my mind.


どうですか? 答えがわかりましたか?
正しい答えは、4ですね。
slip my mind=うっかり忘れる、ネイティブからよく聞く慣用表現です。
とても生きた会話例ではありませんか?


元東京情報大学教授の井上貞明氏は、2006年1月30日付読売新聞で
十分に聞き取れるためにどうすればいいか、こう書かれています。

     
普段から自然の速さで話される英語を
     できるだけたくさん聞いて慣れることが
     不可欠である。



ネイティブスピーカーの話す英語を、衛星放送テレビや、語学番組、
リスニング教材などで、耳にしておくことも必要ですね。
ただし... 内容を理解するには、それなりの下地が必要ですね。)


リスニング力(聞いて「理解する」)は、一夜で身につくものでは
ありません。積み重ねが大事なのです。

高校受験でも、リスニング問題はあります。
いいえ、入試対策が目的ではなく、やはり社会に出てからも
「本当に使える英語」は必要になります!


今私たちが子どもたちに与えている英語環境も、長年に渡って継続学習
すれば、必ず将来に結びつきます。
リスニング力や聴解力は、英語を早くから始めるメリットの一つです。
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