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Qちゃん先生の子育てのヒント

アトピー性皮膚炎の体験談

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アトピー性皮膚炎これで治る!





アトピー性皮膚炎これで治る!」 を読みました。
ステロイド剤も食事療法もない治療方法が本当にあるの?
半信半疑で手に取った本でした。


5つ。
娘(当時4歳・年中)のアトピーのために過去2年間で訪れた病院の数です。
内訳は、皮膚科3つ、小児科1つ、アレルギー科1つ。
医師が信頼できなかったり、症状が悪化したりで、転々としていました。
最終的に、アレルギー科に行きつきましたが、これが大正解!
やっぱり、アトピーはアレルギー科なんだと思いました。



「アトピー性皮膚炎の治療では、
小児科では食物アレルギー疾患として、
皮膚科では皮膚疾患としてとらえることが多いようです。」とは、前述の書。
アレルギー科は、総括的に判断することが多いようです。


近所でいいアレルギー科医師に出会えました。
私のようなタフな母親を相手に、嫌がらずにとことん納得のいく議論?を
かわしてくれるスーパータフなお医者さまです!


娘は2歳10ヶ月の時に、はじめて皮膚科で「アトピー」と診断されました。
別の診療目的で行ったのですが、「おなか全体がザラザラしているから、
念のため血液検査をしておきましょう。」と医師に言われました。
IgEは214。高い値に入ります。
卵白、牛乳、オボムコイド(卵黄に入っています)が主なアレルゲンでした。


実は、「アトピー」と言われたのは、これが初めてではありませんでした。
息子が生後6ヶ月のころ、外耳が赤くただれていたので、耳鼻科を受診。
一目見るなり、「アトピーですね。」と言われました。
「えっ、ア、アトピー!!?」目の前が真っ暗になりました。


ほこり、花粉に注意。
そうじはマメに。
公園、砂場、人ごみは禁止と言われたのです。
私は、「自分のせいだ。」と責め、しばらくうつ状態になりました。
しょっちゅう、母に電話しては泣いていました。


結局、10日ほどして飲み薬で治りました。
でも、あの医師は全くのやぶ医者。
治療のため育児休暇を伸ばそうと考えて診断書を請求したら、
「出せない。」って。


ちゃんと検査をしたわけではないのが理由だったようです。
じゃあ、軽々しく「アトピー」と口にしないでよ。
人を地獄に落としておいて、無責任すぎると思いました。


だから、「アトピー」については、ある程度免疫がついていたのです。
娘を見ながら、「全卵、全乳除去でがんばってください。」
それでも、めまいがしました。


全卵というと、卵はニワトリから生まれますから、とり肉もだめ。
娘の一番の好物が、「とりのからあげ」だったのです!
ちくわなどの練り物につかわれれている卵白もダメ。
市販のお菓子もほとんどダメです。


牛乳もそう。
牛乳は牛から摂取されるから、牛肉はダメ。
大好きなアイスクリームやチョコレートも禁止。
微量でも乳製品が入っている食品はアウトです。
食べられるのは、豚肉と魚や大豆製品でした。


1年ちょっと続けた結果、少し値は改善しましたが、
それでも「除去食はあと2~3年続けたほうがいい。」と言われ、クラ~。
その医師とあまりしっくりいかなかったので(説明の仕方がイヤで)
それから3ヶ所病院を変えました。


かかりつけの小児科では、ろくに診察もせず、
炎症を起こした部分だけをみて、 ノンステロイド剤を処方しただけに
とどまりました。
全除去をしていたのにもかかわらず、娘の肌は炎症でひどくなる一方。


最後に、アレルギー科を受診しました。
医師は、娘の耳切れ、おでこのただれ、局部の湿疹の状態を見た上、一言。
スキンケアに尽きますね。」と言いました。
普段、私が保湿剤を何も塗ってやっていなかったことに驚いていました。
だって... そんなことを教えてくれる医師はいなかったんだもの!


皮膚が硬くなっている箇所には一時的にステロイド剤が処方されました。
「とにかく『清潔』と『保湿』ですよ。」
「卵も、もう4歳なら少しずつ食べ始めてもいいですよ。
牛乳も、生でなければ OKです。」の言葉にビックリ。
どうして血液検査もせずに、そんなことが言えるの?


「少しずつ火を通したものから慣れさせることを考えましょう。」
アレルギー検査の数値をことさら重視するのはよくない、と。
娘はずっと自分だけ食べたいものを我慢してきました。
今は、問題の食物を食べると少し目のまわりが赤くなることはありますが、
だんだん改善してきました。


ここからの話は、医師の指示ではありません。
前述の本に、「アトピー性皮膚炎の方は、石鹸とシャンプーは絶対禁止。
とありました。
石鹸といっても、うちでは、ずっと無添加のシャボン玉せっけんです。
シャンプーなんて、夫の(笑)シャンプーより高価な
シャボン玉せっけんシャンプー。


それでも、石鹸やシャンプーは、刺激が強く、皮脂を落としすぎるから
アトピーっ子はやめたほうがいいそうです。
うちも即行動!
石鹸とシャンプーはナシにして2年以上たちました。
その代わり、おふろはぬる目で、長くつかって垢を落とします。


シャンプーは使わず、シャワーでしっかりすすぎます。
おふろ上がりは、処方された保湿クリーム。
するとどうでしょう!
あんなに辛かった耳切れが、始めて数ヵ月後にはなくなったのです!
それから2年間、耳切れは全くありません。


洗濯は、合成洗剤をやめました。
シャボン玉 スノール 粉せっけんで洗濯しています。





一度、これが手元に切れた時があり、ハーブ入りの自然派液体石けんを
急きょ使ったのですが、次の日から娘の肌がかゆくなりました。
娘は100%石けん成分の粉石けんしか合わないようです。
着るものはもちろん、綿100%が基本です。


食用油ですが、サラダ油は石油からできているので肌を乾燥させるとのこと。
サラダ油はやめて、ごま油かグレープシードオイルを使うように
医師から言われています。


わが家が愛用しているのは、こちらの高級ごま油
くせがなく、ごま油の強いにおいもありません。
サラダ油がわりに揚げ物にも使っています。





信頼できるアレルギー科の医師を選ぶこと。
これが一番大事なんだと思います。
この本にも出合えて、よかった!
アトピーと闘っているお母さんは、私だけではありません。
大変だけれど、がんばりましょうね!
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