文型の導入(興味付け)は、ホント大事。
とにかく生徒の
記憶に残ってナンボだと思っています。
驚きあり
インパクトありで
工夫しています。
NHK教育テレビ「ベーシック英語」は
導入や教え方のヒントになる情報が満載で、
毎週録画して授業の研究をしています。
thisとthatの教え方は目からうろこでしたよ。
今までは「近いところがthis(これ)、遠いところがthat(あれ)」と言葉で伝えるだけでしたが、
なんとなく漠然としているので、もっと良い教え方はないかと思っていたのです。
番組ではこう。
手を伸ばさせて、手が届く範囲にある物は「this」。
届かないところにある物は「that」。
スゴイと思いました!
生徒たち、競い合って手を伸ばすこと!!(笑)
これなら自分の
体を使って覚えられるので納得するし、
記憶にも長く留まるでしょう。
どうして自分で思いつかないだろうと、また地団駄を踏む私です!!
助動詞canの放送では、タレントのU字工事が街角インタビュー。
「Can you catch this stick?」と聞いて、棒を上から下に落とし、
キャッチできたら「Yes, I can.」と言わせ、できなかったら「No, I can't.」と言わせていました。
これは使える!
と思いました。
■ ■ ■ ■ ■
canの導入(案) ■ ■ ■ ■ ■
1)一人生徒に前に出て来てもらう。Any volunteer? Come up to the front.
2)講師が生徒の横に立ち、生徒に質問。Can you catch this marker?
生徒は Yes, I can.と言います(たいていは)。
3)残りの生徒に向かって Can(名前)catch this marker?と講師が質問。
Yes, he can. との声が上がるなか、No, he can't.と予言する生徒もいて
笑い声が上がります。
4)講師がボードマーカーを持って上から下に落とします。
生徒は床に落ちる前に
片手でキャッチします。
5)再度質問。Can you catch this marker? No, I can't.と答えさせます。
最初にうまくつかめず落としてくれると、みんなの目が輝きだして
次から次へとやってみたい人が続出します。
全員落とさずに取れたらおもしろくはないでしょうが、取れない人はいるものです。
身近な備品で、おおがかりな準備は全く不要。
こんな導入はいかがでしょうか。
なお、マーカーは軽めの物で。
めったにないとは思うのですが、誤って足の上に落としてケガをさせることだけは避けたいです。
私は、わざと自分の足(しかも裸足!!)に何度も落として痛くないか実験しました。
今まで足にあたってケガをした人はいません。
高学年へのcanの導入は、Can you say hello in five languages?と
知的レベルに合った質問で導入していた時もありました。
ところが、みんな言葉をさがすのに集中し過ぎてしまって、
canの三文字はとっくの昔にどこかへ行ってしまった感じで(笑)。
今はマーカー落とし一辺倒です♪
私は、小1の子たちの授業でも、この導入の後は文型を板書して文字にも触れさせています。
絵カードを使って何度もドリル(練習)した後にテキストに入ります。
いきなりテキストでは、読めなくてついてこれない子を作りだしてしまうからです。
これは仲田利律子先生のMAT指導法に従うものです。
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