あとがき
あ と が き 日本人の琴線に触れる忠臣蔵、その主人公の浅野内匠頭が切腹したのは、一関藩江戸上屋敷であった。三春藩との関連を調べていて気がついたのは内匠頭の即日切腹と、赤穂浪士たちへの切腹決定までの長い時間の経過との差であった。そしてそこから浮かび上がってきたのは、幕府の対応の異常なまでの経緯であった。 それは現代の国家や組織にも通ずる自己保存のための動きであり、蜥蜴の尻尾切りとも言われる隠蔽の体質でもあった。 その後、ハンドルネーム「標葉石介改め砂」さんより次のメールがあった。 「我が家に伝わっている赤穂浪士について、次のような話があります。 知恵袋小野寺十内秀和は、討入りに際して深慮遠謀し『吉良の首打ち損ねた場合、その逃走先は米沢上杉家だろう。さすれば三春の地を通るやもしれぬ故、十内の息子(あるいは親類か、十内夫婦は子無し)を三春の地に配し待ち伏せよ。』との策をとった。というものですが、真偽は不明です」 参 考 文 献 一九七八 一関市史 一関市 一九八一 赤穂市史 赤穂市 一九八四 三春町史 三春町 凸版印刷 一九九四 復元・江戸情報地図 天羽直之 朝日新聞社 一九九八 ドキュメンタリー・忠臣蔵河野龍也 青谷社 忠臣蔵一〇一の謎 伊東成郎 新人物往来社 一九九九 プレジデント一月号 プレジデント社 二〇〇二 武士道の思想 笠谷和比古 NHK人間講座 二〇〇三 忠臣蔵・お裁き始末記 NHKムTV 〃 時空警察(歴史を疑え真実を見よ) 日本TV 御用留 インターネット 幕府日記 梶川与惣兵衛 多門覚書 長岡記録 標葉工房電脳覚書~くのいち「いよ」三春で待ち伏せ (http://plaza.rakuten.co.jp/shimeha/diary/200712030005/)