カテゴリ:雑記
父親が入院したという電話がかかってきたので、実家に行ってきました。
何やらここ数年悪化していた心臓がヤバイとか。 実家とはいっても埼玉なので、車で一時間弱のすぐ近く。 どうやら手術もしたようだし、 さすがにもう八十だし、 場合によっては場合によるかも… などとガラにもなく心配しつつ、案じつつ、 家に着いてみるともう帰っていて(弟が迎えにいった)、 フツーに起きてのんびりしていたのでした。 なんだそりゃ。 話を聞くと診断は狭心症で、実際入院して手術もしたのですが、 たいした問題もなくすぐに終わったよ、とのこと。 いわゆるカテーテルという血管を通す管を使った手術で、 手間ヒマも患者の負担も時間も少なく済むので最近主流の手術ですね。 ほんと何事もなかったように、 というかむしろこないだ会った時より血色も良くて、 ホントに手術したんかい、という感じ。 2年くらい前に会社の先輩も同じ手術をしたのですが、 (先輩の場合は脳でした) その時もすぐに職場に復帰したので逆に心配になったものです。 しかしすごいですねぇ。 「心臓の血管を拡げる」なんてことが、 メスも使わず血も流さず、小一時間でできてしまうとは。 ブラックジャックが生きていたらなんて言うでしょうか。 架空の人物ですが。 医学の進歩に感心しました。 いやぁ、たいしたたまげた。 ☆ ☆ ☆ さて、実家に行く途中に新河岸川という隅田川の上流の川があるのですが、 そこにカモが数羽泳いでいたのです。 この川の昔の姿を知る者にとって、これはちょっと驚きでした。 昔はまさにドブ川という表現が相応しい川で、 ドス黒くあるいはドス茶色く濁ったドロドロした水が粘るように流れ、 川の底から毒の泡がボコリ、ボコリと浮いてくる、 一たび落ちたら命の保証はない、という恐ろしい様相の川だったのです。 子供の頃は怖くてあんまり近づけませんでした。 深さもあるので実際危険ではあったのですが。 そこのカモの群れ。 運転していたのでじっくりとは見れなかったのですが、 スイスイと気持ち良さげに泳いでいました。 最近は随分きれいになったという話は聞いていたのですが、 昔を知る身としては感慨深いものがあります。 浮間公園の昔の姿は知らないのですが、 カモはともかくオオタカやカワセミ、コゲラなどはいなかったのでは。 三十年前に比べて、着実に自然は力を取り戻しているようです。 その浮間公園に浄水装置が設置されたのは、去年の秋でした。 不忍池でも見たことがある、泡がブクブク出るタイプ。 昔流行ったバブルスターの親玉みたいなものでしょうか。 (←作った人に怒られるぞオイ) 特に夏になるとアオコが出たり、匂いがキツくなったりするのは感じていたので、 何とかならないのかなぁ、とは思っていました。 なのでこの設備はヒジョ~に嬉しかったのですが、 なんかタイミングを逃してしまい、ブログで書けませんでした。 でも実はこの装置の導入を決断した公園の人に感謝感激しているのです。 遅ればせながら有難うございます~。 設置当初は魚がずいぶん浮かんだりしました。 これは素人考えですが、装置は池に対流を起こすので、汚れとかも一時広がるのと、 弱い個体が環境の変化に耐えられなかったせいかなと。 現状は相変わらず釣り人は多いし、 カモやカワセミ、サギなどの鳥たちは例年と変わらず暮らしているので、 失敗ということはなさそうです。 まだ判断は早計ですが、今のところ問題なしかな。 実際は、数年様子を見続けないとなんとも言えないでしょう。 それでも悪い環境を指をくわえて見ているより全然いい。 素直に評価したいです。 昨今のバカらしい政治に幻滅している中でも、 こうして地道に自然を戻す試みを続けている人がいると思えば、 少しは穏やかな気持ちになるというものです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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