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カテゴリ:映画を観たよ
渋谷のスクランブル交差点から物語が始まるゾンビ映画を観た。
○ストーリー 感染者を歩く死者に変えてしまうアンブレラ社の”Tウィルス”は,日本では渋谷に第一感染者が現れ,爆発的に広まった。それから数年後,アンブレラ社日本支部の地下要塞は侵入者を許してしまう。これはゾンビによるバイオハザードなのか? ”Tウィルス”と共生する女・アリスは,かつての仲間・クレアを救い出し,ロスへと戻ってきた。生き残りの人間たちと,生存者の船〈アルカディア号〉を目指すアリスたちだったが,そこで待っていたものは・・・ ------------ ミラ・ジョヴォヴィッチ主演の映画『バイオハザード』シリーズは,強く美しいヒロインたち,ミステリアスな展開,凶悪なゾンビとの死闘,という魅力で人気を博してきた。 とは言え,物語が発展していく過程でシリーズの質も変化してきた。原作のゲーム版では,主人公を変えることで異なる魅力も出せているようだが,映画版はハリウッド女優が主演をすることが看板となっているので,物語の舞台や雰囲気を変化させる方向を選んでいる。 ------------ この作品は明確に3つの部分に分かれている。 Aパートは,謎の武装集団によるアンブレラ社日本支部への攻撃が描かれる。このパートは,舞台は映画版『I』の地下研究所を思わせる。ただしアクション的には驚くほど派手で,今の流行の動きが多かった。 Bパートでは,ゾンビに包囲された刑務所からの脱出逃避行が描かれる。このパートは,映画版『II』のラクーン・シティからの逃避行を思わせる。 Cパートでは,〈アルカディア号〉内部の実験室を舞台にしたラスボスとの対決が描かれる。このパートは,映画版『III』同様に知性を持ったゾンビとの対決が再現されている。 このようにこれまでの映画版の”いいとこ取り”のような要素もあり,様々なシーンが楽しめる。反面,パートごとに映画の画面の雰囲気が大きく異なるので,きちんとまとまったイメージが出来ない。 ミステリアスな雰囲気も無くなってしまったし,アリスの無敵過ぎる部分をどう方向修正したいのかは,全く理解できなかった。 ------------ Aパートは派手過ぎて,あまり感心しなかったが,その分Bパートのクライマックスでの巨大な斧を振り回すゾンビに対してアリス&クレアが立ち向かうシーンは迫力があった。やはりアリス1人が強くても,あまり楽しくないということが分った。 Cパートのクライマックスは,それの発展形で,アリスがザコのゾンビ犬と戦っている間に,クレア&クリス兄妹がラスボスと戦い,最後には3人で協力して倒すという流れだ。 クレアは『ヒーローズ』でトレイシー役を演じているアリ・ラーター,クリスは『プリズン・ブレイク』でマイケル役を演じたウェントワース・ミラーが演じている。2人とも人気テレビシリーズでブレイクした俳優で,今後も映画で活躍してくれるといい。 ------------ 今回は3D映画ということで,主演のミラ・ジョヴォヴィッチの顔のアップは少なく,不自然なレタッチは気にならなかった。恒例のサービスショットは・・・無かった。 ミラがこのシリーズを主演するのは今回が最後らしいのだが,映画のラストではアンブレラ社に操られたジルがチラッと登場したりして,続編を製作する気持ちはあるようだ。 でも,うーん,もういいような気もする。 ------------ 渋谷のシーンの迫力ある少女は中島美嘉が演じている。ハリウッドデビューになるワケだ。 ビニール傘のデザインとか,ビミョーにヘンだと思っていたら,撮影はカナダで行ったとのこと。やっぱり。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.09.11 22:26:46
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