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2014.07.26
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カテゴリ:ばくばく冒険小説
〈化物語シリーズ〉の最終パートとなる「終物語」の第2部を読んだ。

○ストーリー
アララギ暦と仲間たちの物語が終焉へと向かう中,隠されていた逸話が語られる。夏休みが明ける時,暦は呼び出され,後輩の神原駿河と謎の鎧武者と戦うことになる。鎧武者の正体は?そして,それと暦の決闘を見届ける人々が最後に取る行動は?

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やはり来たか?・・・と言うか,かなり早々に発表されていたけど,前・後の2編とされていた「終物語」は,前中後の3部作となった。

なぜ,この中編が突然挿入されたのか?・・・たぶん理由は2つある。

1つは,この中編が正しくは最終シーズンではなく第2シーズンで語られるべきであった逸話を,拾い上げて補っている内容であるから。

もう1つは,このままでは前編に続き,忍野扇という新しいキャラクターで後編も終始してしまうことへの読者側からの違和感があり,それを緩和するために,これまでのヒロインである神原駿河と忍野忍をフィーチャーしたのだと思う。

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さてこの作品で,ヒロインの1人,伝説の吸血鬼・キスショットのかつてのカウンターパート,400年前に死んだはずの侍が蘇る。さらにそのことが,これまでのシリーズで語られてきた怪異のほとんどが,この存在が理由だったことが分かる。

ありがちとは言え,遅れてきた説明的な設定だ。これって,必要だったのかな?リアリティや整合性を求めているシリーズじゃないしなあ。

余計ないちゃつきと会話,寄り道や無駄話があるのは,いつもの通り,後半になり見えてくるのは,400年前の侍と主人公・アララギ暦の決闘だ。つまりキスショットのカウンターパート,第1号と第2号の決闘となるのだ。

単純に言えば,同じ立場,同じ能力同士の戦いとなるのだが,復活を遂げ,あっと言う間に特殊能力を取り戻し,生来の侍としての能力を持つ第1号に比べ,アララギ暦は特殊能力を失っており,もともとの能力であるただのダメダメ高校生というだけだ。

圧倒的に不利な状況・・・まあ,いつもだけど・・・の中,主人公が取った行動とは?でも大事なのは,行動じゃなくて,いろいろな登場人物の気持ちの再確認だったと思う。ふむふむしんみり。

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え?ここでこの物語?と言われていた「終物語」前編での,読者の不満を緩和し,これまでの物語の不足部分を語り,やや整合性に欠けていた部分を調整するのが,この中編の役目だと思う。

良くも悪くも,この作品を経て,これまでの〈化物語〉は収束を向かえる様相を見せる。まあ,タイミングは,いろいろずれている気はするけどね。












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Last updated  2014.07.27 19:24:58
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