カテゴリ:PCソフト、周辺機器、デジカメ、パーツ他
どうやらうちの開発部の方に、Socket AM2のAthlon64 x2のPCが導入されるらしい。
サーバじゃなくて開発用のワークステーションや業務用のデスクトップとして。 やっと、デスクトップ向けのソケットがSocket AM2一本に定まったので、ある意味今のIntelより検証は楽かも。 詳しい数はわからないけど、9月までに150台前後は新規にワークステーションが入るので、その何割かはAthlon64 X2 + nForce5x0ベースになるみたい。 実際に、何台入るかは今日メーカーから提供されたデモ(プロモーション)機の評価次第。 前のSocket940(/939)はサーバには導入してたみたいだけど、ユーザー認証やハードウェアキーに使ってるUSBデバイスがnForce系で不安定だったり、うちの会社と付き合いのあるメーカーがワークステーションにVIAやSiSを採用してなかったりと、今まで縁がなかった。 で、開発部に新しい環境がある程度まとまった数導入されるってことは、検証やってるうちの部署にも同じものが数台はいってくるって事なので、一応メーカーからデモ機(プロモーション用)が2台廻って来た。 ってわけで、1台はWindowsXP、もう一台はLinuxとβ版の次世代OSをインストールして使ってみた。 BIOSとかは今後変更される(製品版ではマザーが変わるかもしれない)らしいので、ベンチマークはとらなかったけど、やっぱり「Athlon64系特有のもっさり感」「マルチプロセッサベースPCでXP走らせたときのUIのもっさり感」のWもっさりでWindowsXPは、普段Pentium4(北森HT)使ってるといっそうもっさり感が際立つ(※)。まぁ、普通に使うには問題ないし、UIのもっさり感とは関係なく演算は速い。 (※Athlon64やマルチプロセッサのもっさり感は、WindowsXPの仕様みたいなものらしい。最適化してコンパイルしたLinuxや新しいOSではWindowsXPのようなもっさり感は無い) あと、メモリ周りの相性というか、2台のデモ機のメモリをあわせて1台に搭載(メモリの2コ1)したら、正常に動作しなかったのは…とちょっとアレだね、前もあったし。メモリコントローラがCPU側に内蔵してるので、マザーかBIOSの設計次第なところがあるので、自作派の人はSocket AM2の出始めのマザーは注意かな。 まっ、USB周りは実用上問題ないところまで来てるし、USBキーボードとかLo/Hi混合でもいけてるみたいだし、ネットワーク系もそこそこ信頼できるレベルまで来てる(※)気もするので、前に検討したときのnForce4系よりはだいぶまし。 (※少なくとも、サーバでなければ十分使える) でも、沢山デバイス繋いだUSB Hubごとブチって抜くと、しばらくだんまり…これもOSの仕様?いまさら、USBカード挿せってのもアレだし、BIOSかドライバで改善して欲しい。 あとは、勝手にオーバークロック系(※)をメーカーのBIOSで切ってくれれば仕事用としてはいい線いってると思う。 (※昔からAthlon系はどのメーカーも微妙にオーバークロックを意識しているのか、強引に相性問題解消しようとしているのか、定格以外で動かそうとすれば簡単に出来る仕様のマザーが多い。このため、信頼性を重視する業務では嫌われてる。つぅ~か、うちのサーバのOpteronもメーカーにクレーム入れるまで、ずっとメモリ電圧がカツ入れだったんだよなぁ。) … それにしても、新しい環境が増えるってことは、ダイレクトに仕事手順の増加に繋がるから、あまり歓迎したくない。 実際、Athlon64 x2以外にも、Intel CoreDuo/SoloやDual-Core Xeonとかはすでに導入決定してるみたいなのに。 開発の方で使う機器の選定(決定)権がないこっちまでプロモーション機が廻ってくるってことは、メーカー側はかなり本気っぽいので、なんかやだぁ、こんなつまらないことで残業(※)までしてるなんて。 (※プロモーション機の借りていられる期間が短いので、やることいっぱいある検証チームとしては、興味本位な人も含めて15人以上定時過ぎても残ってるし。) なんというか、AMD Virtualizationは環境ないので試せないけど、AMD64、NX機能、Cool'n'Quiet(CnQ)機能あたりは普通にやっても検証には相当時間かかるし。 … そうそう、プロモーション機を貸してくれてメーカーは、まだSocket AM2のPC未発表。マザーは チップセットはnForce590と570が各1台ずつ。マザーの違いによる速度差は、体感的にはない。多分、重いゲームやベンチ取ったら違うだろうけど。 CPUは両方とも通常版4800+だった。実製品は低消費電力版らしい。 また、通常版はSocket939版とCPU自体の消費電力はそれほど変化してないようだけど、nForce590はフルパフォーマンスだと、システム全体の消費電力がかなり大きくなるみたい。業務で使うには関係ないことだけど。 関連リンク ・(PC Watch)■多和田新也のニューアイテム診断室■DDR2対応のSocket AM2版Athlon 64 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006/06/01 10:06:24 AM
コメント(0) | コメントを書く
[PCソフト、周辺機器、デジカメ、パーツ他] カテゴリの最新記事
|
|