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本店にてSF小説「Belief of Phoenix」とボイスドラマのノベライズ版「桜ノ記憶」を公開中。
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クリアしてもうた( ´∀`)
2009/03/17
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カテゴリ:小説
特に通行証を持ち合わせていた訳でもなく、適当な物を捧げて入ったラビダンジョン。
今までと変わる事無く、出てくるスケルトンや骸骨オオカミを退けていく。
エルマが異変を感じたのは、2階のとある部屋でラグナスがネズミに刃を向けた時だった。
『待ってラグナス、あのネズミ様子が変よ!』
「変だって?どういう事だ?」
『あいつの周りに何か変なのがある・・・遠隔操作かな?』
「遠隔操作、ね・・・霊媒能力でも持っている奴なら出来るだろうけど、それがどうし・・・」
そこまで言いかけ、ラグナスはハッとなった。
「・・・待てよ、霊媒能力はあいつも持っているな。」
『確証は無いけど、多分・・・』
そこまでエルマが口にした次の瞬間、耳障りな音と共にラグナスの頭に痛みが走った。
思わず頭を抱えるラグナス。
「―――っ!?」
『ラグナス!?』
強烈な痛みが少し引いてきたところで、聞き覚えのある声が聞こえて来た。
―――聞こえますか?私は今ダンジョンの中にいます・・・多分、まだあの世界の中だと思います。
少し間をおいて、少女―――悠楽の声は続いた。
―――確証は無いのですが、このネズミに2枚の通行証を持たせました。一方をあのダンジョンで捧げれば、多分・・・お願いです、誰か・・・っ!
声はそこで途切れ、頭痛も治まった。
『ラグナス、大丈夫?』
「ああ、なんとかな・・・それより・・・」
ラグナスは未だ目の前にいるネズミを調べると、黒い紙切れを2枚見つけた。
この前の依頼で使ったあの通行証と結構似ている。
「やっぱりあったか。」
『ちょっと、これって・・・』
「悠楽の言っていた通りだ・・・こいつであのダンジョンに入るのか・・・」
『・・・良く分からないけど、ビンゴみたいね。』
「ああ、そうだな・・・そうと決まれば、早速殴り込ませて貰うとするか。」
通行証を仕舞い込むと、ラグナスは再び歩き出した。





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Last updated  2009/03/17 11:29:36 PM
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Comments

あとらんてぃか@ ぬるぽ ぬるぽあなたを愛してます
mkd5569@ Re:交差する刃(03/26) 夜のブログ更新おつかれさまです。 3月…
A†Z@ Re:え!?(01/13) なわけねーだろwww
びい@ え!? 口移し!?
Enigma@ Re:消え行く光(11/11) 安らかに眠れ・・・俺!!

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