カ~ンチ!
先日、嫁と「ディズニーのパズル 2000ピース」を作った。毎日3時間、1週間かけてミッキーたちは色付いていった。(皆同じ顔に見える)表情豊かなキャラクターたち。(怒りが込み上げるほど)細やかなグラデーション。鮮やかな絵は、徐々に形を成していった。そして、いよいよ最後のピースをはめ込む時が来た。この瞬間を待っていた。お互いニコニコした表情で相手を見つめる「最後のピースを早く出せ」と。しかし、お約束である。右上に描かれている、怖い顔のおじさん(キャラクターの名前がわからん)の顔の1ピースが無い。テーブルの下や、部屋の隅、隣の部屋まで探したが、やはり無い。怖い顔のおじさんは、額に風穴を開けたまま待っているというのに・・・。さんざん探して(比較的早めに)諦めた私たちは、仕方なく最後の仕上げ「糊付け」をした。最後の1ピースは、きっといつの日か、「カ~ンチ!」のポケットから出てくることを祈りながら。見事に完成した1999ピースのパズル(怖い顔のおじさんたち)は、現在、背後からじっと私を見つめている。