逆流性食道炎、整体で改善可能か。
現在、逆流性食道炎のお客様に何度か通っていただいております。この病気は、胃の入り口にある弁が緩くなり胃酸が逆流してしまいます。お客様によると、最初に比べて、だいぶ症状は改善されてきたそうです。施術をしていて最初思ったのは、右肩が上がってしまっている事でした。それにより胃の位置が傾き、胃酸がたまりやすくなっている様子。ですから、体をまっすぐに整えてやれば、症状の改善が期待できると予想しました。それである程度は、結果が出ましたが、まだ不十分でした。そこでさらに詳しく調べていくと、どうやら腹圧も大きな原因のようです。このお客様の場合、左の腹圧が異常に弱くなっていました。これにより、胃の左側だけが重力に負けて下がり、胃酸がたまりやすくなっていたのではと思います。ですから、腹圧を整えると症状はかなり改善された様子。腹圧というのは、体を内側から支えるおなかの圧力です。腹圧の低い方と言うのは、空気のぬけた風船をイメージしてもらうとわかりやすいと思います。姿勢は悪くなり、体の重みを筋肉で支えますので、ひどいコリや痛みの原因となります。強化するには、深い呼吸がおすすめです。おなかをさすってあげてもいいと思います。図は、体の正面から見た胃です。これの左側(向かって右になります)が下がることにより、胃酸が胃にたまりやすくなります。