呼吸がつらかったお客様
来店されたお客様の症状です。学生の方で、バスケの部活中に相手と接触したそうです。運悪く、首の上から相手に乗られるような形で転倒したとの事。その時は良かったのですが、あとから気分が悪くなったり呼吸が苦しくなったそうです。通常は、むち打ちや首の捻挫かと思いますが、このお客様の場合、そうではありませんでした。背中や肋骨の筋肉が防御反応で硬直し、肺が広がるのを妨げてしまっていました。これは、伸張反射という現象です。当ブログでも何度か紹介済みです。体を守るために、筋肉が固まるのです。ですから、また筋肉を伸び縮みするようにバランスを取ると呼吸は楽になりました。最初お電話で、経緯を聞き、このようなケースでも対応してくれますかと聞かれ、迷ったのですが受けて良かったです。普通は、むち打ちや首の捻挫と思われますので、整体では良くなりません。ですが、実際に姿勢を見たり、触診したり、お話を詳しく伺うと、可能性があると思いました。結果、お客様に楽になってもらえ良かったです。怪我と思われる場合、受けるか受けないか判断が難しいです。今回は、年末で病院も休みかと思い、少しでも緩和できればと思い、受けましたが、年末で無かったら断っていたかもしれません。勉強になりました。